on dyslexia

ディスレクシア
(読字障害、読み書き障害、失読症、難読症、学習障害、読み書きのLD)について、調べて分かったこと/実践したこと/英語から訳した文章をアップしています。

ディスレクシアとは:
-
​​
知能は普通だが、読み書きが苦手(誤字が多い、読み書きが遅い、読み間違いが多い)。
-勉強しているにもかかわらず、読み書きがなかなかできない状態を指す。知的障害ではなく、普通~ギフテッドのあらゆるIQにみられる。
-
​​
独創的で、​​対人能力が高い。
​​
全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力
に長ける。
- ​音と文字の脳内での結びつきが弱いことから起こるらしい
- ​読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい。その理由は、英語のほうが日本語よりも"音の粒"が小さいから​
- ​細​​​​かい聞き間違いがみられるが、音声情報の処理能力は高い
- エピソード記憶が得意。固有名詞などの細かい丸暗記は苦手
- 適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される-
​ ​
10人に1人程度いるというのが通説
​。アメリカの調査では3人に1人とも
- 家族性であり、遺伝による​。ただしディスレクシアの表れ方は個人差が大きい



当ブログは、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能である、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要--という立場です。


2015-09-02

プログレスでディスレクシアに英語を教える(1)プログレスのディスレクシア的長所

なかなか書けず申し訳ありません。やっと夏休みが終わりました。

ディスレクシアな中1男子の夏休みは、
8月31日夜9時に数学のレポートに気付くというエンディング(苦笑)
さすがの私もキレて、通信簿の保護者通信欄に
「2学期の中間試験までに提出物の不提出があったら、
期末まではバスケ部を休部させます」
と書いたところ、子は風呂で号泣。その後したり顔で出てきて・・・
「俺からバスケを取ったら引きこもりになるよ?バスケする以外は」
「どうやって先生をだまして提出物を出したように見せかけよう」
「部活はダメでも朝練はいいよね。じゃあ7時、いや6時半に学校に行くから」
と、裏をかくようなことばかり考えていますorz

規則で縛ると"抜け道"を全力で考えようとするディスレクシアの子に、
勉強とバスケを交換条件にするのは、何の意味もなかったようです。はぁ。

とはいえ、バスケが彼に良い影響を与えていることは明らかです。
まっすぐ上にジャンプする練習を、毎日何時間もするうちに、
ずいぶん体幹が整ったのも、そのひとつです。

☆  ☆  ☆

さて。プログレスのことを書いていきます。

夏休みに入ってから、プログレスという教科書を使って英語を教えています。

結論から先に申しますと、
プログレスは、ディスレクシアにかなり適した作りの教科書です!!

今回は、プログレスとはどんな教科書か、
そして、プログレスのディスレクシア的長所を紹介します。

~ ~ ~

プログレスことプログレス・イン・イングリッシュ(Progress In English)は、
イエズス会が作っている、中高向けの英語教科書です。
キリスト教系の中高一貫校で多く採用されています。検定外です。

初版は1964年。
ロバート・フリン神父という、神戸と福岡のカトリック男子校で教鞭をとっておられた方が書かれたそうです。
そのあたりのエピソードはこちら→。現代のザビエルです。

私の卒業したミッション系では6年間、英語の教材はほぼこれだけでした。
昔は、いかにも教会関係者が書いた感じの、手作り感満載の教科書でした。

現在の版の正式名称は、Progress In English 21 Revisedで、
(今まで取り組んだ感じでは)宗教色は特にありません。


Book 1の奥付。Book 5まであります。

購入方法は、版元からの直接取り寄せのみです。→
アマゾンでも一般書店でも取り扱っていません。
そのことが、謎めいた雰囲気を高めています。

でも、使ってみると、閉鎖的な雰囲気はまったくありません。

~ ~ ~

プログレスの一番の特徴は、とにかく音から入ることです。
単に「音声が付属している」ではなく、「まず英語の音から入る」なのです。

左から:テキスト、ワーク(いわゆる文法問題)、
自習用ワーク(ディクテーションや単語テストなど)
中央にあるのが専用再生機「SDリピーター」

ディスレクシアには、教科書の読み上げだけでも、大変ありがたいことです。

#子が通う中学は自作教材を使っており、音源が全くありません。
#音声教材のない英語学習はディスレクシアにとって、
#船で山を登るようなものだと知りました。
#とにかく進まない。そして定着しません。

しかし、プログレスにおける音声の位置づけは、
ただ単に、教科書を読み上げることではありません。


「聴く」→「話す」→「読む」→「書く」の順序で作られています、
と1ページ目で宣言

「聴く→話す→読む→書く」
ディスレクシア英語学習は、この手順が唯一の道だと私は思っていますが、
プログレスは、この順番で学習が進むように作られた教科書なのです!
すべての新出事項を「聴く→話す→読む→書く」の順番で学習します。
(少なくともBook 1では)。
なんとありがたい!!

中はこんな感じ。
基本的には、見開き1ページに1つのレッスン。
3レッスンごとに、まとめがあります。





左側の番号をSDリーダーに入力して、頭出しします

読み上げてくれる機械はこちら「SDリピーター」。
90年代にソニーからリピーターが出ていましたが、
その開発者が、退職してこれを作ったそうです。
頭出しがサクサクできるのと、自分の声を録音できる(30秒)のがポイント


1) 「聴く→話す→読む→書く」という順番で編集されている

これなら、書かなくても、学習事項を覚えることができます。
プログレスを使う最大のメリットは、この点でしょう。


プログレスには他にも、ディスレクシアに適したポイントがあります:

2) スモールステップである
普通の教科書よりも、はるかにスモールステップです。
その課で学ぶべきことがものすごく明確なので、
ディスレクシア的には、苦手な暗記に集中できるのがありがたいです。

また、けっこう多くの教科書では、未習ポイントをこそっと混ぜ込んできますが
ディスレクシアだとそこで確実につまづくので、とても困ります。

プログレスの書かせる設問は、すでに耳から入っている単語だけで構成されています。
これなら、ディスレクシアでも比較的つまづかずに書けます。

目次。
例えば6.では、1 命令文だけ、2 Let'sだけ、3 Shall weだけで、
レッスンが作られています。


3) 各単元の教え方が、「大→小」になっている
各レッスンは、
(1)新出事項を含む会話文を、すらすら言えるようにする
(2)会話文に含まれる文法事項を学ぶ
 →(3)単語を覚える
という順番に組まれています。
「文法事項を学んでから、会話で応用しましょう」ではありません。
ディスレクシア的には、大変ありがたい順番です。

