ディスレクシア専用英語塾「もじこ塾」のブログです。 ●ディスレクシアとは:知能は普通だが、読み書きが苦手(読み間違いが多い、読むのが遅い、書き間違いが多い、読むと疲れやすい)という脳の特性 ●全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力に長ける ●読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい ●適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される ●10人に1人程度いるというのが通説 ●家族性とされるが、ディスレクシアの表れ方は個人差が大きい もじこ塾は、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要、という立場です。

2015-01-20

[追記つき]多言語環境に暮らすディスレクシア親子より(2)「漢字は書けるがカタカナは一切書けない」

オーストラリア在住、息子さん(6歳)のディスレクシア発覚を機に、
自身もディスレクシアだと気付いたSuiさんの手記の続きです。
前記事はこちら→
映像思考型の驚くべき認知様式が語られます・・・

[15/02/27 追記]
Suiさんからの要望により、紹介させて頂いたメールを削除するか要点のみ記しました。
私のコメントだけを残してあります。



(漢字は絵と同じように理解出来るが、まだカタカナは書けない)

→ディスレクシア漢字指導に一石を投じる内容ですね!

漢字が絵に見える」「意味は分かる」
           =「"絵"と意味の共感覚は強い
カタカナは書けない」=「"絵"と音の共感覚は弱い
ということですよね。
音と文字のつながりが弱い」というディスレクシアの定義そのままですね。

ここから分かるのは、ディスレクシア児には、まず漢字を教えてから、漢字を分解してカタカナを教えるという順番もありかもしれない、ということですね。
常々、「ひらがな/カタカナが完璧にならないと、漢字練習に進んではいけない」という考え方は、ディスレクシアにはつらすぎると思っていたのですが、やっぱりそうですよね。


(削除)

→すみません、漢字の話を続けます。
この例のように、鳩を細部まで頭に描けるほどの能力を持ったディスレクシアは、たぶん漢字も、細部まで頭に描けると思うんです。その結果、小学校の漢字学習の際には問題が表面化しない可能性がありますよね。
となると、中学で英語が登場して初めてディスレクシア的につまづくことになります。
つまり、漢字で苦労しないディスレクシアのほうが、実はディスレクシアとしては重度かもしれませんね。

(第六感が鋭い)

→きましたデジャビュ(笑)。Suiさんは夢や共感覚ではなく、「視界に入る細かい情報をとらえる能力」と思われますか。なるほど・・・


(削除)

→この診断結果の表現にびっくりしました!文法的に読めば「アーレンシンドローム、イコール、ディスレクシアの一種」と言っているわけですから。
それに、「空間認識力が高ければ音韻性ディスレクシア」とか、「音に敏感なら視覚性ディスレクシア」というような、単純なものでもないのですね。

(脳のエネルギーを普通より多く消費するため、水を多く飲むように指示されている)

→ブレインジムでも、水を飲むことは決して我慢してはならないという決まりがあります(ついでに、あくびも我慢禁止とのこと)。脳の活動は結局は電気信号であり、脳内の電気信号は水を介して伝わるので、というのがその理由のようです。
ディスレクシアの人は読むときにものすごく脳を使っていますよね。

それにしても、オーストラリアの教室におけるディスレクシアへの配慮は日本のはるか先を行っているらしいことが、この注意ひとつからも分かります。。


(感情のコントロールはどうしているか)

→考え込んでたら1日たってしまいました。ここはひとつコメントに期待したいです(^^;)
ヨガ(と瞑想)を5年ほど続けていますが、これは思考を手放す訓練なので、思考の暴走を止めるという点では根底的な効果があると感じています。
ただ、子供にヨガを勧めるのは難しいかも?即効性はないですし。
子供にはベビーマッサージをしていたのですが、今でも勉強のあとに「足もんで~」と言ってきます。これも落ち着くのに効いているのかも。

15 件のコメント:

  1. こんにちは、
    やり方がわからずに、匿名にて失礼いたします。

     考え込んでしまってなかなかコメントできないので一つだけ。
    運転時に限るので、あまり参考にはならないのですが、、、

    私の場合オーケストラのような複雑かつ声がない(あっても意味が取れない)音楽を聴いていると、そうしようと思わなくても何も考えずに運転に集中できています。
    運転時以外で試したことはないのですが、思考が止まらなくて運転の邪魔になるほどの時もあるので重宝しています。
    ラジオ番組や落語を聞くのも好きですが、運転に一番集中できるのはオーケストラのなるべく複雑で楽器がいっぱいありそうなのです。歌でもいいんですけど「第九」とかなるべく沢山の人やたくさんのパートがあると良いです。
     他のものに興味を移すと今度はそっちが気になってしまうので・・・(汗)すんなり聴けて自分のこんがらがった思考よりも複雑なものを外部に置くということでしょうか?そうすると、自分のごちゃごちゃがそっちに吸収されるような気がします。

