2015-08-04

7/26のセミナー、来場御礼

さる7/26に、ディスレクシア英語学習法に関するセミナー「読み書きに困難をもつ子の英語学習法~ジョリーフォニックスと”その先”~」を、山下先生と行いました。
お越し下さった方、情報提供を下さった方をはじめ、関心を寄せて下さった皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございます。

LDの親、さらにはLDの子にかかわる塾や課外活動の教師の方とお話することができ、こちらも新たな気づきをたくさん得ることができました。
今後、当ブログで還元していきたいと思っています。

首都圏はもちろん、静岡や名古屋、関西、さらには東北からもお越し頂きました。
「自分と似た境遇の方に多く出会えて良かった」との声もたくさん頂きました。
"LD児の指導に悩む、熱心な親や教師"という方々が一堂に会し、最もありがたく思ったのは私自身かもしれません。


ところで業務連絡を失礼します:

最後(かその前)に質問された方に、終了後、直接お声をかけて下さり、「子供のうちにテストしておいたほうがいいのもあるから、東京にこれるなら病院教えてあげれるよ?」という親切な申し出を下さった方、これをご覧でしたらもじこまでご一報頂けると幸いです。
その方から「その場では突然のことで何も言えなかったが、続きの話をぜひお願いしたい」とのご連絡を頂いています。
どうぞよろしくお願いいたします。→解決しました!ありがとうございます。 

☆  ☆  ☆

当日頂いたフィードバックやご意見に、お答えします。

Q モチベーションを高めることの重要性、英語を学ぶことの意味・全体像・将来像を常に示すことの重要性が、よくわかった。

もじこが最も力説したかったメッセージを受け取って下さり、嬉しいです。
「実はそれは、どんな子にとっても必要なことだ」との感想も頂きました。
その通りです!



Q「いちごのショートケーキ」は何のために使うものか?

※当日は、笠野紺さんを実験台に、いちごのショートケーキ→の実演を行いました。紺さん、ありがとうございましたm(_ _)m

質問にお答えしますと、「いちごのショートケーキ」は、
「Davis式ディスレクシア矯正プログラム」において、
ディスレクシアの原因である「方向感覚の混乱」を抑えるためのもの、と言われています。

紺さんは、「ディスレクシアならではの映像思考をまずは確認して、
その後それを固定するってことですよね?」とまとめて下さいました。
はい、その通りだと思います。



Q『ここにいちごのショートケーキが見えますか?』と言われても見えません。

それは「あなたは映像思考型ではない、つまりディスレクシアではありませんね」ということかと∑( ̄0 ̄;
(ディスレクシアは絵で考える、つまり映像思考型だと言われています)



Q 中1ショックを少しでも軽くするため、ジョリーを家庭で試してみようと思うが、自分もそんなに英語ができないのに教えられるか?

私も子供と試したときは、abcを教えるのは初めてだったので、ほんとに試行錯誤状態でした。

もじこの個人的意見ですが、
「××にとって一番いい勉強法を一緒に探そう。お母さんも(先生も)頑張るから」
という姿勢を示し、かつ、試行錯誤している姿勢をちゃんと見せれば、
生徒というものはついてくると思います。
山下先生のセミナーで勉強したり、教材の予習をしたりするなど、それなりの努力は必要だと思いますが、そこをきちんとすれば、基本の42の音文字対応を教えるというディスレクシア的に最初の大きな難関は教えられると思います。



Q それをするには、ジョリーの教材のうち、何を買ったらいいか?