4) ゲーム感覚。いたずら心に満ちている
「Where is the clock?」という音声を聞き、絵の中から時計を探す問題で、
実はどこを探してもclockが描かれていないなど・・・
(正解は「I don't know」)∑( ̄0 ̄

中学生男子のいたずら心をくすぐる仕掛けがちょこちょこあります。
ディスレクシア中1男子は、これにめちゃくちゃ食いついてます。
「全部 I don't knowでいいじゃん!!」と(笑)

会話文の音声は容赦ないナチュラルスピード、
しかも声変わり前の男子が出演。
「同じスピードで言ってやろう」と、闘争心がかき立てられるようです。

5) 反復が非常に多い
プログレスの隠れた特徴のひとつ。
忘れた頃に「昔の話題を蒸し返すようですが…」と復習問題が登場します。
(登場人物も以前と同じなので、遊び心があります。)
「しつこいw」と笑いながら、学習事項が定着します。

あるいは、同じフレーズが、
穴埋め・ディクテーション・名詞だけ変えて・疑問文に・否定文に…
と、いろんなかたちに変形して問われます。

ディスレクシア英語学習は、普通の子の何倍も反復が必要です。
その点で、反復が多いのは、非常にありがたい作りです。

ワークブック。
先に暗記している(=音で入っている)と、まあ書けます。
この順番が大事だとつくづく感じます

6)教材に愛情が感じられる
これは実際にその教材を使っている最中に感じられることで
具体的な例を示すのが難しいのですが・・・
でも、設問の配列ひとつとっても、教材から愛が感じられます。
ここを外さなかったフリン先生はすばらしいです。

当ブログが推奨する教材(道村式漢字カード、ジョリー)に共通することですが
ディスレクシアは、こういうことにひときわ敏感だと私は感じます。

#ちまたには愛のない教材が多すぎます。具体的な名は控えますが。
#もしかしたら、ディスレクシアの"学習障害"の原因のひとつは、
#愛のない教材への拒絶反応なのかもしれないと思うほどです。

~ ~ ~

次回は、家庭学習でのプログレスの取り入れ方について、書くつもりです。



32 件のコメント:

  1. こんばんは!
    小4、ジョリーもまだ始めていないうちの子にはまだ早い話題かとは思いつつ、とても興味深く読ませていただきました……というよりむしろ、かつてのわたしが、これで勉強したかったです(笑)。

    教材にこめられた『愛』、すごくわかります。私自身、『この単元では、これとこれとこれは外せないから載せておこう』みたいな感じで作られた本は、さっぱり受けつけませんでした。よく整理され、きちんと書かれた教材でも、冷たくて味わいのないものって、ありますよね。

    教材にこもる『愛』って、その教材で勉強する子たちに対する『愛』であると同時に、英語なら英語、そのものに対する『愛』でもあるのではないかと思うのです。(って、英語がどうしても習得できなかった、私に言えるようなことではないのですが……)教える側が、自分の教えていることを本当に面白いと思い、こんなすごいことあるんだよ、こんなふうに考えたら、物事がこういうふうに見えてくるんだよ!と、心から伝えたいと思って書いたものは、読んだとき、そうだと絶対にわかります……。

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  2. ああ、もう、ホントにその通りだと思います!いつも新しい整理、見方をありがとうございます。m(_ _)m

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  3. プログレス21って、進学校で採用されているという、あの教科書でしょうか?
    見たことないのですが、難しいと聞いたことがあり、我が子には全く合わないものと考えていました。意外です。
    もじこさん、息子くん、頑張って下さい!

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  4. naoさま、2人の匿名さん(同じ方かも?)ありがとうございます。
    ・naoさん、ご賛同ありがとうございます^^。そうですね、プログレスにはフォニックスはまったく含まれていないので、プログレスの前にジョリーの42の音文字対応をきちんと済ませればすごくよいかと。

    ・匿名さん、プログレス21はまさにその、進学校で採用されているという、それです。
    なぜこれが難しいと言われるか、いま考えています。
    最大の理由は、これを採用する学校が、異常にペースを上げようとするからだろうと推測しています(生徒が退屈そうな顔をするのが怖くてペースを上げてるのでしょう)。
    もう少しゆっくり、完全に暗記してから先に進めるようなペースにすれば、そこまで難しくないと思います。家庭学習の場合はペースは自由に設定できるので、この問題はクリアできます。
    なにしろ、初めに「音ありき」なのが、ディスレクシア的にありがたいです。

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  5. もじこさん、こんにちは!
    早速、プログレス21について、ありがとうございます!!
    プログレスは、スモールステップなところ、反復が多いところ、とても魅力的ですね。
    ぜひ、うちもこのまま上に進学するなら取り入れたいなぁと思いました。しかしながら、なぜ、学校の英語は音源無しなんでしょうね~。(なんとなく、わかりますが^_^;)内部進学説明会の際に、さらっと、こちらの気持ちを感じ良く、伝えてみたいと思います~。(期待は出来ませんが・・・)

    プログレスに進むにも、やっぱり、ジョリーの定着、ベースはかなり大切と感じました。ある程度のトリッキーワードが読めれば、プログレスにもすんなり移行できるのではと思いました。もしくは、42音が終わったら、トリッキーワードとプログレスを同時進行もいいかもしれないですね。(ノンネイティブの子達に、センテンス無しでトリッキーワードだけを覚えるのは厳しいのでは?と思うのですが・・・。どうなんでしょう?特にディスレクシアやアスペ傾向の子達は。)

    それにしても、もじこさんの息子さんは、お母さまと一緒にお勉強を取り組めていることが、何よりも素晴らしいと思います!
    うちでは考えられません(>_<)ジョリーもついに外注に出しました!!

    また、プログレス21、第二段を楽しみにしてまーす!!