     今回の記事、読んでいて体感としてすごくイメージしやすいと思いました。映画を見た後とかも飲み込まれはしないですけど勝手な映像が頭の中で止まらなかったり、目を瞑るとイメージがグルグルしてしまうのでかえって眠れなかったりとかはするので・・・・

    あと思考が立体というのはとても面白いですね。ご自身の思考の仕方、捉え方や、考え方の癖などを冷静に把握して行動というか、生活を送っていらっしゃるようにお見受けいたします。

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    1. こんにちは suiです
      なめこさんの音楽を聴くと集中がしやすくなる。分かります!私の場合は勉強する時、特に苦手な暗記をしなければいけない物はテレビをつけて聞きながら勉強していました。ゴチャゴチャが吸収される、
      的を得た言葉ですね。私の場合は無機質なニュース番組もしくは討論会などです。

      冷静に把握しているとは初めて言われました。こういった考え方を小学生の中頃から十代では出来上がっていたのですが周りと違っている事を怖れて誰にも話したことはありませんでした。
      ただ、第三者としてもう一度自分自身を考察して見てみるととても早熟だったのだと思います。実際に周りから浮いてしまって本当に苦労しました。

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    2. Sui様
      こんにちは、ご本人からの返信ありがとうございます。このブログを読んでいて、重なる部分、重ならない部分、すごく幅が広いのでおっかなびっくり書いてみたのですが、良かったです(^_^.)集中、あるいは解放?できる音って本当に人それぞれですよね。
      読んでいてとても興味深く面白いです。

      Sui様風に?自分の思考を分析してみると私の場合打ち上げ花火ですかね、、、、ドンドンドンドンと同時多発的にいろんなことが駆け巡ってあっという間に消えてしまい、あれ?何考えてたっけ?ってなります。私も箱に入れてとっておきたいです(笑)

      ずっと、考えていらっしゃったんでしょうね、Sui様自身が思っておられる以上に冷静かつ知的に映っていたのではないでしょうか、それもまた悩めるギャップですよね。
      私は逆に自分の精神年齢が低すぎて、周りと自分の中とのブレてる感覚がどうにもならなかった時もあります。今から思えばですけど。
      基本は変わらないのでしょうけど今はそういう自分ともある程度距離を置けるので・・・

      もじこ様
      電車の音と揺れ!まさしくそれです。私は眠りの神が降りてきてしまうのですが・・・おんなじ効果だと思います。

      コメントの記入の仕方ありがとうございます!
      お手数おかけいたしました。やってみます。

      文章作成が壊滅的に遅く中々反応できなくてすみません。でも、読んでおります(汗)

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  2. なめこさん、コメントありがとうございます。上のようにしてみました。
    「コメントの記入者」の▼をクリックして、下から2番目に「名前/URL」を選択して、名前を入力します(URLは未記入でOKです。あと、なぜか()も表示されますが無視してOKです)
    これで名前が表示されます。
    難しかったら今回の方法でも大丈夫です^^

    自分のごちゃごちゃがそっちに吸収される?!
    音楽の聴き方って人によってさまざまなんですね。なんと面白い。
    ちなみに私は電車の音と揺れがあると読書がめちゃくちゃはかどります。読書するためにわざわざ電車に乗ることもあります(笑)。なめこさんにとってのオーケストラと同じですよね?

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  3. なんとも興味深いお話の連続ですね。ためになります!

