ディスレクシア専用英語塾「もじこ塾」のブログです。 ●ディスレクシアとは:知能は普通だが、読み書きが苦手(読み間違いが多い、読むのが遅い、書き間違いが多い、読むと疲れやすい)という脳の特性 ●全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力に長ける ●読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい ●適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される ●10人に1人程度いるというのが通説 ●家族性とされるが、ディスレクシアの表れ方は個人差が大きい もじこ塾は、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要、という立場です。

2022-04-08

総合型選抜(AO入試)の合格体験記「なんとかなると油断できない自分に対する自信のなさが、良い方向に出た」

受験報告会→に登壇してくれたさえちゃん。

合格後すぐに、以下の合格体験記を書いてくれていました。

☆  ☆  ☆

さえちゃんは高1の夏休みに、もじこ塾のフォニックス講座を受けに来ました。

フォニックス講座を受けてくれた人の多くは「!英語を読むってこういうことか∑( ̄0 ̄;」と多かれ少なかれ衝撃を受けた様子を見せるのですが、さえちゃんにはピンときている様子がありませんでした。

引き続きもじこ塾に来るようになってからも、反応は鈍く、みんなとの会話にも加わらず、中1レベルのごく基本的な単語を覚えるにも苦労していました。

印象が一変したのは、はじめて小論文を書いてもらったときです。

Σ( ゚Д゚)!!なかなか深い内容を書くではありませんか!

英語の授業の様子とはあまりにも、あまりにも別人なので、本当に驚きました。

ディスレクシアの生徒を英語だけで判断してはいけないとは知っていましたが、その最も劇的な事例でした。フォニックスの定着にも非常に苦労している、最重度のディスレクシアと言っていいでしょう。

あるいは、日本語は大丈夫ですが英語にだけきわめて強くディスレクシアが出ているという点で、最重度の隠れディスレクシアと言っていいかもしれません。

☆  ☆  ☆

そこから、小論対策に切り替えて1年半。集団討論の内容を踏まえて小論文を書くという、かなりプレッシャーの強い、しかも高倍率の総合型選抜を、見事突破しました。

大学選びの動機は「今の環境を変えたい、とにかく大学というものに行きたい」(-_-||)。家から近い大学・学部のなかから、まずまず興味が持てて、かつ評定や試験科目が自分に合っているところを選び、そこから志望理由を考えていきました。

この順番は、もじこ塾的にはかなりレアです。「やりたいテーマ」が「大学に行くこと」そのものというケースは…(苦笑)。しかし、大学進学へのさえちゃんの情熱はかなりのものでした。

☆ ☆ ☆

さえちゃんのことは、さえパパを抜きにしては語れません。

男手ひとつでさえちゃんを育てたお父さんも、話を伺うと相当のディスレクシア。やはり英語が苦手で、大学はW大以下すべて不合格、滑り止めで入った二部(夜間)から猛勉強して一部(昼間)に転籍。就職した某大手IT企業ではトップ営業マンとなり、今でも売りまくっているので、とっくに役職についていい年齢にもかかわらず、いまだに実働部隊にいる(ご本人いわく「『躍る大捜査線』のいかりや長介のポジション」。低い腰で「努力できることだけが取り柄です」と言われると、ただ頭が下がります…。一方、お母さんはADHD?いわゆる"片付けられない女"のようです。

ですので、さえちゃんの高校生活は、料理はじめ家事全般を当番でこなしながらでした。受験生になっても料理当番をこなしていたようです。えらい・・・!

このようによく働き、タフで真面目で、ちょっとADDっぽく、そして音韻性の困難はかなりありそうです。

突然の物音に「わあっ!」とすごく驚いたり、こちらの話を聞いていないように見えたり、、

そんなこともあり、本人いわく自己肯定感は低め。大学進学率3割、休み明けごとに生徒が減っていくような高校に通っていたら、そうなるのかもしれません。

しかし、「とにかく環境を変えたい」という動機だけでここまで頑張れるのですから・・・さえちゃんもお父さんと同じ、ありえないほどの努力の鬼です!