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    1. 学校の教材は自作で、教科書内に登場する先生の名前が担任の名前になっているんですよ~。毎年変えてるんだと思います。
      親しみやすくする努力は認めますが、そんなことより音源をつけてほしい。。
      正直、音源がないので、検定教科書に劣ってます。

      あと、ワーク代わりにWinningという教材が宿題に出ます。この記事を書くために検索していて、これが市販教材であることを初めて知りました(これも手作り感満載の教材です)。反復が多い教材ですが、さりげなく新出単語や新出事項が混ぜ込んであるのと、同じ学習項目でも自作教材とは微妙に扱う範囲がずれているので、そのたびに子はつまづき、そこに労力を取られて定着が悪いです。これも音源はありません(泣)

      うちでは、Winningは私が問題文を読み上げてやるとまあ解けますが、忙しくて読み上げができないときや、宿題を早く済ませたくて早起きしてる(バスケしたい)ような時は、なんと!!音声入力→LINE英語翻訳を使って宿題をやってるんですよ~~~
      このことに賛否両論あるのは承知ですが、私はLINE英語翻訳もgoogle翻訳も使えるものは使えば?と思ってます。そんなツールを使って解けちゃうようなことを宿題にするほうが悪いんです。どのみち書かせて覚えさせる課題はディスレクシア的には定着しないですし。せめた暗誦する宿題なら翻訳ツールとは無縁だし、定着度も高いのですが(そういう宿題もたまに出ます)。Winningにしても自作教材にしても、さりげなく新出単語を混ぜ込んでくる率が半端ないので、ディスレクシア的には非常につらく、そうなるとLINE英語翻訳の出番のようです。
      プログレスはこういう感じの辞書引きが不要orできない問題なのも、ポイント高いです。

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    2. ぴろりんりん2015年9月6日 20:22

      もじこさん、プログレス21の説明ありがとうございます!
      そこでまた、いくつか教えてください。(次回記事掲載予定だったらすみません!)①プログレス21はテキスト、ワーク、自習用ワーク、SDリピータがあるのですね。やはりこれはSDリピータも購入して家でしっかり聞く、というやり方ですね?
      ②あ学校教科書との進め方ですが、1)教科書と並行してプログレスも初めから(中1から)進めていくのがいいのか、それとも2)教科書で出てきた文法の箇所だけを拾い、プログレスでやっていくのか どちらでしょうか?(次回記事掲載予定だったらごめんなさい!)
      ③それと、以前お伺いしたようにプログレスを家庭教師にお願いしようと考えていますが、やはりそれは英語指導経験のある方の方がやはり早いですよね?教材があれば、医学部生も可能!?とちらっと思ったりしたので・・。この先生はプログレスの5から高校で使用したといわれていました。かなり内容深く濃い教材だったとのことで、中学生版は使用していないようでした。
      また、「プログレス家庭での取り入れ方」楽しみにしています!よろしくお願いします~。

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  6. 蛇足ですが…学校で使ってる問題集を子供が失くしたことがありました。バレないうちにと慌ててネットで探して購入しようとしたのですが、探せど見つからず、きっと学校にしか卸してないのだわと思い、観念して先生に子供が言ったところ、なんと独自開発教材!ネットに無いわけです…(ーー;)購買部で簡単に買うことが出来ました。

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  7. 英語の教科書の記事、大変参考になりました。ありがとうございます。

    別途、中学を選択するにあたり
    学校の教科書、進度、内部高校への進学率など書字に苦手がある場合、チェックしておいた方が良い項目がありましたら教えて下さい。

    進学実績などは、気にならないのですが。

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  8. ひゃー、みなさまありがとうございます。そしてお返事が遅れがちですみません。

    ぴろりんりんさんへ。
    SDリピーター(ハード2万、SDカード1万)はちょっと高いですが、これがあるのがプログレスがディスレクシアに優しい最大のポイントなので、必ずご購入を。
    テキスト、ワーク、自習用ワークは全部買っても3000円以下だったと思います。

    (2)語学は積み上げが大事なので、もし知識に穴があることが分かっているなら、Book 1の最初からやったほうが結局は早いです。できれば週2ペースで。
    ちなみにプログレスBook 1は検定教科書の中2の2学期までの内容、Book 3で大学入試までの文法事項をカバーします。推測ですがBook 1を最後までしっかりできれば高校入試にはかなり役立つだろうと思います。このあたりのことは次の記事でしっかり書きますね。

    (3)家庭教師は、ディスレクシア当事者かディスレクシア指導経験のあるプロ/大学生がベスト(悪筆な人^^みたいな探し方もありかも?)で、その次ができない子の指導につきあえる人、だろうと思います。プロでも、できる子にしか親身になれない人は×だと思います。

    あと、私は上の記事で重大なことをあえて書いてません。それは、プログレスをディスレクシア的家庭学習(学校の補習用)として使う場合、単語の問題は一切扱わない!!ということです。SDカードを使ってテキストを暗誦し、ワークの問題の答えを口で言えて(=文法事項をアウトプットできるレベルで理解し)、字を見て9割方自力で音読できるようになったら、どんどん先に行きます。これにより、ディスレクシアにとって英語学習のハードルがぐっと下がります。

    匿名さま
    ディスレクシアに優しいかどうかは、正直、学校選択よりも、個々の教師にディスレクシア対応の知識と思いがあるかどうかにかかっていると思います。
    うちも、担任のディスレクシアへの理解はゼロ(善意のある人だけにつらいところ)、しかし部活の顧問の先生が子の頑張りを評価してくれているので、なんとかやっています。
    ひとつ言えるのは、昨今の私立に多い、「先取り学習」を自慢げに掲げるところは、ディスレクシア的には非常に辛いだろうということです。プログレスも、たいていの採用校では「先取り学習」の道具として使っているので、プログレスを使っている=ディスレクシアに優しい学校とは思わないほうがよいと思います。漠然とした答えで申し訳ありません。お子さんに合った学校が見つかることを願っています。

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  9. はるぴょん2015年9月8日 13:37

    学校サイドは何も考えていないんですよね。。。ディスレクシアについて勉強もしていないんだろうなぁ。生徒に沢山いるでしょうにね。この環境なら、中学三年間で英語が全く出来ませんでしたと嘆いていた親御さんの気持ちが分かります。どうにかしたいですね。。。

    プログレス21ですが。。。
    検索をしてみると、①単語が莫大な数過ぎて覚えきれない。②日本語訳がない③受験英語と違うから平行して学ぶ負担がある。④プログレスで英語嫌いになってしまった。
    など、難色を示すものも見つかりましたが(進学校で進度が速すぎるからでしょうかね?これはプログレスbook2以降の話なんでしょうか?)、逆に、繰り返しが多いので、暗誦するぐらい覚えると、とてもよいテキストで、英検取得にテスト勉強が不要だったというものも見受けられ、もじこさんと同じようにプラスに捉えている内容も見つかります。
    イラストが多めで児童向きのプログレス問題集を販売しているサイトもありましたね。

    単語数が多いというのが気になります。
    ディスレクシア、発達凹凸児と一緒に勉強するには、それなりのアレンジが必要そうですね。
    値段が値段なので、それなりの覚悟がないと買えないです。山ほど、手につけてない中途半端な教材がありすぎて。。。ジョリーのように英語できない母さんでも使いこなせるでしょうか??