山下先生とも話した結果、ディスレクシアには以下をお勧めします:

1)
Jolly Phonics Extra: (British English in Print Letters)

こちらは、トーキングペンが画期的ですが、4万円弱します。

値段がハードル、または教材を使い切る自信がない場合は

2)
Finger Phonics Book(全7巻に分かれています)アプリ



・アプリはiPhone/iPad用のみ。iTunes StoreのAppから「jolly phonics」で検索。
アンドロイドは未発売。

こちらだと、全部買ったとしても1万円以内で済みます。

アプリは発売からまだ1年ほどと、ジョリーの教材では最も新しいもののひとつですが、中1ショックを受けた方から、非常に効果的だったという声が届いています。
(中1の中間でショックを受けるも、ジョリーのアプリで音文字対応を覚えたところ、英語学習が軌道に乗り、中2で英検3級に合格したという、広汎性発達障害の診断を受けている方からの報告を頂きました。素晴らしいです!)



Q セミナーで習った学習方法を試したいが、学校で書かせる宿題が多すぎる。どうすればいいか。

当日、なんとも切れ味の悪い答えをしてしまった質問です。
セミナー終了後、ある方から「『この子は書くのが苦手なので、宿題はやりません』と言えばいいと思う」との指摘を頂きました。
それで思い出したのですが、道村先生も、道村式漢字カードの取り組み方として「学校の先生には『この子の漢字学習を少しの間、家庭に任せてほしい』と言うべき」と言っておられました。

中学だと内申があるので、学校の課題を完全放棄するのは難しいかもしれませんが、「別の学習方法で頑張ってみたいので、少しの間(→具体的な期間を入れる)こちらに任せてもらえないか」と言うのは一つの方法かもしれません。



Q ADHDも入っているらしいうちの子は、座って勉強ができません。。

なにも、勉強は机以外ではダメというものではありません。

思い起こせば私も、高校生の頃は集中力が5分と持ちませんでした。
5分ごとに勉強する教科を変えてもいましたが、場所を変えるのも一案です。
大学受験生の頃は、ベッドに寝転がって(暗記物は基本的にこれ)/駅のベンチに座って(これがなぜかはかどる)/山手線を何周もしながら(地元横浜からわざわざ遠征してました)/授業中の内職…など、机以外の場所で勉強をたくさんしました。いまもがっつり読みたいときは電車に乗ります(笑)。
うちの子はADHDではありませんが、冬はホットカーペットで寝転がって勉強したり、バランスボールの上で勉強したりしています。



Q もじこは小中学生は教えないんですか。

なんと過分なご用命。ありがとうございます。
ただ、、まだ1名(自分の子)しか見ていないので、プロとして教えるのは時期尚早かなと思っています。
この1名がそれなりのレベルに到達したら、そのときにはもじこ塾(仮称)立ち上げの時期なのかなと考えています。

大学受験生のディスレクシアにつきましては、それなりに実績もありますので、個別指導を承れます。

また、需要があるかわからないのですが、中1ショック対処の指導方法を、サークルのような形でシェアすることは可能かなと思っています(中央線沿線で)。
もし主催して下さる方がいたらお知らせ下さい。

☆  ☆  ☆

今後当ブログは、告知モードを終了し、上にある通り「ディスレクシアについて、調べて分かったこと/実践したこと/英語から訳した文章をアップしていく」に戻る予定です。
皆様、いつもお越し下さり、ありがとうございます!

19 件のコメント:

  1. もじこさん,しばらくブログがアップされなかったので,どうなさったかなと思っておりました。これだけの簡潔明瞭なまとめのためには時間が必要だったのですね。

    「学校で書かせる宿題が多すぎる。どうすればいいか。」については,もんきちも同様の悩みを抱えています。書いたって「きたない!,読めない!」と言われます。
    ただし,来年4月からは「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が施行されます。「合理的配慮」をしなければ,差別にあたるようになりました。取り出し学級の面談で文字を書くのが遅い点について話しました。学校側がいろいろおっしゃるので「来年からは「合理的配慮」が求められますよね」と話したら,あちらのトーンがちょっと変わりました。
    配慮の観点(案)が以下のHPに掲載されています。
    http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/046/siryo/attach/1314384.htm
    質問者の方は観点別評価を念頭においての質問だと思います。「合理的配慮」と観点別評価との関係は今後考えていかなくてはならない問題だと思いました。