    うちも水分補給が欠かせません。これから何かするというとき必ず「そのまえになんか飲ませて」が口癖で、夫の大切なウィルキンソン炭酸水を着々と消費しています^^;

     異常に疲れやすいのも似ています。(ふつうの学校生活で自律神経をやられるほど…)

    この極端な疲労って一体なんなんだろうと悩ましかったのですが、脳のフィルター機能が低下し、大量の情報に晒された脳が情報を処理しきれなくなってしまうCFS(慢性疲労症候群)というのを、笠原紺さんのリンク先の方のブログで知りました。(紺さん、こんにちは。ブログ読んでます(・∀・))

    CFSは一般には睡眠の問題と考えられているようですが、脳のフィルター機能の弱さも特性として考えるなら、大多数の人にはない「視界に入る細かい情をとらえる能力」「第六感、予知夢のような錯覚」ともつながってくるなあと、思った次第です。

    ちなみにうちの子、「ゲームをすると疲れがとれてリラックスする」と言います……

    リズム合わせのゲームを延々とやっているのを見ていると、これに没頭することで脳の使わない部分を休めているのかな、と思います。

    夫は何かあるととりあえず歩きに出ていきます。
    どちらも単調なリズムの繰り返しが心を落ち着かせるのかな、と思います。

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  4. 貴重なお話満載ですね!私も水分めちゃくちゃ取るんです。食べ物屋で出されるお冷、いつも3杯くらい飲んでます!笑
    冬でも少し激しめの運動すると、頭部の汗が首を伝って背中がびっしょりで。年々夏がキツくなってきました…

    私の中では、作業と音楽の相性がありますよ。一点集中・単純作業には安定したリズムが欲しくなるので聞き慣れた歌・大好きな1曲をエンドレス再生など。
    思考を遊ばせたいとき・ゆるやかな集中でいい時(部屋の片付けなど)にはラジオ等のいろんな音が欲しくなります。
    てぷさんのお子さんのお話にも共感です。リズムゲーム・テトリスなど、単純操作ゲームは強力な気分転換。目の前のものに集中できる(多くを考えなくて済むので)とリラックスできるんですよね。
    私の集中が続かないときは、気になるトピックがぼんやりある状態が多く「あとで調べる」と見る場所に跡を残して一旦保留にすると意外と楽になれます。てぷさん、ブログ見てくださってるのですねありがとうございます(*´∀`)

    背景情報の焦点や目印をぼかす=目の前に集中できる。
    は、高感度のアンテナと処理能力を持っているための視点の流し方なのかな、と妄想してます。

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  5. コントレックスを10年以上箱買いしている私も仲間に入れて下さい(笑)

    てぷさん、慢性疲労症候群のことを整理して下さりありがとうございます。ようやく腑に落ちた気がします。

    目の前のものに集中できるとリラックスできる!それだ~!
    テトリスと、私の場合は運転もそうですね。渋滞中とかアイデアがいろいろ湧いてきます(笑)


    匿名さん、上のような形で掲載させていただきました。過分なおほめの言葉、ありがとうごございます。のちほどメール差し上げます。
    差し支えない内容でしたらぜひコメントもお願いします!ここはディスレクシア感覚を披露しあう場になりつつあります。他の方のためにもぜひ。

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  6. 私も一時期イメージに飲まれる苦痛?を味わったことがあります。私は以前から人の声色で相手の気分がわかりやすく、けっこうビクビクすることも多かったんで、心地良い音への敏感さもあり、背景の音は、集中のしやすさと作業内容とリンクする感じです。視覚情報受信?の処理も早くて多い=人の顔や姿を見ると自分がもらってしまう、というのも頷ける気がしますし。

    認知的脱抑制とか過度激動など、感受性の分野につながると思えます。自分の中で起こる活動量の大きさに自分で疲れてしまうのかなと思っています。

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  7. こんにちは。komariです。
    コメントしようと思いつつ、情報が多くてどう書けば良いのかと思っているうちに、皆さんの話題についけなくなってました(^^;)。

    Suiさんのお話、面白いですね。単なる音と文字のつなぎが苦手、というだけでなく、いろんな症状?があり、共感できる部分が多いということは、それらはやはりディスレクシア的特徴と言っていいのでしょうね。

    ・共感覚:本や映画の世界に入り込み疑似体験したり、一緒にいる人の表情などから同じような気分に同調してしまったり、そういうことが多くあります。映画館で映画を見ると、かなり体力を消耗します(笑)。主人公が大変な思いをするのは、本当に私も大変。だから、あまりそういう本や映画は選ばない傾向がありますね。あと、人との付き合いも感情移入しすぎて疲れることもしばしばです。