    ご自宅でのご様子、楽しみにしてます♪

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    1. 今日は英検5級のリスニング問題を初めて聞いてみました。(中1終了までに全員5級合格が学校の掲げる目標です。ついでに漢検5級も(泣))。
      英検のリスニングに比べると、プログレスは3倍速くらいのイメージです。しかも出演者がプロのナレーターではない(声変わり直前の少年も出てきます)。
      子供は英検のリスニングも、プログレスのリスニングも、完全にゲーム感覚です。「この絵ならこういうこと言うんだろ?!」「消去法でこれ」「絶対クリアしてやる!!(→スピード勝負)」みたいな。そしてディスレクシアならほぼ完璧にクリアします。書くことの進まなさ、記憶力の悪さとは雲泥の差です。


      プログレスで英語嫌いになるのは、(1)学校の進度が速すぎる、(2)SDリピーターを買っていない(ネットで見る限り、任意購入にしている学校が多いようです)、(3)プログレス採用校の家庭学習は徹底的にSDカードを活用すべきだが、単語を書く練習に一生懸命になりすぎて消化不良になる、(4)和訳がない あたりだろうと思います。
      ディスレクシア的補習としてのプログレスを使う場合、(1)子供の理解にあわせて無理ないペースで進められる、(2)SDリピーターありきの学習、(3)単語を書いて覚える練習は全部省略、(4)ディスレクシアなら文単位の和訳は得意、、なので、上の問題は全部クリアされているという実感を今は持っています。

      子を見ていると、小学生のときは絶対無理だっただろう文法説明も、中学生になるとそこそこついてきてます。そういう意味ではプログレスを小学生で使うのはもったいない(まあまあ文法説明があるので、そこに拒絶反応が出たらもったいない)気がします。小学生のうちは、ジョリーの赤い本などを読むというより何十回も聞いて、暗記するくらいまで持っていくのは良いことだと思います!英語を嫌いにならないことが一番大事だと感じます。

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    2. 嫌いにならないことが一番大事。私からも切実に願います。
      ディスレクシアの当事者は「母国語で苦労させられる」体感が一番つらい孤独だと思うので。
      こうして書ける自分はマシですが未だに言葉(会話・いい間違い・聞き違いからの嘲笑?記憶などの)に関わる恐怖屈辱?感情が根強く、相手に伝わる形云々よりも、「脳から言葉を絞り出す」作業でかなり神経使います。
      こちらが黙ってる間の、周囲のやきもきも体感で知ってますが「待つ重要さ」をいろんな場所場面でほしいと思うばかり。

      私も落胆すると、頭から言葉の存在からすべて追い出し拒絶姿勢を取る(部屋にこもり誰とも会話もしないネットも見ない、音楽や絵に浸る)ことで、ディスレクシアを抱えた自分の存在を守る、という部分があります。

      イライラした自分は、普段以上に極端で投げやりな言動姿勢に見えるため、当然家族からも反感をたくさん買いますし、そういう時ほど自分は言葉を言わないほうがいいため(火に油にしかならない気がして)言われっぱなしでも構わないからと、だんまりを決め込みます。

      日本人で、日本にいるのに、自分だけが通じない言葉をもつ存在に思える。これを「宇宙人」みたいな比喩にもつながると思うんですよね。ちなみに私は自分を「人間に化けた動物の存在」などと半分自虐半分本気、みたいな感じで愚痴に出したりしてますが。
      外国に単身渡った人が言葉の壁で落ち込む、みたいなことを、母国の地でやってるので当然、周囲から見たら変わった落ち込み方ですし…さらに、その悩みの周知がなければ説明するためにも「言葉がいる」わけです。
      地獄かな?と自分も頻繁に言葉を投げ出したくなります。

      自分で助けてと言えるようになるためにも、当事者さんを言葉嫌いにさせたくない。子供の頃から言葉を求めるのもちょっと厳しい気がします、会う方法を学校で教えてもらえないのに。私は家族会話でも吃って無理でしたし、大人の今ようやく始まった感ですし…

      親御さんはいまでも十分待っていることと思うのですが、それでも当事者の成長を待ってあげてほしいと私は願ってしまうなぁ…。
      見守りだけは行い、方法については本人任せ。ある程度放って…とかは難しいのかなぁ…。

      私は勉強苦労を周囲から隠し、宿題を見てもらうとかの干渉すら拒否して(幸運にも両親は学歴に熱心じゃない人でしたからお咎めもなし)自分のペースを守れた分、言語の成長面では功を奏したかもしれません。その分、家族からは「当たり前に言葉が話せるもの」と思われたのかカミングアウトも軽く流され、ディスレクシア話題も出せない現状なので、孤独感は変わらずですね。
      でも私の内面は、自覚で劇的に変化したんで、同じ孤独でも家族関係は良好になってきたと思います。
      …そう、だといいな…(汗)

      私も探ってる最中だし、どうなることやら。年がら年じゅう暗中模索みたいな私も、この年でもまだ模索やってますねw ほんと長丁場なんで、好きでいるほうが悩んでも気持ちがいいものです。

      人懐っこいのが当事者さんの定番スキルなディスレクシアは、対人関係の良好さ、誤解は多いけど誤解が解ける話も多いこと、評価してくれる人との出会いがあること、本人が一生懸命なところ。
      あと個人的に、苦労や現状に関わらず、面白いことには素直にケラケラ笑えるあたりは当事者っぽいスキルじゃないかなって思ってます。(笑いどころを考えるとかも頭にないくらい素直に大爆笑できる素質というか、楽しむことに躊躇がない様子というか)

      楽観的な人柄は多そう、いい意味で気持ちの切り替え、割り切りがしっかりできてると思う。自分以外の当事者を近くで見たことないけれど、当事者には共通してある素質じゃないかなーと予想をしてます。
      その様子でホッとする周囲の人は、多いかもしれないですね。癒しの方面のムードメーカーみたいな。厳しさは知ってるけどほがらか。そんな人が多いんじゃないかなぁ。


