2015-04-16

ジョリーで中1ショックへの備えはどこまで出来たか?

皆様、いろいろ教えて下さり、本当にありがとうございます。
おかげさまで子は中学生になり、先週は入学式と保護者会がありました。

子は制服も生徒手帳もない、とことん自由な学校に入りました。
入学式の時、「この学校は、日本が戦争に向かっていく時代、
教えられたことだけきちんとできる人を育てる学校が中心だった頃に、
自分の頭で考える子供を育てたいとの思いから出来た学校です」
との話がありました。
単なるのびのびではない、筋金入りの(?!)自由です。

保護者会で学年主任の先生から「自由」について説明がありました。
ディスレクシア・ジャーニー的に心に響く内容だったので、紹介します:
この学校の「自由」とは、自分らしくそこに存在するということ。
自分らしく在るなかで出てきた考えを、自分で信頼できるということ。
自分の考えを自分で信頼するには、
他者にありのままの自分を受け入れてもらう経験が不可欠。
なぜなら、人間とは他者とともに生きるものだから。 
教室には、さまざまな個性や考え方を持つ子がいる。
そんな異質な子たちが、互いに信頼しあうなかで、
議論しながら導いた知識は、一生忘れられないものになる。
そんな「異質の協働」が目標である。

(ノД`)ここでなら自己肯定感が育まれると思いたいです。


しかし!!!!
英語の教科書は、最初から字が読めることが前提かというくらい、
例外読みの単語がバンバン出てきます(校内自作の教科書です)
やはりそうきましたか・・・


~ ~ ~

前置きが長くなりましたが、
小5の夏休み終わりにジョリーフォニックスを始めてから
英語学習がどこまで進んだか、書いておきます。
長いですが、どなたかの参考になれば幸いです。

先に結論を申しますと、
実質1年強、ジョリーで英語の文字-音対応を勉強して、
中学英語の最初の1ヶ月分の貯金ができた

小6の夏休みから1月末までは国語と算数に集中していました。
なので以下は、小5の2・3学期、小6の1学期、小6の3月の学習成果です。
受験がなかったらもうちょっと貯金ができたと思うのですが、仕方がないですね、、

☆  ☆  ☆

 ジョリーのかなめである、基本の42の音文字対応は、
小5の2学期で、ひととおり終わらせることができました。
(非ディスレクシアならもっと早いと思います。まあこんなものでしょう)
使ったものは、エクストラの本とペン、フラッシュカード、ホワイトボードです。
うちは使ってませんが、iPhone用アプリも役に立つと思います。


音と文字の対応を教えたこと(シンセティック・フォニックス)は、
ディスレクシアにとって非常に、非常~に効果があると断言できます。
他の方法では入らなかったものがこれなら入った」というのもそうですし、
今後も困難が続く英語学習を、少し進めやすくする土台ができました。

そんななかでもジョリーは、相当ディスレクシア・フレンドリーである
ことも実感してます。

例えば、ジョリーの特徴のひとつであるアクション
今は、読み間違えたりしたとき「この音だよ」と伝えたい時に使います。
字を示すよりも、ディスレクシア的には分かりやすいです。

ダイグラフ(2文字で1音)を早くに教えるのも、良いことだと感じます。
ただし、子音はOKですが、母音は半分程度しか定着していません。


ジョリー学習中は、それなりに正しい発音にもこだわりました※。
さる方から指摘を受けてのことでしたが、そうしてよかったと思います。
ここがいいかげんだと、あとあと似た音の字を混同する気がします。
(※「まるでネイティブ」ではなく、aとu、lとrなどが弁別される程度に)

~ ~ ~

小5の3学期は、
二重母音の定着がいまいちなのを承知の上で、赤い本に進みました。
この時点で、まだ書く練習はほぼ全くしていません。


赤い本は、読めたというより、暗記したという感じかも・・・
英語のリズムと単語が入ったかな、という感じです。
あと、theやinto、beやweなどのtricky wordsは、このときに多少覚えました。

今見ると、この本はフォニックスのルール通りの単語をできるだけ使うようにしているので、かなりディスレクシア・フレンドリーだと思いますが、当時は「普段英語で生活していない子が、いきなりこの本に進むのは、ちょっとハードルが高いかな・・・」と思ったりもしました。
後に書くBBカードを先にはさんでも、いいかもしれません。