    ・長い文より短い文が苦手:それはもう!いったいどれだけテストの問題文を読み飛ばし、入れ替え、誤解釈したことか(涙)。長編のストーリーは問題なく追えるのに。

    ・怠け者:怠け者、とは言われたことはないけれど、よく「不真面目」とは言われます。そう見えてしまうらしい、と年を取るに従って認識するようになりましたが、これもディスレクシア的特徴なのですね。

    ・デジャビュ:前に話題に出たとき、どうなのだろう?と思っていましたが、例えば大学受験に行って、私はここに来るんだろうな、とか、そういうのもあるのかしら?と。

    ・脱水症状:これは驚きでした!が、一日仕事をしながらずーっとチビチビ飲み物を飲みます。手元に飲み物がないと落ち着かないところも。脳を使うから必要ということなのですね。納得です。

    ・利き手:ほとんど右利きですが、変なところに左利きが入ります。母方(風変わりな人が多い)は左利きが多いんですよね。ちょっとしたエピソードから、祖父は実はディスレクシアじゃないかと疑ってます。

    ・感情のコントロール・気分転換:過集中したあとは、本当に脳が疲れて仕事が続けられなくなります。そんなときは、30分ぐらい外を歩きます。そうするとけっこう頭がすっきりしますよ。最近は週末山に行ったりします。頭を使わず、体を疲れさせると、バランスが取りやすい気がします。

    ・箱や糊:これはちょっと良く理解できないものでした。

    新しい発見をありがとうございます。

    ところで、ちょっと相談です。
    私は小さい頃から読書感想文を書くのが苦手だったり、授業をほとんど聞けない子でした(空想の世界へ行ってしまう)。
    今、短時間の初めて聞く話から、なにかコメントや質問をしなくてはいけない状況です。でも、例えば知らない名詞が出てくると、そこで思考がストップするし、それ以降がまったく理解できなくなります。
    一生懸命聞いて理解しようと努力はしているのですが、質問やコメントどころじゃなく。そうすると、同僚に嫌みを言われまして・・・。
    どういう訓練をしたらよいのか、途方に暮れています。
    例えば、プレゼンそのものについてはコメントできるんです。ストーリーができているかどうかは理解できますから。でも、内容そのものを聞いてすぐ理解し、そこからまた自分の言葉にすることを短時間(15分とか30分)ではできなくて。。
    ディスレクシアでない人の頭の中ってどうなっているんですか?

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  8. わかりやすくまとめて下さり、ありがとうございます!

    読書感想文はディスレクシア的には鬼門みたいですね。
    紺さんがうまくまとめてらしたので、何か参考になれば
    (と紹介することを、紺さんお許し下さい)
    http://konna-nitijo.blogspot.jp/2015/02/blog-post.html

    もし学生が相手なら「こうしたらもっと良くなるのに」を想像して、そこからさかのぼって「なんでここはこうなの?」と聞いてみるとかでしょうか・・・
    知らない名詞をずばっと「◎◎って何ですか?」とは聞けない状況なのですよね。それもそれで生産的な議論になる気がしますが。でもきっと、同僚さんたちからひんしゅくを買うんですね?

    明日、ディスレクシアな老言語学者に会うので、この質問を投げかけてみます。結果をまた報告しますね。

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    1. 遅くなり申し訳ありません(汗)。ディスレクシアな老言語学者に、komariさんの状況を簡単に説明しながら「人の発表を聞いてコメントするにはどうしたらいいでしょうね?」と聞いてみました。

      「僕ももたもたしてうまく話せない。するする話せて本質を突く人っているじゃない。うらやましいよね。」
      (まあそうかも(笑)。この老教授のそういう場での発言は基本的に話が脇道に非常に逸れやすく、でもSerendipity発言をすることはみんな承知しているので、聞き手は辛抱強くそれが来るのを楽しみにしている、という感じです)

      「そういう状況なら、自分にベースがあれば(言葉は)出る」
      (くだらない発言に対してはどうすれば?)
      「もともと自分にベースがあれば、その発言がなぜくだらないかも言える。最近はくだらない、おままごとみたいな発表が増えたよね。なぜくだらないかは直観的に分かる。ただ、それを相手に分かるように伝えるのは難しい。」

      ・・・あまりお役に立てなかったかも。すみません。

      前の回答と同じになっちゃうのですが、
      「ごめんなさい、ちょっと確認なんですけど」と言って知らない名詞をちょっと聞いちゃうのが良いような。
      他の聴衆も実はそこを理解していないケースは多々ある気がします。それどころか、話している本人も自分で何言ってるんだか分かっていないケースもあると思います。

      非ディスレクシアは字面を飾っただけでなんとなく分かったような気になっているので、すべてを脳内で映像化しないと理解できないディスレクシアよりも、自分がどこが分かっていないかも実は分かっていない可能性が大です。

      とここまで書いたところで、The Dyslexia Empowerment Planという本を持っていることを思い出しました。もし何か有益なことが書いてあったら改めてここで紹介します!