      話が脱線しまくりですね、すみません〜。

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    3. はじめまして。ディスレクシアの、祖父、父、弟、夫、息子を持ち、私本人もディスレクシアの特徴を持っています。
      私も、母が非ディスレクシアなので、「なぜこう通じないのだろう」というところがつらかったです。何か、根本のところで、感覚が違うのですね。母娘の仲が悪いわけでは無し、相手は善意なのですが。ディスレクシアと結婚してから、楽です。「話」が通じるというより、考えを読んでもらえる。無口で言い間違いの多い人ですけどね。
      若いころは、Windowsユーザーの中にいる、Macユーザーのよう、と思ったりしました。メールを送っても、文字化け、みたいな。通じる人には通じるものだと思いますよ。ただ、「通じにくい人」に話をするのには、コツがいります。私も、まだまだ、まだまだ、研究中です・・・。
      ちなみに、このブログを見つけたのは、1年くらい前です。息子が漢字で苦労しだした、というより、そういう子には厳しい指導が必要と考えるらしい、学校に対して、どういうスタンスでのぞめばいいのか、悩んだためです。
      本当に、「見守りだけして、方法については本人任せ。ある程度放って」が実は答だと思います。ただ、それを学校に言うのが、なんと難しいものか。
      ディスレクシアは、フォーマットに時間がかかるようだ、と思っています。(パソコン用語ばかりですみません)他の子はとっくにフォーマットが終わっている。ディスレクシアは、別種の、ただ、うまくいけばとても使えるフォーマット。なかなか終わらないからといらだってしまっては駄目なんです。

      削除
    4. はじめまして。
      コメントでじわっと泣きそうになってました。
      うちの家族は非ディスレクシア大半なので自分の会話面では自宅での緊張感が一段と強いのかもしれない。

      家族との意思疎通面では、私は「考えが(意図が)伝わらないこと」が日常なんですけど、その理屈の大抵は「話が通じない」と怒られ会話を止められること。話ができないと考えに届かない日常は、非ディスレクシア意見だろうと思うのですが、こっちの事情も単純に「言葉にまつわる方法の違い」という理屈もずっと抱えていた私は、匿名さんのコメントで勝手に勇気をもらっています。
      OSと文字化けの例えもわかりやすくて、ひとり感動してました…!
      ・脳(OS)のシステムが違う
      ・文字を扱う処理方法も違う
      ・OS間(当事者と非ディスレクシア)やりとりで文字化けを起こしトラブル(評価されない・とろいと怒られる、など)も起きやすい
      ・フォーマット(脳を機能させるための準備?)も違うので、扱うまでのロスは現状仕方がないのかも…
      …などなど

      私の「ある程度、自分で探るしかないんじゃないか?」は経験論でもあります。「教科書もまともに読めない」ので、読めるようになるためにも、ただひたすら体感から語彙・言葉を探り試行錯誤を進め、読める回り道を許されないと、どうにもならない気がしてます…。その途中を失敗と外野に勝手に言われたら失敗っていう評価をまず恐れ、自ら言葉から離れ、読まなくなる流れかなと…。
      私も中学ごろから家族会話に消極的になり、頑固者とか意固地とか見られるようになったんですが、言葉が怖くなったからだと思うんです。交流したい意欲は人並みだと思いますが、会話で得る快感自体、求めたくても滅多に得られない状況なのかも、と思ってます。

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  10. はじめましての方、紺さん、ありがとうございます。

    「見守りだけして、方法については本人任せ。ある程度放って」
    これは重い指摘ですよ・・・
    当ブログにはディスレクシアの子に今すぐできることはないかと、切実な悩みを抱えた親御さんが多くいらっしゃいますし、
    海外のディスレクシア教育の議論では「early intervention(早期介入)こそがディスレクシアを落ちこぼれから防ぐ道」だと言われますが、
    こういう考え方は実は、「見守りだけして、方法については本人任せ。ある程度放って」には反しますよね。。
    「ごめんなさい」という感じです。。。

    匿名さんの話を読んで、ディスレクシアというのは少数民族や外国人、性的少数者などの社会的マイノリティと同じなんだと改めて感じます。
    違う価値観で動いている人たちであり、多数派に劣るわけでないのはもちろん、多数派に同化させるべき存在でもないわけで。
    そんな"異民族"が親子間で、無意識のうちに出現するのが、この問題のひとつの難しさかもしれませんね。

    返信削除
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    1. 頑張っていらっしゃる親御さんの気持ちを、わざわざくじくようで、コメントした私自身、まだ気持ちの震えが残ってます…。

      確かに早期の発見は大事だと思うんです。当人の自覚はもちろん、周囲の人の心構えとしても「ディスレクシアというものがある」の周知があれば、無自覚に普通を求め、追い詰めることもなく、双方気楽に構えることはできると思います。

      放置してもらいたい、ってのも私の体験談でしかないし、正解かどうかは度外視したコメントです。ことばの教室に行くだとか就学前検診で指摘を受けたとか、その手の体験も記憶も私には一切ないし、余計に自分と他人との違いが隠されていたから、これが合っただけかもしれませんし。

      あと自分のメインの悩みは「字が書けない」ではないんですよね。書けないゆえの学校生活の壮絶さは知らないんです。そこと戦う親御さんもいらっしゃるはずだし、コメントもある程度距離をとった上で「そういうパターンもあるのか」の一端として見て欲しいんですよ。書字苦労を乗り切った大人の当事者さんからは、また違う反応がくるんじゃないかなって想像してます。
      私は会話や音読の恐怖感が馬鹿でかいので、対人関係での会話面での自身のなさが如実だと思うんです。だから授業苦労(書字・ペーパーテストのストレス)はマイナス効果?で軽いものと感じている。苦労はあったですが、音読嫌い(音韻系の悩み)ストレスがそれ以上のものだった、と。

      もじこさんの、息子さんの逃げ道を模索する姿に苛立ちを感じることは否定しなくてもいいし、でもその様子を隠さず、家族に見せる息子さんとか、なんとかして反論しよう…な元気がある様子に、なんだか微笑ましく感じるくらいです。どんどん文句言い合っていいんじゃないかなーと思います。怒りも、ぶつかって解消できる方が疲れるけど健康的です。あとに積み残すよりも全然いいです。

      反対に「黙ってる子」がいたら、私なら特に注意して見守りたい相手になると思います。「何かあったらいつでもいいからアクションはちょうだい。教えてねー」みたいな声掛けだけは伝えて、その声がかかるまでは自分のことしてます。私は「見張らない」ことで「信頼してます」ということを言いたいなと。あと、声かける勇気も育って欲しいし。
      当然これもケースバイケースです、うん。

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  11. プログレス、興味深いです!

    思い切ったジョリーは、見た目が思春期に入った息子には幼くて興味をもってくれず、本人が必要性を理解できるまで出番がなさそうで・・泣。

    でも、英語が一番楽しいそうで(男性教諭だったのも幸い)、2学期最初の実力テストも60点満点で40点台(他教科は10点台・・)!
    英語は、うまくいろんな刺激を無理なく与えてあげたいです・・!!