そんなさえちゃんの合格体験記です:

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・都立高校卒、都内女子大教育福祉学科 合格(総合型選抜)


Q:もじこ塾をどうやって知ったか。入塾の決め手は?

高校受験で英語を1番勉強したのにも関わらず、結局全くといっていいほど伸びませんでした。さすがにおかしい、病気だろっと親に言い訳を探す気持ちで探したら、本当にディスレクシアだと判明しました。そのことを話し、私はもう大学受験は無理だと伝えました。そしたら親が「ディスレクシア専用の塾がある」ともじこ塾を探してきてくれたので、もう少しだけ英語を頑張ろうと思ったことが入塾の決め手です。

 

Q:他の塾との兼ね合いは。英語はもじこ塾以外でも勉強したか?

最初は二教科受験をしようと考えていたので、日本史は3年の10月まで、国語は2年の終わりまでやってました。最初は総合型選抜ではなく二教科受験を目指してたので。

英語は高校に入る前まではやってましたが、もじこ塾に入ってからはやってません。元々通ってた塾の先生に「ディスレクシアという英語の病気?らしい」と伝えたら、納得されたのを覚えてます。高校受験の時はご迷惑をおかけしました。

 ※note参照。ディスレクシア的には、AOと決めたらAOだけに振り切るべきだと何度も言っていたのですが、さえちゃんは他の塾では「一般入試をあきらめてはだめ」と言われていたそうで、なかなかAO一本に絞りませんでした。合格したからいいのですが。


Q:もじこ塾で勉強したり話したりしたなかで、特に印象に残っていることは?

特に印象に残っているというか、いいなと思う点は質問のしやすさです。本当に基礎的な英語が何度聞いても覚えられず、何度も同じ質問をするのですが、先生からまた?まだ覚えないの?と言われたことが記憶にないのです。なので気軽に何度も質問できます。そんなこと?と思う人もいるかもしれないですが、何度も聞いた後に、またかよなどと呆れられ、申し訳なくなってきてしまうことが学校で多々あります。なので何度でも根気強く教えてくれ、質問のしやすい環境であるところが、もじこ塾で一番いいなと思っています。

※覚えたいのに覚えられずに苦しんでいるのは、傍で見ていてよくわかりますので、「また?」とは私には言えません。でも、自分でも「何度も同じ質問をしている」という自覚があったのは初耳でした(゚Д゚)

 

Q:入塾を考えている人へ、もじこ塾はどんなところと説明するか?

自分の悩みを理解してくれる場所だと説明すると思います。ディスレクシア専用の塾ですから、他の大人に相談したら笑われることも親身になって聞いてもらえます。ディスレクシア的な理解されない部分に理解してもらえるのは心が軽くなり、どんな進路に進むにしろ役に立つと思いますし。

 

Q:ディスレクシア的に、大学入試や受験勉強において特に注意するべきことはあるか?

早めに後悔のない進路を決めることですね。単純に、ディスレクシアは正攻法でいけなかったり、そもそも人より覚えが悪かったりするので。後は、ほとんどの受験方法で漢字が書ける必要があるので、時間がある人は早めにやっておいたほうがいいと思います。

 

Q:自分がディスレクシアだと知ってどう思ったか? 現在はそのことをどう捉えているか?

知った時はホッとした気持ちと、努力してもどうにもならないじゃんという絶望感の半々だったと思います。

また今でも「ディスレクシアじゃなければなぁ」と思うことが沢山あります。特に英語の時間は、真面目にやった後にできないと半泣きになる癖がついており、心が折れかけてます。正論を言われるのが嫌なように、自分ができないことを改めて知らされるのは嫌なものです。来世は普通に生まれたいです。

※さえちゃんのディスレクシア的プラス面は、これから発揮されてくると思いますよ。お父さん譲りの対人能力など。


Q:もじこ塾に来て,英語は読めるようになりましたか?(正直,どのくらい英語ができますか。)

本当に少しだけだけど、マシになっていると思います。00.2になったくらいですが。伸び代しか感じないのでこれから頑張ります

※がんばりましょう。ちなみにさえちゃんは、音韻認識がとても、とても弱いです。突然の物音にびっくりしやすい、人の話を聞いていないと思われることが多い、など。

 

Q:中学のときの英語力について語ってください。

ローマ字、be動詞を覚えていないレベル。今もたいしてレベル変わらないのは内緒🤫

この文章を書いてから3ヶ月、だいぶ定着が進みました!