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    2. もじこさん、わざわざありがとうございます!
      やっぱり「ベース」ですか。背景が分かっていたら、理解がしやすいのはあります。高校生の時は予習して授業は答え合わせ、ってしていましたから、もう少し事前準備したほうが良いのかもしれないですね。

      もじこさんのご意見、参考になります。「もっと良くなるのに」的な視点で発表を聞いて、そこから質問をつくれるよう訓練してみます!
      具体的なアドバイスありがとうございます!!

      ところで、「非ディスレクシアは字面を飾っただけでなんとなく分かったような気になっている」というのは、なるほど!座布団一枚です。
      そうなんです、なんでそんな発音も難しいような、ちょっと聞いただけの専門用語を使いこなせるのか、常々不思議でした。
      非ディスレクシアの人は、言葉先にありき、なんですね。その言葉の意味が、イメージを伴って理解できないと使いこなせないディスレクシアとは全く違いますね。

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    3. 何かしらのお役に立てたのなら嬉しいです^^
      そうなんですよ、非ディスレクシアの人は、言葉を並べただけで分かった気になってるんですよね。
      そこへディスレクシアの人が「ところで◎◎って何ですか?」と聞けば、非ディスレクシアの非常に痛いところを突くケースも多々あるかと。同僚さんは怒るかもしれませんが勇気を持って突いちゃって下さい!

      私は普段の言葉はけっこう適当ですが、翻訳者的にはすべて映像化しないと訳せません。
      ある単語が分からず、どうしてもそこで理解がストップしてしまい(まさにkomariさんと同じ状況ですね)「1つだけ質問よろしいですか?この言葉ってどういう意味で・・・?」と聞くと「それはとりわけ訳しにくい概念で」とおほめに預かった経験が数回あります(すみません自慢げで)。
      そんな経験から、「映像化しにくい言葉はむしろ質問してしまったほうが、実りある議論につながる」という自信を得たのでした。

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  9. こんばんは。
    私は日々の事件事故ニュースで聞こえる言葉に悩まされます。怪我の具合をやたら具体的に言ってくれるので、聞いてるうち勝手にイメージしてしまうみたいで、自分一人で辛くなります。映画やゲーム、アニメ、実際の映像には、幼少から割り切って見ているんで辛くなることは無いです。が、「リアルなSE」であっさりぞわわ…と鳥肌立ててしまいます…。
    自分にとって不得意な耳情報。曖昧な把握での言語聴覚で返って想像力を掻き立ててしまうのか…また、言葉ではない音自体の反応が高く、リアルな音で簡単に実感めいてしまうのか…音から煽られることが多いです。また、心地よい音に鋭敏になるために、ヘッドホンやスピーカーなどは絵やパソコン関連以上にケチらず慎重に選んでいます。笑
    多くの人は子供のときに見た「怖いCM」「怖かった映画」って話題で1度は盛り上がれると思うんですけど、私はあんまり無いんです。身近に共感はないけれど、声や歌で不気味だな怖いなー…っていう想いをしたのは沢山あります。私はラジオドラマなどのが感情移入(疑似体験)が激しいみたいです。

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    1. ブログのほうでも相変わらず興味深い分析を。
      私も、例えば最近の事件報道は聞くだけで夜も眠れないトラウマレベルです(泣)。これは音声言語からのイメージ喚起力が高いんですよね。(でもこういう人は多いような気もしますが。)
      子は聞き間違いがものすごく多いのですが、音声言語の理解力は高いです。この凹凸には慣れましたが、やっぱり不思議です。紺さんの言葉で言うと「曖昧な把握」、音声言語を相対音感だけで把握することが、内容の本質的把握と表裏一体なんでしょうね…。
      音への過敏は、子は明らかにありますねー。特定の皿とスプーンのかちあう音をすごく嫌がったり。「セカオワのこの曲の「は~じ~まる~」の「は」の出し方が好き!」と言って何回もそこだけ聞いてたり(笑)

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