大学入試レベルの数学を戦った経験のある(or 戦っている)もじこ塾の生徒や助手に対し
「計算ミスを減らす工夫があったら教えて」
という質問をしたことがあります。
そのときに集まったアドバイスを、ここに共有します。
ディスレクシアでも、工夫の方法はいろいろだなとわかります。それではどうぞ:
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理系科目は全部頭のなかで動かしてから考える。この座標だったらこのくらいの図形になるから、これくらいの積分微分だよねと。大幅に外れることはない。検算が楽。
小学生のころは、問題文の数字を四角でくくっていた。見つけやすいように。
解いてからもう一回、更地で別のやり方で解き直す。by 高専3年(数学は非常に得意だが、三角形ABCの「ABC」や化学式を見ていて吐くこともあるほど、英語の文字が苦手)
一回の工程ごとに行を変えて書く。
書く量を減らしている。一部の積分は頭のなかでやったり。
自分は数字から連想が働きやすい。1024は2の5乗とか、数字を見た瞬間に素因数分解しちゃうとか。
連想を働かせないよう、声に出して読みながら書くようにしている。書いた文字から連想が変なところにいかないように、「3」と言いながら指さし確認。
自分に考えるひまを与えないように、考えずに写して指さし確認。
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実際に計算を始める前に解く方針を定めて、こういう結果になって欲しいなって思いながら計算するby Ronくん(東大文系数学を、足を引っ張らない程度に戦う。字を書くことに抵抗なし)
一行ごとに計算結果を確認する
複雑な計算は2通りの方法で計算する、例えば12×12を6×24の形でもう一回やっとくとか
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自分は満点狙いではないので、確実に解けた問題の見直しをする。
同じ解法で、見ないでもう一回解く。一回解いているので、1/3くらいの時間で解ける。どこで間違ったのかがわかりやすい。時間はかかるけど。
by 高校2年(その後、指定校推薦をとる。英語が苦手すぎたため、進学校で文系数学の成績をきっちり取る方向に)
スピードをあげすぎない。頭のなかで暗算する人もいるが、自分は暗算すると間違うので、11×12みたいな簡単なものも、一応全部式を紙に書く。暗算を極力減らすことで間違いは減った。
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書き出すのはけっこう大事。頭のなかでやるとミスが増えるby PuiPuiモルカー君(後輩の理系受験生、字は超~乱筆)
字をきれいに書く。自分の書いた数字が読めないことがないように
変数を変えたときに、変数の範囲を変更したことを忘れると詰む
途中式をちゃんと書く
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違和感を覚えたときに戻れるような書き方をする。「これ大小関係逆じゃね?」とか。セーブデータとして有効なように。
ぐっちゃぐちゃにいろんなところに書かない。これをしてた某後輩もいたが。縦横無尽に書いていた。
自分は文字式で書けるところまで書いて、それから数値計算する。
分数は排除しろ(by駿台の雲先生)。分数を使うと計算ミスをしやすいから。自分もできるだけ整数にしている。by時雨くん(情報工学専攻、大学4年、字はきれいとは言い難いが書くことに抵抗なし)
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イコールの位置をそろえる文字(xとかyとか)をそろえる
by GKくん(一橋(社)志望)これだけでも、だいぶましになった。