彼女のディスレクシアは本当に重度で、いまだにフォニックスが定着していません。なので大学の単位をとるために、AO入試合格後から、もじこ塾で英語の勉強をいちから始めました。プレッシャーから解放されたせいか、年齢のせいか、前よりも定着率は良いです。できないなりに読字訓練に臨む様子は本当に尊いです。

 

Q:都立高入試をどうやって戦いましたか。

受験方法は都立高校の一般受験です。この時はまだディスレクシアの存在を知らなかったので、英語に勉強時間を全振りしていた覚えがあります。秋あたりの模擬試験で英語の成績は全く成果が実らなかったため、もう第一志望の高校は無理だろうと、今の高校を受験しました。今の高校は名前さえ書ければ誰でも入れます。後、本当にあの時は勉強が苦痛で、英語の塾の一回の授業で二回ぐらいトイレに逃げてました。2時間くらい英単語を書かされ1問も正解しなかった時の先生の顔は怖すぎてトラウマもんです。仲は良かったんですけどね。

 ※ディスレクシアは「何度も書いて覚える」ができない人が非常に多いです。


●大学入試について

Q:合格の決め手、勝因は何だと思いますか?

最後まで油断しないで勉強したことだと思います。下手に自分に自信を持てていなかったからこそ、不安を潰すために少しでも努力しておこうと思えました。なんとかなると油断できない自分に対する自信のなさが良い方向に出たと、今は考えています。

※もじこ塾の純粋ディスレクシア勢は異口同音に、「なんとかなる/誰かがなんとかしてくれると思ったことはない」と言いますね。これが例えばADHDだと「なんとかなるっしょ」と言うので、個人的にはこの発言は純粋ディスレクシアのリトマス試験紙のように感じます。

 

Q:新型コロナウイルス感染について

私がコロナにかかったのは8月の後半です。私は総合型選抜で受験しようと考えていたため、9月の初めにはエントリーシートを提出しなければいけませんでした。しかし自分がコロナにかかるとは全く考えていなかったので、まだエントリーシートの清書と学校に提出する作業が残っていました。結局清書は先生にやり方などを教えて貰い、誤字などが少しありましたが提出できる状態にできました。

しかし問題は、学校にエントリーシートを提出することです(学校の先生の署名が必要でした)。私たち家族は全員濃厚接触者であり、外出禁止です。そんな人間が高校に行けるわけありません。なので、もじこ先生にわざわざ取りに来て貰い、学校に届けてもらい、なんとか提出まで漕ぎ着けました。あの時はありがとうございました。

このようなことがあり、私は三週間ほど勉強を休まざるをえませんでした。なかなか調子が戻らず、苦労した覚えがあります。新しい変異株も出ていますので、早め早めの行動を心がけ、身体に気をつけ受験に挑んで下さい。

※デルタ株急拡大の頃の話です。あとは清書を残すだけという段になって本人の発熱、お父さんの入院と、あっという間に大変な状況に。zoomで指示を出しながら、なんとか清書と提出までこぎつけました。大学出願とコロナ感染が重なるなんて、彼女の人生でもそうそうないピンチだったのでは。お役に立ててよかったです。

 