この頃は、自分の手で字を書いてもらう代わりに、フラッシュカードや字のマグネットでスペルしてもらう練習を、よくやりました。


小6になったら、週1回程度、文字を書いてもらいました。



文字を書くのは、それまでの学習よりも、段違いに苦しい作業です。
1回10分がせいぜいです。

絵を見て英単語を言う、音を聞いて絵を選ぶことはできますが、
音を聞いて字を書かせる(ディクテーション)は、かなり大変でした。
これは今でもそうです。

ブレンディング、セグメンティングとも、この時点ではまだまだでした。



・夏休みには、行の中に字を書くことにも挑戦しました。

1行書くたびに、ぐったりしていました。

~ ~ ~

小6の2月下旬、半年ぶりに英語を再開。

ブランクにもかかわらず、ジョリーの音文字対応は忘れていませんでした。


ディスレクシアは、prosody(語やフレーズのリズム)は分かるが
phoneme(音素)の認識が弱いとの指摘がありました
ならば語のフレーズやリズムから音韻認識に攻め込んでみようと思い、
村上加代子先生のブログで紹介されていたBBカードに取り組みました。

BBカード


BBカードは、「Betty Botter bought some butter」のような、
特定の音がたくさん入った(上の場合はb)
リズミカルな暗誦用フレーズ、64枚から構成されています。
これを1日1枚暗記することにしました。

このカードは、子供に合わせてさまざまな使い方ができます。
ジョリーのBook 1の次のステップ(赤い本に行く前か同時に)お勧めです。


うちの場合、このカードは、英語のリズムを体得することと、
基本的なブレンディングができるようになることを、目標にしました。

うちの進め方は・・・

0)これまで覚えたフレーズの復習。フラッシュカードのようにカードを使う。

1) 新しいカードに進む。
初見で、カードに書かれたいくつかの単語(フォニックスの規則通りのもの)をこちらが指し、読んでもらう。

2)フレーズ全体を読む。
できれば自力で初見で読ませたいのですが、できないので、
こちらが読み上げるのを、まねしてもらいます。
この段階で、意味も教えます。

1回目は、リズムは大変良いですが、細部はぼんやりしか言えません。
(上のフレーズなら、「べったべったべったべった」。)

それを、バランスボールで跳ねたり、ラップ調の動きを加えたり、
「せっせっせ~のよいよいよい」の動きに合わせたり、
早口遅口、芝居がかった口調をとりまぜたり、(全部大まじめです)
50~70回くらい言って、細部をだんだん詰めていきます。

3)完全に暗誦できたら、その日はおしまい。
たいていは、途中休憩を入れて10分言い続ければ細部まで言えるようになり、
一晩寝れば完全に定着します。

日常会話の流れのなかで、時々抜き打ちテストします(笑)。



BBカードは、フォニックスのルール通りの単語が中心であるのに加え、
フレーズがリズム良く作られているのが、ディスレクシアに優しいです。
絵札やCDもあるので、上の方法以外のいろんな使い方ができそうです。


英語のフレーズはすべてが拍に乗っている」というのは
昨年の冬、山下先生のJolly Musicのセミナーで学んだことでした。

たしかに、すべての英語のフレーズは拍に乗っています!
theやaは拍の前の16分音符のようなリズムで言わないと、通じません。

こうした英語のリズムは、
日本の英語教育が通じる英語のために欠いているミッシングリンクだと思います。

でも、ディスレクシア的には、ミッシングリンクだからという以上に、
リズムを使ってはじめてフレーズが暗記できるから・・・という、
切実な理由があります。


また、「全体から細部へ」のアプローチを好むディスレクシアにとっては、
学校で文法が出てくる前にある程度のフレーズが入っていれば、
細かい文法を理解する助けになるのでは・・・という目論見があります。

この予想が当たっているかどうかは、今後見ていきたいです。

リズムを意識しながら、半分弱ほどのカードを覚えたところで、
中学入学になりました。

~ ~ ~

初めて英語の授業の前日、「英語の字を書いてごらん」と言ってみました。
すると、小3以来教えていないはずのアルファベットを、大文字で書きました!

