ディスレクシア専用英語塾「もじこ塾」のブログです。 ●ディスレクシアとは:知能は普通だが、読み書きが苦手(読み間違いが多い、読むのが遅い、書き間違いが多い、読むと疲れやすい)という脳の特性 ●全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力に長ける ●読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい ●適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される ●10人に1人程度いるというのが通説 ●家族性とされるが、ディスレクシアの表れ方は個人差が大きい もじこ塾は、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要、という立場です。

アシール君、合格体験記

アシール君

現役、東大文II合格


 Q:もじこ塾をどうやって知ったか。入塾の決め手は?

中2当時鉄緑会に在籍していたが、ついて行けていなかった。それを心配した親が塾を探してきてくれた。体験授業の雰囲気が、自分の通っていた中学受験塾と似て和気藹々としていたために入塾することとした。


Q:他の塾との兼ね合いは。英語はもじこ塾以外でも勉強したか?

一度鉄緑会を抜けてもじこ塾のみで英語を学習する期間が続いた。その後鉄緑会に再入塾し両立が迫られるようになったが、もじこ塾は宿題もなく2~3時間英語を喋ったり書いたりするのが中心だったので、負担ではなかった。鉄緑会に再入塾した後は英語は鉄緑会ともじこ塾の両輪で勉強した。


Q:入塾を考えている人へ、もじこ塾はどんなところと説明するか?

自分は英語が壊滅的にできないところから東大で戦えるところまで漕ぎつけたわけだが、これはひとえにもじこ塾での授業のおかげだと思う。正しく英語が読めること、話せることは英語の習熟に不可欠であり、周りの人に比べて英語ができないと感じたら是非入塾をお勧めする。もじこ塾の特長はなんといっても生徒や教師間の距離の近さと指導できる範囲の幅広さである。生徒同士が笑い合いながら切磋琢磨することができる環境は大手予備校と比べて遥かに勝ったものだと思う。そしてフォニックスの発音から東大の受験指導に至るまでをどれも的確に教わることができるのも優れた点である。


Q:もじこ塾で勉強したり話したりしたなかで、特に印象に残っていることは?

ビンゴやAGOその後のスピーチはとても印象に残っています。英語を人前で話すことへの恐怖心や気後れがなくなっていきました。そしてなんといってもハリボーチャレンジ。英語の発音をクラスメイトと競いながら覚えていけました。今はコロナで食べられないと聞きましたが、あれ美味しいんですよ特にグリーンアップル味。是非お勧めします。


Q:ディスレクシア的に、英語の勉強において特に大変だったことは?

読めません、そして書けません。読んでいるうちに文字の羅列にしか見えなくなって意味が全く入ってこなくなるんですね。そうなると最初から読み直すんですがやはりダメなんです。これはキツかったです。そしてスペルミスの多いこと多いこと、模試で英作文を書いたのですが、30点中28点分スペルミスで引かれて2点しか残りませんでした。これはディスレクシアのせいとは言えないかもしれませんが、最後まで治らずにとても苦しみました。


Q:ディスレクシア的に、大学入試や受験勉強において特に注意するべきことはあるか?

ディスレクシアを意識しすぎないこと、かと言って出来ない自分を責めないこと。

このバランスがとても大事でとても難しいです。受験勉強において、特性に起因した苦手科目があるなら向き合い過ぎないのも一手です。受験は全教科の合計で競うので得意科目に重点を置いて勝負をかけましょう。あまりに早いうちから諦めるのも良くありませんが、苦手だったものが得意になると言うことはまぁないです。その原因がディスレクシアなら尚更でしょう。僕は国語や社会に勝負をかけて、英語はこれが自分のベストだと割り切って臨んでいました。一方で受験勉強はその他多くの非ディスレクシアと戦うことになります。自分はディスレクシアだからと諦めるのは簡単ですが、自分で自分を画るのはもったいないことです。ディスレクシアは加点要素ではありません。これら両方の思いを常に持って勉強してください。


Q:逆に、ディスレクシア的に、大学入試や受験勉強において有利に働いた点はあるか?

おそらくあったと思いますが、ディスレクシアだからだったかどうかはわかりません。


Q:自分がディスレクシアだと知ってどう思ったか? 現在はそのことをどう捉えているか?

初めはショックでした。よくディスレクシアについて理解していなかったので、自分にはなにか障害があって人並みにはできないんだと思ってしまいました。だからしばらくはそのことを受け入れられていませんでした。でも今は違います。やはり大切なのは知ることです。

ディスレクシアは障害ではなく、個性だと今は考えています。


Q:もじこ塾に来て,英語は読めるようになりましたか?(正直,どのくらい英語ができますか。)

かなり読めるようになりました。センターでは200点中195点だったと思います

(リーディング96点、リスニング99点)。これはやはりもじこ塾で読むこと、話すこと、聞くことを大切にできたおかげです。他人のスピーチを聞くといいですよ、伸びる秘訣です。


Q:中学のとき(入塾時)の英語力について語ってください。

冠詞や三単現のSは曖昧で、動詞の形もよくわかっていませんでした。それ以前に発音がわからなかったんです。Appleとかみんな当然みたいな感じで誰も教えてくれないですよね、

僕は読み方に規則性が見出せなかったんです。その結果英語が読めなくて、内容以前で躓いていました。


Q:もじこ塾に通っている生徒に、激励のことばを。

もじこ塾は英語を学ぶには最良の環境であるだけではなく、他の大手塾にはない空気感でクラスメイトと親しく切磋琢磨できる空間でもあります。また、マンツーマンの生徒にとっては勉強以上のことを相談できる先生がいますから、どんどんたよっていきましょう。

楽しいのが1番です、自分のペースで頑張ってください。


Q:将来の夢を1行でどうぞ。

祖父母にひ孫を抱いてもらう


・在籍校は、特性持ちに寛容でしたか。

特性というものを知っている人は少なかったものの、おそらく自分の学校は普通よりもプロフィールの尖った子が多かったんだと思います。その結果特性持ちの子が浮くことはありませんでした。


・勝因は何だと思いますか?

周りが自然に東大を目指す環境だったことですね、僕は向上心が高くないので、周りに引っ張られなければ、受かることはなかったでしょうし、もっと低いところで満足していたと思うます。


授業日誌のブログ→(構文の重要性について)  (20200529 A383くん)


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