    「見守りだけして、方法については本人任せ。ある程度放って」
    に、どきっとしました。もじこさんのご意見もごもっともですが、支援に限界(環境や実力的に)やプレッシャーを感じていた親の立場では、少し救われたというか・・・気が楽になったというか・・

    支援方法を模索してこちらのようなブログにたどり着くわけですが、紹介されてるようにうまく出来ないのは、親の力の無さ・・と落ち込むことも多くて。力のない親のもとに生まれた息子は不幸だな・・なんて。

    それでも、それなりに少しづつ成長している姿を見ていると、下手な支援でストレス与えるよりは、心に留めつつほおっておくのも手かな・・なんて思っていたところです。
    やってくれない・・・!できない・・!とイライラしてるより、母親自身もストレスない方が笑顔が多いですからね・・
    親の望む将来像が、息子にとってよい将来であるとは限らない・・そう思えてきたこの頃です。

    「社会的マイノリティなんだな」、と我が子だけでなく世の中を理解できるのは、我が子が問題を抱えて初めて開けた視野でした。
    偏見がある方ではないと思って生きてきましたが、自分が当事者にならないと本当に理解するって難しいですよね・・・





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  12. バーバモジャ2015年9月13日 0:28

    えー、感想や周囲の状況の報告でしかなく、解決策はないのですが、おじゃまします。

    私の周りにはなぜかディスレクシア、ハイパーレクシア、ADHD、ASD、と多様な人が、成人、子ども、どちらもたくさんおり、ディスレクシアはマイノリティではありません。

    ディスレクシア成人の「勉強は本人任せにしろ」という意見はよく聞きました。辛い思い出があるのでしょう。不登校や家出などの事件もあったようです。彼らは私の周りでは少数派ではないので立派な発言権があります。井上智氏(読めなくても~の著者)のように、あの時、援助が受けられたら、と嘆いている人は少ないです。彼は奥さんの職業の影響が大きいでしょうね。

    ディスレクシア子供(数名)は、「放置してほしくない」ようです。「ひとりではやり方がわからないから」とか、「声(音声)を使って勉強したいから」とか。やる気がないわけではないのです。ただ親とは嫌、という子は結構います。それは思春期、当然です。

    一例をあげると、
    かなり勉強に干渉(まあ、小1で全く読み書きできないので親は普通心配しますね)をディスレクシア一人目の子にし、適切でない方法であったため親子共々疲れ果て、ボロボロになり、懲りて、ディスレクシア二人目は放置作戦をとった親子を知っています。もちろん親子共々障害の認識はないです。なんか勉強嫌いな子たちだな、なんでこんなにいちいち大変なんだ?という具合です。で、そのディスレクシア兄弟、今はすっかりオッサンですが、このケースでいうと兄弟どちらともちゃんと育っています。関係あるかどうかわかりませんが、強いて言えば下の子のほうがより人懐っこいくらいですかね。勉強の成績は結局どちらもぱっとしなかったようですが、上の子のほうが少し良かったようです。上のほうは親子ともども苦しみ、下のほうはケロリと諦める、という感じで学生生活は進んでいったようです。精神衛生上は下の子の方がいいかもしれませんね。

    個人的には、過干渉にならず、親子といえどもお互いに相手を尊重して勉強や協力ができるならばいっしょにやればいいし、うまくいかないなら塾に行かせたり(外注する)、教材や勉強法を提案するなどであとは本人に任せればいいのではないかと思います。一人でやるのが苦手な子は兄弟でやったり、似たような友達と勉強したり。親がやり方がわからないのに口出ししすぎると、思春期の子の生活をひっかきまわすのは危険な時もありますね。本人に模索させるのもありかもしれません。そういうときは親が近道に気付いた時だけ、そっと道を示してやるほうが闇の中から脱出できるかもしれません。

    私の周りのディスレクシアは放置する、しない、に、どういう意見をもっているかという話でした。
    私はこの手の話を結構昔から聞いていましたので、正解はわからないものの、ここで議論される理由はよーくわかります。

    あ、プログレスについて、は詳しく知らないのでこちらのブログで勉強させてもらっています。
    もじこさんのお子さんの学校は教科書+音声がないので話は別ですが、普通の学校は学校教科書+音声がある場合が多いと思うので、まずはそれを先にしたらいいかと思います。テストの点を取るには最短なので。で、追加教材として教科書以外の何か英語を読むのはとってもいいことだと思います。

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  13. 先日の匿名です。まず、なんだか、失礼でもある話題を、ふいに乱暴にぶつけて、申し訳なかったです。
    私自身、親との葛藤が、結構なトラウマになってしまっていて、それで書き込み、つい、不安定になり、考えこみ、それが子供に感応、意味もなく泣き出す始末で、やっと、元気を出して、再コメントさせてください。
    色々なご意見、反応が、私自身の考えを深めることになり、勝手ながら、感謝しています。
    ディスレクシア、脳の右利き左利きというと、理解しやすいのではないかと思うのですが。右4、左6のそこそこ器用な左利きさんなら、少し指導してもらって、簡単に右をつかいこなすでしょう。右利き社会だから、可能なら右利きにした方が、生きやすいです。ところが、両手とも不器用なうえ、どちらかといえば左が器用なんて場合もあると思います。そういう場合、右手への矯正は、ストレス以外の何物でもないかもしれない。でも、まったく使えないより、少し訓練して、多少なりとも使えた方が良いかもしれない。私には、正解がないように思えます。
    本人が選ぶ道が正解なのだ、と思うのが楽だ、と考えます。
    さらに言えば、勉強法を模索するのもすごくためになりますし、本人のやる気や達成感に(なぜか)つながったりします。模索だけは好き、という感じのうちの子の模索した道は、それでいいのか?という感じの方法で、効率が良いとは言えないのですが。
    親とのトラウマ、思春期に、「あなたは常識的なことができていない。それではだめだ、心配だ」と言われたことにあります。一人の例として、聞いてください。「できなくても良い、大丈夫、と言ってくれたら、救われるのに」と思ったのです。頑張って、それでもダメでも、実は大丈夫、と受け入れてもらえるとわかっていれば、とても救われると思う。
    ですから、正しく理解し、良い介入をするのは助けになるだろうと思うし、ここでどんどん紹介してくださるので、とてもためになります。当たるものがあれば、どんどん使うべきです。
    でも、それでもダメなら、「それでもいいよ」と思える、社会になってほしいなあ、ということです。
    もじこさんが、ディスレクシアに無理強いしている、やめろ、なんて話ではないことを、分かってください。