ジョリーを始めてからは、教えに従いアルファベット順は封印していましたし、
大文字もまだ教えていなかったのですが。。
(ただし、アルファベットの歌は小3でyoutubeを見て耳で覚えました)


小文字の i が出てこない

「どこで覚えたの?」と聞くと「ゲーム、キーボード、セカオワでいつの間に」。
この子に限って、字の分野で「いつの間に」があるとは・・・(T T)

子は、妖怪ウォッチのコードを書き換えることに一時はまっていて、
改造コードを書きたい一心でキーボードとアルファベットを覚えたようです。
よく分からないですが、妖怪ウォッチとセカオワにお礼が言いたいです(笑)


小3でローマ字が出てきた時は、L・M・Nがどうしても覚えられず、
そこから先が崩壊していました。
それを思うと、アルファベットが書けるようになるまで1年以上かかった
といっても過言ではありません。

もう一つ、大きく進歩したのが、ブレンディングです。
1ヶ月前はいまいちでしたが、教科書を使って試したところ、
1音節でフォニックスのルール通りの語なら、言うことも書くこともできます。
ジョリーを土台にして、BBカードで練習したのが、よかったようです。


例外的なもの、3音節以上になると、あやしいです。
少し書くと、胸をかきむしってもだえ苦しんでます。
あと、bとdは7割以上の確率で、いまも間違えます

~ ~ ~

ここまでで分かった、ディスレクシア的英語学習の第一歩の軌跡:

・ ディスレクシアが英語の音-文字対応を習得するのは、
非ディスレクシアよりはるかに時間がかかる(10倍は見ていいかと)

・ でも、スモールステップで、毎日短時間のポジティブな反復を続ければ、
ディスレクシアでも読めるようになる

・ 好きなことができると、それを読みたいというモチベーションで習得できる

・ 意外なところを短期間でクリアしたり、逆に足踏みしたりする



おそらくここから先は、学校のテキストの予習と反復・反復・反復・反復・・・
になるだろうと思います。
いよいよ中1ショックを迎え撃つ時がやってまいりました!!

2015-04-15

聴覚過敏対策その2:トマティス

聴覚過敏対策として、(1)でノイズキャンセリングヘッドホンを紹介しました。
わたくしが実体験からお勧めできる聴覚過敏対策は、トマティスです。

私は子供とともに、昨年の夏にトマティスの聴覚トレーニングを受けました。
その影響が、少なくとも私にとってはあまりに大きくて、
逆になかなか書けずにいました。
良い機会なので、まとめてみました。



「トマティスのトレーニング」とは、特殊加工した音楽を聴くことで聴く力を整え、
それによってディスレクシアや発達障害を改善するプログラムです。
詳しくはこちら→

(以下の記事は、リンク先とは何ら関係のない、もじこの個人的意見です)


聴く力を整えることでなんでディスレクシアが?って感じですよね。
「聴く」と「読む」ひいては「書く」がつながっていると考えるのがトマティスです。

機器を借りてきて、特殊なヘッドホンを使って家で聴きます。
1回2時間×15回を2セット。
うちでは昨年の夏、子供と私が一日交代で、夜寝るときに聴きました。
子供は平気でしたが、私はけっこう寝不足になる感じがありました。


私はこれを受けて、
体幹ができた
4日目くらいに、それまでずっとできなかったヨガの「ボートのポーズ」が
できるようになりました。
体幹ができたのです!これはうれしい変化でした。

そして、
自分の声を落ち着いて聞けるようになった。

どうやら、トマティスによって聴く力を整えると、
自分の声がよく聞こえる(というか客観的に聞こえる)ようになるのです。

そうすると、あわあわしなくなるし、会話の間(ま)が怖くなくなるので
授業でもだいぶ落ち着いて話せるようになりましたし
1対1でも、相手の話を落ち着いて聞いてから、返せるようになりました。

このあたりは私のADHD的気質の改善に大きく効いたと感じてます。
以前は、相手の話に割り込んで話の腰を折ってしまったり、
生徒に言わせるべき答えを自分が言っちゃったりして、
「ああまたやっちゃった・・・」と自己嫌悪に陥ることが多かったのですが。
トマティス後、一番変わったのは、それが(ほぼ)皆無になったことです。

また、自分の声が客観的に聴けるようになると、
もっと届く声にするにはどうしたらいいだろうと考えるようにもなりましたし、
自分の発音が舌足らずなことも、自分で聴いていて分かるようになりました。
(それで、今週から歯列矯正をすることにしました(!!))