    もう一つ。このような子どもたちに対しては家庭でのバックアップが欠かせません。私たちも疲れを感じるときがありますよね。そのようなときには,スクールカウンセラーさんに相談し,記録を取ってもらうといいらしいのです。

    だらだら書いただけのコメントになってしましました。ごめんなさい。

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  2. もじこ様

    フィードバック、情報の共有頂きありがとうございます。

    >モチベーションを高めることの重要性、英語を学ぶことの意味・全体像・>将来像を常に示すことの重要性が、よくわかった。

    について、具体的にはどんなお話があったのでしょうか?

    小中学生にモチベーションを高める為にどのような働きかけの手段があるのか
    気になります。

    もじこ塾、期待しています!

    今後も情報楽しみにしております。



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  3. お久しぶりです! セミナー、お疲れ様でした……!
    ブログ、とても参考になりました。すごく興味深く読ませていただきました。(行きたかったです……!)
    もじこ塾、素敵ですね。うちの娘も、夏休みの宿題に四苦八苦しています……まあまあできるはずの算数でも、計算スペースが小さいなどの理由で、おどろくほど正答率が低下するみたいです。(80点から0点まですとんと落ちる)。うーむ、なるほど、と思いながら見ています。
    漢字カードも低学年からぼちぼち進めておりますが、なんの相性なのか、形が簡単でも、ふしぎと覚えられない漢字というのがあるのですね……。でも、漢字カードで勉強すると、本人が、自分の習熟度を把握できるので、(これだけのカードのうちこれだけ書けなかった、というように)、分からない字を一つずつつぶしていこうという気持ちが、少しずつ出てきたようです。文字の書き方を、ぶつぶつ言いながらも暗唱しています。
    なにより、無理に書かせなくてもいいんだわ~、と思うと、横で叱咤しているわたし自身が精神的にすごく楽で(笑)、とてもありがたいです。

    実は、関東在住の英語好きの母が、わたしのかわりに、ジョリーフォニックスのセミナーに行ってくれることになりました。わたしの話からフォニックスに興味を持ったようで、昔はあいまいなまま暗記させられていたことが、今はこんなふうに教えてもらえるのね~、と感心していました。母が教わり、その母からわたしが話を聞く形で、ちょっと勉強してみようと思います。

    ともかく、セミナーお疲れ様でした! 今後の記事も、楽しみに待たせていただきます(^^)。
    暑いですので、どうぞお体にお気をつけて!

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  4. taki-irukazawa2015年8月6日 22:23

    素晴らしいセミナーを有り難うございました。
    懇親会まで残れず残念でしたが、参加者の方皆さん熱心で行動力もあり、自分なんかとても苦労&努力してい るうちにカウントされないな、と感じた一日でした。
    さて、中学の宿題、大変です。
    何名もの方がおっしゃるように、回答蘭が小さい。特にがネックですね。
    しかも本人があまり目立つ方法をとりたくないというので、今年は本人と相談の結果、ものによっては、一旦拡大コピー→回答書き込み→縮小コピーして元のサイズで提出する予定です。
    勿論、事前に現物を学校に持参してお許しを得てからです
    (得られなくても、それ以上の方法がないので強行しますが(^^;)
    とにかかく、文字のoutputが言語の種類関係なくNGなので、提出物と聞くだけで身の毛がよだちます…

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  5. taki-irukazawaさん 拡大は一番手軽な方法です。学校にお話しするときには,「あちこちで実践のある方法です」とお話しください。少なくても中野区ではやっています。もんきちの中学校でも拡大答案は認めてくれそうです。

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  6. みなさま、ありがとうございます。
    週明けに順次お返事いたします。
    引き続きご歓談くださいませ。