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    1. 「それでもいいよ」が欲しかった。私もそれに尽きます。
      私も褒めるよりももっと手前の「受容して!」な気持ちにかなり飢えてる気がします。私は家の雰囲気もまだまだいい方だなって思ってますが。^^

      すこし話が変わります。
      私は自分のディスレクシア自覚に遅く、かなり時間が必要だった人間(今は自覚に自信がすこし持ててきた)ですが、その理由になりそうな思いをひとつ。
      ディスレクシアのチェックテスト、ありますよね?
      私は最初、Davisではない大人用をセルフチェックに使いました。たしか46点?48点だったかなぁ…。曖昧なラインですがけっこう低めの点数だった(45〜50点の間)のは覚えてます

      実はこのセルフチェックも「自分は項目の質問自体が短文すぎて、読みきれなかったんじゃね?」と思ってます。読み違えているのでは不安が尽きない(というか確信を自分で持ちにくかった)ところが大きくて「本当にこれか??」の疑心暗鬼しかなかったんです、当初から。
      もちろん自分の誤診経験から、かなり慎重でもあったけど…それでも日常で…例えば内科の問診票の設問自体に毎回苦労してるような私は、短文苦手は染み付いた感覚で、性格診断系の質問文もすんなり読めないのか、日によって結果が違う方向に動くことも、私にはよく起こります。

      私は、もじこさんの息子さんの様子を語る日常エピソードを伝え聞くことで、私の体感と似てる、似てる…という確認を何度も細かく得ることで、初めて「自覚してもいいのかも…」の心境に至りました。目立った苦労(漢字が書けない等)があれば、早期自覚はできるでしょう。

      私は書くよりも読めない困難が強い人間なので「人の振り見て我が振り…」を体験談(エピソードとして)で聴けて、初めて自分の状態を、他の当事者を通して見つめることができたんです。文だけを読んで自覚に至るには厳しいし「これだ!!」って言える感動や衝撃すら自分には皆無でしたから(自分の思い込みだろ…)がぬぐえなかった。自覚もゆったり浸透する程度の速度で、感動よりも「あぁ、あれもそうだったのかも、もしかしてあの時のそれも…」という、ぽつぽつとした「気付き」程度なんですよね。
      ディスレクシアに関して、文脈理解の隠れ当事者さんほど、チェック項目で自覚に至るのは厳しいのかも…なんてすこし思ってます。

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    2. >自分は項目の質問自体が短文すぎて、読みきれなかったんじゃね?

      →え~~!!
      でも「短文(文脈の少ない文)のほうが苦手」はディスレクシアの特性のひとつですしね…納得です。
      ディスレクシアの人に自分がそうだと気付いてもらうには、チェックテスト自体をディスレクシアが読んでわかるよう、工夫が必要なんですね。
      ちなみに、うちの子は(私の勝手な見立てでは)60点台はあります。

      匿名さんと紺さんの話を読んでいると、「それでもいいよ」の一言をずっと言ってもらえなかったことがどんなに深い禍根を残すかが分かります。゜(ノД`)゜。
      お二人とも偉いですよ!今の状況が「それでいい」と言いたいです!

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    3. 親から見て行うテストと思い込んで当初放置していたDavisの方で(名古屋オフ会直前にw)セルフチェックをしたところ、かなり濃い結果でした。なので自分で納得はできました。Davisのが得意不得意が浮き彫りで大変参考になりました。ちなみに自分のは
      ・聞く話す、全般、記憶認知、行動健康パーソナリティ
      ・運動能力、見る読む書く
      ・算数、時間管理
      と上から濃く、下ほど苦手が低い、そんな結果でした。
      「すごくそう」が1つもないのは「算数時間管理」の設問のみでしたし、全般的にDavisから言わせれば私はディスレクシア要素「特濃」と言っていいと思いますが、別のチェックは46点…この違いに自分で驚いたほどでした。

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    4. Davisだって心の準備(というか、ディスレクシア理解への、自分の中のモチベーション・前向きさ)が現れて初めてチェック項目をしっかりと読もう、読まないと…と思う姿勢になれましたし、設問で問われる内容に事例がなければイメージが進まないため理解もできないのです。

      私の感覚だと、日本版チェックリストのような「箇条書き」が一番読めないタイプです。心療内科でやらされたADHD・アスペルガーの紙面でのチェックテストと初診時の問診票ですら、私は変な汗をかいてて「なんでもいいから早く終わってくれ…」と適当に答え、済ませたくらいですし…。
      その姿だけみれば、治療に不真面目な患者と思われそうですが「短文が読めない悩み」は日常の端的な言葉こそ、普通の人が通るときには埋まっている地中のハードルが、自分の通るときにいきなり飛び出すような、そういう体感が多い気がして…。
      極端な話、電車の乗り方ひとつとっても「説明文が短いと素直に読めない」ので外出先で右往左往することは平気でおきます。ダイヤの時刻数字をしっかり読めない不安も手伝って、私は何度も見直ししてしまう。耳で聞いた言葉の記憶は、もっとあてにならない自覚あるので、店内アナウンスや駅アナウンスも、耳意識だけはしっかりそっちに向ける必要がある。イヤホンの音楽は駅のアナウンスが聞こえる範囲のボリュームですし、昔は電車で寝ることも(聞き漏らしが怖いから)一切できませんでしたし、しませんでした。

      文字が読めない代わりに「体当たりで学ぶ方法」が得意なので、勢いでやった行動が学習になって、それが別の分野と枝葉につながり…相乗的にできることも増える。と、こういう動きも多いので、大局でみれば文字ができないことは、体験で取り返せばいいだけで、大きく困ることはないと思います(まぁ実際は世界は文字であふれ、説明書も文字でとっかかりを見失い途方にくれることが多いのですが…)

      私は、一人で行動するとケアレスミスもなぜか頻発しますが、周囲に迷惑をかけることも少ないことが、自分のミスを寛容にさせます。自己肯定感の体験として試行錯誤もしっかりさせて欲しい気持ちが強いみたいですね。

      私は小さい頃から、家族の行動やその様子を後ろで見て知ってコツも盗みながら、生活のいろいろを覚えてきました。日常で一緒に行動しながら先に手本を見せてもらって「こうやって買えばいいんだよ(電車で言えば切符の買い方とか)」みたいに、連れ出してくれる家族がいたから、家族を頼りにしてるしずっと好きです。よく声をかけてくれるので、自分が言葉にできない悔しさが膨大すぎて…即座に反応を返せない自分に申し訳ないと思うことも多く…また自分を過剰に心配に思って欲しくないため、自らのケアレスミスや試行錯誤の姿を望んで隠したがるところがあります。
      方法が違う体感で生きてきたので、自分は効率なんて一番気にしてないやつなんですけど、周囲がやたら気にしてくるので「あれ??自分が間違ってる???」と混乱するのは多かった。家族が悪いんじゃなく違いが知られてないため起こる怖さ程度の意識です。
      私の半生だって時代が悪かった。ただの誤解・すれ違い話に思ってるんで正しく知られるといいなって思ってやってます。
      もちろん、当事者全てがそう思えるとは限らないし、都合のいい個性論で語られると簡単にイラッとする程度には、生易しい体感でもないですが。
      でもまぁ「ただの誤解」みたく感じる私みたいなのもいますから。強く悩んでる親御さんにはやっぱり笑顔になってもらいたいですわ。
      それを一番言いたい自分の家族や親に届かないことが私の一番の悩みでしこりです。…だれかに代わりに伝えてくれないかなー…みたいな。苦笑

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    5. チェックテスト、音声化すればディスレクシア・フレンドリーなのですかね?

