◆ブギーボード→★
書いたらすぐ消せるメモパッド。
ディスレクシア的には、自分の字がいつまでも残らない点が◎です。
ホワイトボードでも良いのですが、こちらは一瞬で消えるので授業がテンポよく続けられる、消してもゴミが出ない、付属のペンでなくても書ける(爪で引っかいても書けます)点で、良いと思います。
また、このように黒地に白のほうが見やすいと言う生徒も、かなりいます。
欠点は、「間違ったところだけを消す」ができない点(漢字の偏だけ、など)ですが、慣れれば気になりません。
ブギーボード(廉価版) |
本家のブギーボードは5000円前後するので、
もじこ塾ではそれより安い、2000円前後のものを使っています(↓リンク先)
機械翻訳?の日本語が若干あやしいですが
品物には問題ありません
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[17/09/14追記]
とても多くの方に「ブログに出てたあれ買いました!子供がとても気に入っています」との報告を頂いています。ありがとうございます。
実は、もじこ塾では2種類の廉価版ブギーボードを使っています。
もじこ塾に来る生徒からは、「こちら↓のほうが書き味が好き」「書いている感がある」という声が多いので、紹介しておきます。
上のほうがほんの少し(本当に本当に少しです)書く時につるつるしています。下のほうが"ふこっ"としていると言いますが、ごくごくわずかながら沈み込む感じがあります。
また、下のほうが太く、緑色がかった線が書けます。
また、下のほうが太く、緑色がかった線が書けます。
寸法は、上と全く同じです |
大きさは12インチが、英語のセンテンスを書くにはよいと思います。
8.5インチだとちょっと小さめで、単語を1語だけ書いて覚えるには良いサイズです。
進化の激しい業界なので、半年後にはもっと安くなっているかもしれません。
この1年でも、使い捨てだったのが、ボタン電池を交換できる形式に進化しました。
(とはいえ、3万回は使えるそうで、まだ電池寿命まで使ったことはありません)
初めてこれを見た生徒は、たいていびっくりします。
そして、かなりの生徒が、授業後もこれに落書きをします(笑)
ディスレクシア的だなと~と思う瞬間です。
◆骨導ヘッドホン→★
正式名称は「プロナウンス」。
トマティスリスニングセンター東京(両国)などから購入できます:
http://www.ear-voice.com/brain.html
[17/09/15追記]
・骨導ヘッドホンについては、こちらの記事もあわせてどうぞ★
・トマティスリスニングセンター東京の「プロナウンス」のページにリンクを貼って頂きました。「プロナウンス」のページからお越しの方々、ようこそm(_ _)m
これは、自分の声を骨導、つまり鼓膜ではなく骨を通じて聞くためのヘッドホンです。
私はトマティス理論を信奉しているのですが(詳しくはいずれまた)
その理論に基づき、耳を整えるものです。
耳が整うと、読めるようになり、ひいては書けるようになります。
また、自分の声を自分で聞いて、お手本との差を修正していくことは、ディスレクシアでなくても、語学学習において非常に効果的だと知られています。
このプロセスを、録音せずダイレクトに行うためのヘッドホンだと言うこともできます。
私が使ってみた経験上、プロナウンスが効果を上げるのは:
◎音韻認識が非常に悪い生徒(集団授業で、先生が何を言っているのか、ぼわぼわ~となって聞こえない人。runとranの違いが耳で聞いてもわからない人)、
◎声が小さくて発音のいい生徒(耳が繊細な人/聴覚過敏の人)、
◎片側難聴や耳が詰まっているなど、耳が聞こえていない自覚のある生徒
こうした生徒は、使い続けることで、かなり効果があると感じています。
逆に、×想起が遅いタイプのディスレクシアには、あまり効かないようです。
[17/09/15追記]
こちらも、コメントにあります通り、「ヘッドホン買いました」の報告を数多く受けています。
また、「他社の骨導ヘッドホンを買ってみたが、いまいちだった」との報告も入っています。
他社からも骨導ヘッドホンはいろいろ出ていますが、「プロナウンス」は、高周波を強調することで、耳の奥の筋肉を鍛え、聞く力を整えるのだそうです(それがひいては読む力、書く力につながっていきます)。
先日、5000円程度の骨導ヘッドホンを試させてもらいましたが、「プロナウンス」はこれらと比べると、自分の声が圧倒的にくっきりはっきりと聞こえます。
はずしてからも、しばらく影響が続く感じがあります。