    #最初は大きく書いて、だんだん小さくしていくのは、効果的なスモールステップのひとつのようですね。

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  7. バーバモジャ2015年8月11日 9:55

    セミナーの記事、ありがとうございます。

    Q モチベーションを高めることの重要性、英語を学ぶことの意味・全体像・将来像を常に示すことの重要性が、よくわかった。

    このような姿勢で話が進むことが素晴らしいし、画期的だと感じます。

    ディスレクシアの子に対して、対処法がわからないのが最大の原因だとは思いますが、
    読み書き(英語、日本語ともに、でも、特に英語)は障害だから諦めよう、というような言い方をする専門家や教師が多く、これではモチベーションが上がるどころか、下がりっぱなしですね。

    経験上、ディスレクシアの子も適切な学習をコツコツすればabcも習得できますし、英語も読めるようになります。やる気を失わないように、理解し、応援してやることは一番重要なことだと私も思います。

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  8. 皆様、ありがとうございます。

    ・LDの親は、合理的配慮について、ちゃんと知っておいたほうがよさそうですね。
    うちは公立じゃない分かってもらえないかも、、とつい腰が引けてしまうのですが、公立私立は関係ないのでしょうね。頑張ります。

    ・小中学生の英語学習のモチベーションの高め方
    確かに難しいですよね、、うちの場合は「漢字よりも英語のほうがもっと大変なんだって。でも今から少しずつやっておけばちゃんと読めるようになるらしいよ」と率直に言っていました。

    また、実際に外国人と会話する場面を作ってあげて、通じる楽しさを味わわせてあげたら(ディスレクシアは、会話は得意です)、それがモチベーションになると思います。
    数日間の観光旅行でもいいので、一度海外に連れ出すのも一案かと。


    ・自分の苦労はものの数のうちには入らない
    ここに反応するのもどうかと思うんですが(^^;)、ディスレクシア・ジャーニーにおいて苦労の多さ少なさは人と比べるものではないと思うんです。うまく言えないですが。ディスレクシアの本人も親も、みんな苦労していると思いますし、自由になりつつあるとも思います。
    (ただ、貧困やDVと発達障害が一緒になった場合となると、苦労は並大抵ではないと思います。そんなことを考えさせられたセミナーでもありました)


    ・「障害だから諦めなさい」と言う専門家が多い
    ほんっとそうなんですよ~~、最近もそういう発言を見かけて悲しくなっていたところです。それって専門家の方から言っちゃいけないことですよね。

    バーバモジャさん、思えば一番最初に、「診断は医師しか下せない」そして「ディスレクシアの子に教えるときは、その子の将来の姿を見ることが大事」とおっしゃいましたね。その言葉の意味を理解しようと模索した3年間だった気がします、、
    今の理解では、「ディスレクシア」という診断名は医師しか告げられないけど、教える者として「ディスレクシア」という言葉を使わずにできる対策はいくらでもある、その際に、その子の将来の姿を見ることが大事だということですよね?!
    セミナーでも「将来像」はしっかり強調させて頂きました。
    ほんとに深いです!!

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  9. 「できないはずはない!」の理屈で進める大人には、その手の説得をまず諦めてほしいんで、専門家の「諦めるしかない」も一部有効と思います。(できないはずはない、の心意気や気持ちで付き合ってくれるのなら私は大歓迎なんです。理屈や理由にされると逃げ場がなくなるからやめてくれ、という感覚、というか…)

    うーーん…「諦め」の部分に関して、複雑で独特でいろいろ混じった濃霧のような感情に包まれるんで、言葉にすること自体、私も困っているのですが「本人に向けた説得には厳しい」とは思います。
    自覚した人間が自分で使う分には全然いいと思うんですけど、自他の領域を意識できてれば、惑わず済むとは思います。