とにかく、60時間のコースを受けただけで、
その後もずっと、変化が変化を呼ぶ感じなのです。

子供はといえば、本人は明確な効果を自覚していないのですが、
その後、視写や計算などを比較的スムーズに進めることができたので、
おそらく効果はあったと思います。


私の実感としては、トマティスは聴く力を整える効果があるので、
聴覚過敏の人、特定の周波数が聞こえない自覚のある人、
そして落ち着きがない人(落ち着いて人の話が聞けない人)は、
特に変化を自覚しやすいと思います。
お値段は張りますが、かなり奥深いところから変わります。

☆  ☆  ☆

トマティスを初めて知ったのは、
私が教えている通訳翻訳者養成学校で行われた
トマティスの講師による発音改善講座がきっかけでした→

米語・英語・日本語のパスバンド(周波数帯)の違いに着目し、
日本語になく英語・米語だけにある周波数のヒアリング力を高めることで、
スピーキング力も高まる、という内容です。
私はこのときは受けなかったのですが、
知り合いで何人か、これを試してリスニング力や発音が良くなったと言っている人がいます。


その後、トマティスは発達障害にも効くと知り、
まず2時間の入門講座に行ってきました→
(そこでの話はいろいろ衝撃的だったのですが、また別の機会に)

そこで買った「耳と聲」という、トマティスの思想をまとめた小冊子の内容が
私が翻訳者として思うことや、ヨガで言われていることと重なる部分が多く
とても腑に落ちたので(一部の内容をこちらで読めます→
これがディスレクシアに効くと言っているのは正しいに違いない、
と思って、トマティス発達障害コースを親子で試したのでした。

☆  ☆  ☆

ところで、「トマティス」とは、発達障害や発音に効く聴覚改善アプローチの名称であると同時に、そのアプローチの開発者であるフランス人、アルフレッド・A・トマティス博士の名前でもあります。

トマティス博士はこのメソッドを、まず声楽者用に編み出したようですが、
早くからディスレクシアにも関心があり、
その名も「Education and Dyslexia」(教育とディスレクシア)という本も書いています。

これがなんと1972年刊!だのに、哲学書っぽいこともあり、
その内容は今も古さを感じさせません。
(裏を返せば、ディスレクシアとはそれだけ分かりにくいものなのでしょう)
邦訳はなく、英語版も絶版で、アメリカのアマゾンで中古で手に入れました。

この本が全貌がつかめない奥深さでして・・・
まだ途中までしか読んでいないのですが、気になった部分を訳してみます:



p16
ディスレクシアという状態は、文字が初めて登場して以来存在していたし、おそらく文字が登場する前から存在していたことは疑いない。それどころか、我々が現在知っている通り、ディスレクシアは文字によって引き起こされるのではなく、文字によって浮き彫りにされるに過ぎないのだ。

p56
本書の関心は、「ディスレクシア」という名称で知られるに至ったものが聞きの障害だという点にある。

p59
古来、ラテン語のlegereは「収穫する」「耳から集める」を意味したが、そこから発展して「読む」ことのみを意味するようになっても「声に出して読む、音読する」という意味合いを持っていた。ギリシャ語のlexisは「話す」を意味することから、duslectos(ディスレクシア)は「話すことの障害」という意味であることがよりくっきりと明らかにされる。・・・古来、「読む」という行為は、パピルスを膝に置いた読み手が、その人を取り囲む聞き手たちの耳を、ことばで満たす行為だったのだ。lecture(講義)という語に、このイメージは忠実に残っている。

→トマティス博士は、「読む」=「文字を音にして理解する」ことだと、しつこく主張します。
誰かに読み聞かせしてもらう場合も(朗読)、
自分のために声に出して読む場合も(音読)、
そして、黙ってひとりで読む場合も(黙読)、
文字は必ず音に転換されなければ理解出来ないのです
そして、文字を見ても脳内で音を鳴らすことができない
(または遅い)のが、ディスレクシアなのです。
ただし、トマティスは言っていませんが…  
漢字は世界でもまれな、「音にしなくても理解出来る文字」です。
そのことが、日本では隠れディスレクシアを多く生んでいます。 
また、ディスレクシアのタイプはいろいろでしょう。
ここに来られる人の話を総合すると、
音声言語はそれはそれで分かるが、文字を見ても「?」という人がいる一方、視覚的記憶力が非常に優れていて、絵として字を理解しようとするが、それを音にはできないというディスレクシアもいるようです。


p75
つまりディスレクシアとは、「書き言葉をめぐるハンディキャップを抱えた人」というにはとどまらない。むろん主訴はそうだが。むしろ、laterality(耳に由来する左右の感覚?)と聴く力が十分に構造化されていない人でもあるのだ。この一方または両方が欠落していると、子供は読むという行為を簡単にこなせなくなる。

