「ディスレクシアが得意なこと」のもとになっている本の日本語版が、ついに刊行!
もじこ塾でも、生徒に対し読むよう、そして親に読んでもらうよう、プッシュしています。
「えー、私でも読めるかな…」と気にしている様子の生徒に対し、
先にゲラで読んだ助手が「読みやすいから、たぶん大丈夫」とプッシュしていたのが嬉しかったです(TT)
実際、日本語版は読みやすい工夫がいっぱいなのです!
1) 1冊まるごと、UDデジタル教科書体
ディスレクシア・フレンドリーなフォント、UDデジタル教科書体→★。
実は、もじこ塾とUDデジタル教科書体は、というか、もじことこのフォントの生みの親の高田さんは、ディスレクシア・ジャーニーを共に歩んできた戦友なんです。
アルファベットと違い、日本語は数千もの漢字があるため、フォントをデザインするのは何年もかかる大変なプロジェクト。加えて、読みやすいだけでなく、小学生が見て字形のお手本にできるフォントにするという独特の難しさが……そういう苦労話を地元のファミレスで飲みながら(笑)現在進行形でずっと聞いてきた間柄でした。
そういう縁もあり、もじこ塾の教材やパンフレットの日本語部分は、すべてこのフォントで作っています。
生徒からも「疲れにくい」「読みやすい」「あたたかみがある」と好評です。
いまや、LD教育界でUDデジタル教科書体を知らない人は"もぐり"と言えるほど、標準化したこのフォントですが、
今回、本をまるごと一冊、UDデジタル教科書体で組むことができました!
行間も詰めず、ディスレクシアに必要なだけ、ゆったりとってあります。
その分、ページ数も増え、本の価格も上がりましたが(TT)、
ディスレクシアでも読みやすいフォントで本を作れたことが、本当に嬉しいです!!
このことが出版界で話題になってほしい!
金子書房の決断にも感謝!
本を手に取って下さった方による、紙面の感想もぜひ聞きたいです!
詳しい目次→★