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  10. 微妙な空気にさせるコメントで、何だかすみません…。
    その専門家が主治医ってことなら、セミナーで感じた空気とは不釣り合いで、無粋だなとは感じます。
    ただこちらのブログのコメント欄でも「すぐに実践できる方法」を求める姿も多いため、もし同じような姿を医者に見せてるとなると…。
    私の主治医は大人の発達障害もみる医者ですが、学習障害に関しては自分で探してあたれと言われました。方法を問われたらそう返すのは当然の姿とも言える気がして(自分としては、いい加減で下手な助言よりは真っ当だと思ってます)、自分は方法よりも、特性ゆえの弱音を吐ける場所のがほしいと思う場面ばかりです。
    コスモ君の受験話でも、洗いざらい自分を吐き出すようなエピソードがありましたが…それ、もっと重視されたらいいのにと思ってます。当事者だけじゃなく、親御さん自身にも。
    自分もまだまだ模索の最中です。一緒に悩める仲間をようやく見つけた安心感というか、ついつい記事を眺めては安心をもらっています。

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  11. お返事が遅くなり申し訳ありませんm(-_-)m
    全然微妙な空気になっていませんので、ご安心を。

    患者(生徒)への"助言"をその人をちゃんと見ない状態で発した場合、助言の体裁を一応とっているだけに、より一層有害ですよね。ちゃんと相手のことをよく見て言うべきです。という前提を確認したうえで・・・
    「諦めなさい」は「ゲームオーバー」という意味で言う場合と、「完璧は無理という前提でスタートしよう」という意味で言う場合があると思います。
    医師が「諦めなさい」というとどうしても前者に聞こえちゃう気がします。

    あと、ディスレクシアは投薬で"治る"ものではないので、そういう意味でもディスレクシアにとって医師の役割は普通とちょっと違いますよね。
    一番の"薬"は悩みを吐き出すこと、ですか。
    となると、オフ会は実はディスレクシアにとっての薬なんですね(^^)


    それはそうと、紺さんのブログでの論説は相変わらずすごすぎます!
    「モチベーションを使って記憶をたぐりよせる」あたりは、実に納得しました。

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    1. そうですよね。医者という立場から言われると本人はもちろん、親御さんのが、より医者の言葉を重度に受けとめて責任を感じてしまいそうで、私はそこが怖いです。
      治すものじゃないので医者よりも「一緒に付き合ってくれるリハビリトレーナーが欲しい」っていう方が、親御さん当事者さんには近い心境かなと思う。もじこさんのこのブログは私にとって安心の場です。(′▽`)


      うちの記事…納得ある記事に見えているならよかったです。自分にはいたって日常の感覚で、どこが閲覧者の納得にかかる部分なのか、書いて公開してみないと正直自分で手応えもわからないんです。あれでも毎回、恐る恐る投稿しているので、反応がありがたい。

      実は自分の深い部分での自信にじわじわとつながっているようです。心が安心してくれているんです。この歳になってようやくですが…自分の感覚を表した言葉に、自信を持っていいのかもという気持ちが湧いています。まだまだたくさん怖いですし、日々助けられているのは私のほうです。

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  12. お久しぶりです!
    ここで読んでいるだけでも内容が濃くて、セミナーに参加出来ず残念。
    夏は繁忙期で飛ぶように毎日が過ぎる日々ですから・・
    毎年のことながら、我が子たちに手どころか目もかけていません・・
    じつは久しぶりにこちらへ来れました!!!すっきり!笑

    >生徒への"助言"をその人をちゃんと見ない状態で発した場合、助言の体裁を一応とっているだけに、より一層有害ですよね。ちゃんと相手のことをよく見て言うべきです。

    ああ、息子の小学校時代にこんなことを言えていたら・・と思います。笑

    >「諦めなさい」は「ゲームオーバー」という意味で言う場合と、「完璧は無理という前提でスタートしよう」という意味で言う場合があると思います。

    正直、親である私自身がまだ前者の感覚から抜け出せていません。
    だから、気が付くとまわりと息子を比べてもがいてる・・ゲームオーバーにしたくないから。
    頭で分かったるつもりでも、心の奥では期待が捨てきれないんです・・。