→lateralityはトマティス理論のキーワードのようですが、
いまいち何のことか腑に落ちていません。
でも、当ブログに寄せられるディスレクシア感覚から考えるに、
左右の感覚と関係している気がします。 
左右感覚が欠落しているのがディスレクシアであり、
また、トマティスメソッドは左右感覚を整えるものなのだろうと思います。

私の中でトマティスの影響はまだまだ続いています! 

聴覚過敏対策その1:ノイズキャンセリングヘッドホン

rinaさんのコメント→に、メールでコメントを頂きました。
ありがとうございます!


~~~

4月10日のもじこさんのブログにrinaさんがコメントされたものを拝見しまして、共感する部分がありました。
ブログの方にコメントさせて頂くかどうか迷いましたが、うまくまとめられず、
怪しい商品説明のようになってしまいましたので、こちらに記載させて頂きます。
もしよろしければ、こんな情報もある、ということで、役立ちそうな部分をrinaさんにお伝え頂ければ、と思います。

もじこさんも既にアドバイスされているかもしれませんが、
聴覚過敏にはノイズキャンセルヘッドホン、ノイズキャンセルイヤホン等を使って、物理的に音をシャットダウンする対応策もあります。


特定の波長のみをカットするので、人の声は聞こえます。
波長によってはカットされない音もありますが、私の経験上では、低周波、高周波の雑音がカットされるだけでもかなり楽になります。

私にも聴覚過敏があるようで、雑踏の中で待ち合わせなどすると心拍数が上がり、苦しくなることがあります
rinaさんの言う、その場にいることが辛い、と言う状態です)。
そういった時でも、ノイズキャンセルイヤホンを使用すると、次第に落ち着いてきます。
私はBOSEのノイズキャンセルイヤホンを使用しています。
ヘッドホンのように見た目が大げさではないので気に入っています
以前は電車通勤後に毎朝頭痛がしていましたが、こちらを通勤時に使うようになってからは頭痛の頻度が劇的に減りました。



また、娘のディスレクシア仲間(小中学生)には程度の差はありますが聴覚過敏の子が多く、
日常的にノイズキャンセルヘッドホンを使用している子も複数います。
ノイズキャンセルヘッドホンを使用することで教室内に入れるようになり、
授業をみんなと一緒に受けられるようになった子もいます。
以前娘は学校に許可をもらい、ノイズキャンセルヘッドホンを授業中に使用させて頂いていました。
(以前よりも聴覚過敏が低減したのか、最近はあまり使用していないようです。)
低音だけのカットでよければ、4000円ほどの商品(キングジム デジタル耳栓)もあります。
アマゾンのレビューには、聴覚過敏で使用した方の感想なども書いてありました。
もし、大学での授業中などにノイズキャンセルヘッドホン・イヤホン等を使用したい際には、
予め保健室や学生支援室?(大学によって呼び名は違うかもしれませんが、学生をサポートする部署があると思います)
の先生に現状での困難さと使用の許可について相談し、
授業を受ける科目の先生方に周知してもらうと言った手順を踏むと、スムーズに理解が進むのでは、と思います。

rinaさんのコメントを読んで、辛さ、困難さが伝わってきました。
少しでもお役に立てれば、と思います。



☆  ☆  ☆

以上です~。ありがとうございます!


子供の小学校の運動会で、
耳をふさいで泣きながら「殺してやる~!」と悪態をついていた
特別支援クラスの子がいたのを思い出しました。
その言葉の激しさに、周りの子たちも見て見ぬふりをしていましたが
今思えば、あれは聴覚過敏でしたね、、運動会はさぞつらかったことでしょう。
「これ使いなよ」とデジタル耳栓を出せる大人になりたいと思いました(ノД`)