Q:総合型選抜で大変だったことは。

色々大変だったことはありますが、大きく分けて二つあります。

一つ目は、試験の詳しい内容を知らなかったことです。大学の入試要項には、試験時間などは書いてありましたが、どんなお題が出るかは全く書かれていませんでした。そのため私は、教育福祉学科を受験したので、福祉系のお題で小論文を書いていました。しかし本番間近になって、高校から去年の受験問題を教えてもらいました。(すると、準備していた傾向は見当違いであることが判明しました・・・)受験する学校などあらかじめ伝えていても、そういったことを教えてもらえないのはどうなのかなと、今でも思います。総合型選抜を受ける人は、あらかじめ先生に大学の問題のことなどを聞きに行くことをお勧めします。

二つ目は、漢字が書けないことです。私はかなり漢字が苦手で、高一の頃反省文を学校に提出した際には、「小学生みたいな文章だな」と担任の先生に言われたほどです。とにかく文章の中に平仮名が多く、たまに書いてある漢字も誤字でしたみたいなことが平気で起こっていました。なので自分の文章でよく使う漢字だけは出来るだけ覚え、覚えてない場合は言い回しを変えたりなどして対策を練りました。本番でも完璧とは言えませんが、全く直らなかった訳でもありません。かなり漢字が苦手な私でも見れるレベルまで持っていけたので、練習さえすれば直せる部分だと思います。

※漢字が書けないは明らかに言い過ぎで「たまに間違う」・・・400字原稿用紙に2~3ヶ所間違いがある程度です。清書した志望理由書でも、「生徒」が「生従」になってました。でも、コロナで9度の熱を出し、親御さんは入院してしまったなか、ようやく清書した原稿を「直せ」と言うことはできませんでした。

 

Q:総合型選抜に振り切ってよかったことは。

小論文の時間を普通の人より多く取れたことだと思います。普通、小論文をやる時は片手間で勉強するので。

※夏休みは週2回、出願から試験直前までは週3回通塾し、時間をはかって小論文を書く練習を行いました。

 

Q:ディスレクシア的に、総合型選抜で注意することはありますか?

文章が説明不足にならないよう、気をつけることです。

私は、頭で考えるのは好きではあったのですが、言葉で説明するのが得意ではありませんでした。言葉が飛び飛びになり、説明不足なことが多かったです。私の中では説明として終わってるつもりでも、相手にはなんとなくしか伝わらないことが多々ありました。大人の場合は何となく理解してくれますが、小論文の場合は減点されてしまうので、子供に説明するつもりぐらいで書くようにしました。この能力は普段の会話やLINETwitterなど様々な所で影響があるので、心当たりある人は気をつけた方が、小論文以外の日常生活でも役に立つと思います。

※ディスレクシアの人は、発想力はすごく豊かで、話し言葉では超絶な議論ができるのに、なぜかそれを紙に書く段になると、話していたことの数分の一しか紙に落とし込めない、ずいぶん単純化した話しか書けない人がかなりいます。話せる内容と書ける内容を近づけるためには、書き言葉を習得する必要がありますし、文章を書く訓練が必要です。この点は1年半ほどかけて試行錯誤を続けました。

 

Q:ディスレクシア的に、総合型選抜はおすすめですか?

間違いなく私は勧めます。

一般の塾などで話を聞いてると、総合型選抜を本腰を入れてやる人は案外少ないからです。大学受験の場合、総合型選抜で受かったらラッキーで、一般受験が本命の人が多いです。ディスレクシアは英語がある以上、一般受験は受けられない定めなので、比較的同じ土俵で戦える小論文はかなりいいと思います。

ただ、小論文は答えがなく、自分がどのレベルにいるのか分かりにくいのが難点です。文章力が上がったと言われても、周りがどの程度できるか分からないので、常に不安がつきまといます。本来自己肯定感が低いタイプの人には向いてないのかなと私は考えています。総合型選抜勧めはしますけど自分は二度とやりたく無いです。

※ディスレクシアのなかでも言語能力が高い人には、総合型選抜は本当におすすめです。彼女も出願の1カ月前に届いたWISCの結果では、「言語理解」が突出して高く(最も低かった「記号」と14(!!)も差があり)、「やっぱり」という感じでした。

 

Q:もじこ塾に通っている生徒に、激励のことばを。

私たちディスレクシアは選択肢が人より狭く、物事をやるにも人より時間がかかります。自分で納得し、最善を尽くせるなという道を人より早めに見つけ、それに向かって頑張って下さい

※ほんとそうです!早めに決めて、労力をそこに全振りすることは、ディスレクシアの進路選択においてとっても大事です!