    なにか秀でたものがあれば目がそっちに行きそうですが、何もない。笑
    勉強どころか、運動も(クラブはほとんど行ってません)、生活も(寝っ転がってテレビかマンガ読んでる)、友達もいない(夏休み1日も友達と遊んでいません、大好きな夏祭りも行かなかった・・)。
    ないことばかり数えるてしまうのは、後者の諦めが出来ないからですね。

    夏休み頑張っていることは、毎朝の稼業の手伝い(重い器材や荷物の積み込みを手伝う)・稼業の海レジャーの免許取得(意外にも学科は一発合格でした・・)。もちろん認めてるし、スタッフもほめてくれます。


    でもちょっと特殊な内容なので、一番認めてもらいたい学校の友達には共感してもらいにくく、認めてもらいにくい内容なもので、口にもできないし・・。

    すっかり思春期で本心を親に口にすることもなく、宿題等の手出しはますます困難です・・・
    叱り飛ばすのも、なだめるのも効き目はないので、とうとう

    「寝る前に一日を振り返って、今日自分は何を頑張れたのか?満足感はあるか?あ~あれをしなかったな・・と後ろめたさはないか。と、思い返してごらん。
    満足感が残るのか、後悔が残るのか。
    自分の心にに嘘はつけないから、あ~と思うことがあれば、お前がいな気持ちになる。俺だってそうだ。そうゆう日もある。
    あ~今日は頑張ったな。と1つでも思えたら、気持ちがいいものだよ。次も頑張ろう!って思う。

    だから、宿題するか、クラブに出るか、テレビ見るか、寝てるか、お前自身で後悔しないよう決めろ。」

    と、主人がつい最近息子に言っていました。


    出来るできない以前の問題で、「やる気」がすべてに起きない。
    母や父の仕事の手伝いは結構がんばってくれて、それをほめてくれる大人たちもいるんですが、自己肯定感はそれでは上がらないようで・・
    やはり、友達に認めてもらいたい・友達が欲しいんですね。
    年が3歳以上下の子たちとは、楽しげに遊ぶのですが、同級生とは楽しくやりとりする自信がない。
    幼い自分に気が付いてはいるみたいですが、プライドが高くて。

    わたしも、心身ともにグングン伸びて行く時期に入っている同級生と比べてしまうから、焦ったり落ち込みます。
    体ばかりすっかり大きくなって・・・ますますアンバランスさも幼稚さも目立ちますから。


    >治すものじゃないので医者よりも「一緒に付き合ってくれるリハビリトレーナーが欲しい」っていう方が、親御さん当事者さんには近い心境かなと思う。もじこさんのこのブログは私にとって安心の場です。(′▽`)

    まさに、これまたそうです!
    学校では学力以外は問題もないので、臨床心理士さんとも会う機会がなくなりましたが、会いたいです。話したいです。笑

    あ~ここでぶちまけてしまい、すみません・・・






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    1. ちゅら海さん、もじこさんお久しぶりです。ちゅら海さんの息子さんの様子をかいておられるのを見て、うちの娘とあまりに同じで、驚きました。違うことといえば、娘は稼業など家の手伝いは全くせず、暇な友達をみつけては、しばしば遊びに行ってたことです。部活もない、集団塾も辞めたのでなく、家庭教師がくる日は数日数時間。あとは私がいれば共に出かけたりもしますが、iPod三昧の日々です。
      家庭教師にはきてもらったものの、やはり当初から心配していたとおり英語はなかなか入ってこないようです。やはり、フォニックスを使った英語指導をしている方にお願いするのが近道なのかー。と今更ながら思っています。
      もじこさんのブログみると、日々娘がきになりつつ働き続けている私はこれでいいんだろうか、と自問自答しています。もっと、娘にやってあげれることがあるんじゃないかと。去年より落ち着いて学校に通い、家庭教師を受け入れてるだけで充分!と思えればいいのですが、ついまだできていないとこ探しをしてしまう、私がいます。だめですね。できることを伸ばしてやりたい。と切に思い、ダンスに行きたいといえば見学 に行きー。でもここダンスは違うから行きたくないなどと言い出し、かなり疲れている私です。ほんと親にもカウンセリングいりますよね。
      うちなど、受験まであと少ししかないというのに遅遅として物事が進まない感じです。でも、それやは私が周りと比べて、という発想があるからでしょうね。本人的には少しずつ進化してる、と思えないとだめですよね。
      ちゅら海さん、また色々お話しさせてくださいね。もじこさん、オフ会等行けなくて残念でしたが、またお邪魔させてくださいね。

      削除
    2. ちゅら海さん、ぴろりんりんさん、お返事が遅くなり申し訳ありません。
      ちゅら海島の午前5時半は、さぞかし美しいことでしょうね。
      ここでよければ、なんでも吐き出していって下さい(*´∀`)

      くさくさした夏休みも、家に居場所があるなら長い人生の中で捨てたもんじゃないと思う私は、あまのじゃく過ぎるでしょうか?
      我が身を振り返るに、中学生時代って他人との距離の取り方が分からなくて大変だったよな~と思います。
      その後の進路選択や職業選択は「あんな思いだけはしたくない」という一念だけで来た気がします。ある意味、私の仕事の原動力です(苦笑)

      家業を黙々と手伝うちゅら海さんの息子さん、すてきです!
      お子さんのことが気になりつつ働いていていいのか(ノД`)その悩み、分かりすぎます。
      でも仕事を逃避に使っているわけではないなら、娘さんにはお母さんの思いが伝わっていると思います!

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    3. ぴろりんりんさん、もじこさん、ありがとうございます。

      2学期が始まり、運動会の練習やクラブも出ざる得なくなり、忙しくなった息子を見てちょっと安心しています。

      家が好きなら外でふらつくこともないから、良しとしなきゃですね・・同年代で心痛む事件も起きてるご時世ですし。

      仕事していて支援する心や体の余裕がないことで、母は自分を責めてしまいますよね。技術もないけど・・

      学校が始まると、またあの狭い物差しで測られる日々か・・と、息子が気の毒になりますね~~
      勉強もスポーツもできる子には力入れてるのに、こぼれていく子に対応ができない~~

      1学期の面談で、「姉たちを見てると自分で教科書よんで理解できますが、息子みたい子は助けが必要です。学校では、手が差し伸べてもらえませんが、塾に頼るしかないですか?」と聞いたら、「これから学校も考えますが・・」と黙られてしまいました・・涙。
      テスト返されて、誤答レポートが宿題になりますが、本人はわからないから点が取れないのに丸投げです。できない子ほど宿題多いし・・・
      しかも、間違った答えを書いてから、正解jかくというもので、書字が山のようになり、ますますできませんよね・・・

      あまり求めないようにすること、隣の青い芝生を見ないようにすること、が母である私の2学期の目標です・・苦笑。

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  13. こんばんはーちゅら海さん。
    ご主人さんの気持ち、ちゅら海さんの心情も、息子さんにはしっかり届いてます。きっと。安心できるかどうかは謎ですが、私の体感をお伝えするなら「言葉よりも感情の方が正確に届いてる」のが日常です。
    逆説的かもですが、関わる相手の感情が一貫してることのが安心ですし、言葉のちぐはぐなど大した問題ではないと思えてます。思いを言葉にアウトプットする苦労は、こちらの専売特許的な不得意ですし、人の言動のブレで振り回されることが一番少ないのかもしれない。
    反面、その体感で生きるから当事者のストレスからこぼす言動が、横暴でストレートすぎるため多少のトラブルもあるでしょう。