Q:将来の夢を1行でどうぞ。

普通の人になりたいです。マイナスからゼロに性格も能力も全て

※そんな・・・。でも、合格報告会でも「さえちゃんの『普通になりたい』発言に心揺さぶられました」というコメントがかなりありました(ノД`)。

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最後は宣伝を失礼します。

さえちゃんはNHKの取材にも協力。

「問題」「間題」はさえちゃんが書きました


もじこ塾では、ディスレクシアの高1~高3を対象に、総合型選抜対策(志望理由書・小論文・面接対策)を行っています。高1から高3の春までは少人数クラス(定員6人)、高3のゴールデンウィーク頃以降は個別指導となります。ご興味のある方はこちらからお問い合わせ下さい→

2022-04-07

OG(オートン・ギリンガム)講座終了。

アメリカのディスレクシア読み書き指導法「オートン・ギリンガム」講座は最終回を迎えました。名残惜しい!

ひととおりレッスンの方法を教えた後は、復習と補足が続きました。


◆OGで感じたこと:

  • 体系的、明示的、網羅的
  • 各レッスンで扱う音のテーマをひとつ決め、単語、作文、読み物すべてでそのテーマを扱う
  • 1回のレッスンの展開は常に同じに統一
  • 生徒の小さな頑張りをほめたたえる。絶対に否定しない
  • 一方で、生徒が読むことに集中しているときは、余計な声かけをしない
  • 教師は物静かに、しかし明るくテンポよく、ちょっとお茶目に。声はどちらかというと低め
  • 読み物や単語のチョイスで、文学や教養をちらっと感じさせる



◆OGの「各レッスンで扱う音のテーマ」を、60項目に整理してみました。




これから、もじこ塾の授業に、OGのエッセンスを取り入れていきます!


講師の方にお礼のメールを書きました。その和訳:

とても有益で、熱心で、寛容なご指導をありがとうございました。日本でディスレクシアの生徒に英語を教えるために必要なことを、たくさん学ぶことができました。毎回の授業は(朝5時起きなのに)とても楽しかったです。これから何度も復習することになると思います。

いますぐにpracticum(実習)を行おうとは残念ながら思っていません(もし今後、英語で生徒に教えることがでてきたら、頑張ってみると思います)。それでも、すでにOGを毎回の授業に取り入れています。生徒もそれを楽しみにしており、効果はすでに出始めています。OGはたしかな効果があります!

私が次にすべきことは、日本のディスレクシア英語指導にOGをアレンジして取り入れることだと思っています。かなり効果があると推測されるので、今から楽しみです。

ある時点で、この講座における自分の立場は、教室におけるディスレクシアの生徒の立ち位置と同じだと気付きました。すると、OGの効果がより一層深く実感できました。学習事項を何度も繰り返すこと、体系的に教えること、明示的に教えること……これらは外国語学習者にとってひときわ役に立ちます。

特に、「生徒の心を傷つけない」というOGの原則は、とても安心できるものでした。たくさん励まして頂けたのは、本当にありがたかったです。

今後も、OGをもじこ塾の授業に取り入れていきます。また、実習以外のOGトレーニングがあれば参加したいと考えています。

いつの日か、オンラインか対面で、お目にかかれるのを楽しみにしています。素晴らしい学びの機会を、ありがとうございました。


毎週木曜早朝だけでも、アメリカの教室の生徒になることは、オンラインであっても、、というか、オンラインだからこそできたこと。すごく楽しかったし、コロナ生活の清涼剤でした!これはくせになりそう・・・