    その(横暴とみられやすい)自分の言動から、周囲が萎縮したり、傷ついていくのも「感情」でしっかり正確に感じ取ってるので、自分が黙ることに自主的だったり黙らされてる的な被害者みたいな気持ちはほとんどなく「自分はうまく言えないから」と望んで黙ることも、私は行っています。
    だから親御さんが思うほど、親嫌いになっているわけじゃないと自分では思っています。
    自分は思春期である16歳で、いきなりがたがたに勉強で崩れていって、中退し自宅では病人ですし、突然の子供扱いというか…家族の一番の心配の対象になったために、中学までの自分でなんとかやってきた自分なりの自負?やプライドも含む自尊心っていうようなものが、ポッキリ折れたようになり、かなりシニカルで家族に対して冷めた自分にさせた気もします。自分でも可愛げがないとは思っているのですが、まぁ…なかなか難しいところです。
    家族には、強く信頼をしていますし感謝してます。
    ただ素直に甘えることはできなくなってます。(父には家族なんだから遠慮とか思わなくていいのに、といってもらってるのですが、なかなか…)
    自分の気持ち?が復活するのに時間を要しました。私みたいに隠れたようなタイプは、挫折時期がすごく繊細な年頃ゆえの難しさがあるかもしれない。
    幼いころから親と格闘した経験があると、その後のどっしり感が半端ないと思います。でも隠れたタイプも自覚が持てればきっと変われます。自分も去年ディスレクシアを知ったばかりの人間ですからね。

    何が書きたいか、書いてるうちによくわからなくなってきましたが…吐き出す場所はやっぱり親御さんにも必要と思った次第です。私は当事者っぽい立ち位置なんで、共感部分は親御さんとは違うと思うけど、違うなりにやれることはあるし。
    …なーーんてこと思いながら、コメントしました。
    疲れたら休めばいい。親御さんも頑張り屋さん多いですよね。素敵だなぁ^^

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  14. 紺さん、ありがとうございます。
    心が軽くなりました。

    >「言葉よりも感情の方が正確に届いてる」のが日常です。

    なるほど。すごい深い表現ですね。良く分かります。
    我が家はその傾向がお互いに強いです。笑

    主人や息子は言葉のアウトプットが、声も字もかなり苦手で。
    主人は本からのインプットもかなり時間のかかる人で、体と感性を使う仕事で家族を養ってきていますが、50代に入り体力的に限界が来はじめ、本を読みながら先を探してもがいているようです・・・

    >その(横暴とみられやすい)自分の言動から、周囲が萎縮したり、傷ついていくのも「感情」でしっかり正確に感じ取ってるので、自分が黙ることに自主的だったり黙らされてる的な被害者みたいな気持ちはほとんどなく「自分はうまく言えないから」と望んで黙ることも、私は行っています。

    息子は、小学時代は思うままに吐き出す攻撃的タイプでした。
    上記のような感情が、思春期の今生まれていると思います。
    中学生になって、自分を押えるようになり、存在感を消しています。
    でも そうなると友達とのかかわり方が分からなっているようです。

    こんなことを言ったら嫌われないか?馬鹿にされないか?

    なので、なおさら私はアウトプットの訓練が必要だ!!と気負いすぎていました。

    それこそ、他人に伝えることを目標として、「主語を言おう!」「具体的に!」「うざい・キモイ・めんどくさいは禁止!」なんて、よく言っています・・・そんな時、息子の横で主人もいな顔してます・・・・苦笑。

    紺さんのように目に見えていないものも理解してくれる人が、親以外にも息子の前に現れてくれるといいなと思います。
    当事者っぽい立ち位置で伝えて下さったこと、とても参考になります!!
    ありがとうございます!

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    1. 上のコメントはちゅら海さんからです。
      Google+にリンクして本名が出ていたので、念のためこのようにしておきました^^。

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