      今日は研究会に行ってきました。
      いや~、大人のディスレクシア感覚というのはもっともっと大事にされるべきだと思ったし、ディスレクシアの子を「体感で学ぶ人」と捉えて当事者から学ぶ姿勢が必要だなと感じました。現状は、非ディスレクシアの感覚をディスレクシアの人に押しつけすぎです。

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    6. それで言葉が届く当事者がいるのなら、音声化もいいかも。手っ取り早いのは「あの人みたいなこと」と例えれる人物がいること、ですかねぇ。
      もじこさんの息子さんやディスレクシアな言語学者さんなどの「ディスレクシア当事者の反応や意見」が一番、強く深く浸透したものでした。自分のブログも当事者のソースの一つになれば、でやってます。
      幸い文章が書ける奴なので。
      書面で言えば「読む(インプット)苦労」が多い人間の私ですが、そんな奴のブログを別の当事者さんが、目を通したいと思ってもらえたら最高だなーと思います。

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  14. 分かってます!というか分かりました!大丈夫です^^

    みなさま、含蓄のあるお話をありがとうございます。週末はお返事できず失礼いたしました。

    異口同音に言われているのは、
    ・発達に凹凸のある子に対し、「こうすればよい」は一つではない
    ・ちゃんと相手を見てのことなら、見守る(放置する)、成果ある介入、成果のない介入、どれも長期的には悪いようにはならない
    ・本人の納得感がポイント
    でしょうか・・・

    結論が出ない状態と言いますか、模索や試行錯誤の状態をポジティブに続けられるなら、それがベストだと思います。
    問題は、日本社会には15歳や18歳に大きな関門があって、そこで結果を出さないと取り返すのがかなり難しい風潮になっていることでしょうか。
    ディスレクシアは究極的に遅咲きなので、15や18で結果が出なくても、その後もずっと成長が続くように思うのですが・・・

    親との関係は難しいです。私は、母とは話題にできない領域がいろいろあります。
    ディスレクシアな父からは話を聞き出したいのですが、父は言語化能力がとても低いです(苦笑)

    行くところに行けば、ディスレクシアがマイノリティじゃない部族(?!)がいる!!
    それは面白すぎる話です(この言い方が失礼だったらごめんなさい>バーバモジャさん)
    私はかなり強力な左利きで(親族を見回してもここまで強力なのはおらず)社会は自分のためには出来ていないと常々自覚してきましたが、
    もし誰もが左利きという国があったら、それはそれで居心地が悪いかも(笑)
    なんなんでしょうこの感覚。

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  15. もじ子さんがいつも的確にまとめてくれるので、頭の中が整理できます!

    私の頭の中は、昔のウィンドウズみたいにページがいくつか折り重なって空いている状態で・・・一つのことを思考していても、まとめるのが大変です。
    息子はさらにみたいですが・・・

    >問題は、日本社会には15歳や18歳に大きな関門があって、そこで結果を出さないと取り返すのがかなり難しい風潮になっていることでしょうか

    そこですよね。だから、支援しなきゃ!と力みすぎてしまいます。
    教師も結果ばかりに目が行っている感じがしています。

    私の住む県では、最近やっと「学力テストは結果ではなく、あくまでも手段の一つ。教師は個々の子供の伸びを見るべき」とニュースでも言ってくれています。

    今朝のうす~~い地方新聞では、健康欄で「ディズレクシア」が大きく取り上げられていました!!少なくとも名称を知ってくれる人が増える!と、新聞を握りしめました~笑。
    「学習障害」「自閉症」は知っていても、「ディスレクシア」「ADHD」は名称さえ知らない教諭の方が多いですから・・・

    脱線してすみません。

    >ディスレクシアは究極的に遅咲きなので、15や18で結果が出なくても、その後もずっと成長が続くように思うのですが・・

    うちはADHDもグレイですから、さらに遅さきとなりそうですが、親がこうゆう自然で向き合う余裕が持てるよう頑張ります・・・

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  16. 皆さんのコメント一つ一つ
    とても参考になります。

    ありがとうございます。

    発達上の凹凸が大きく、なんでいちいちこんなに大変なんだ!
    いつまでサポートしなくてはいけないの?

    いや、そのうち出来るようになる??

    少しほおっておこうと思ってもやはり気になる!

    と日々葛藤しております。

    この場を借りて、一つ今気になっている事をご相談させて頂けますでしょうか?

    子は異様におしゃべり(特に好きな分野)ですが、
    人の話をじっくり聞くのは苦手で話を聞いている途中から質問をなげかけて
    くることが多々あり何度も注意しています。

    これはディスレクシア的な傾向なのでしょうか?
    子供の性格、親のしつけ的な問題なのか気になっております。

    親が注意している時など、心ここにあらずで何かを手でいじったり
    足をくねくねしたり。そのような態度は親としてとても嫌だな。
    と思っています。

    授業中に先生の話を聞かないや話が理解出来ないというのではなく
    特に家族や親しい人との会話での事です。


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  17. 匿名さん
    「話を聞いている途中から質問を投げかける」と「改まった状況が苦手で手遊び」→これはADHDの特徴だと思うのですがいかがでしょう?
    うちの場合ですが、子供にはそれらはないですが、私がとてもそうですね(苦笑)

    私は、人の話に割って入ってしまう自分が、高校生くらいの時からとてもいやで、直そうと努力してきました、
    職業生活上はほぼ克服したと思いますが(与えられた役割に自分をコントロールしているので)、そうでないときの会話は今もいろいろやらかして軽く自己嫌悪です。そう、まさに親しい人とのフリートークが。

    軽くさらっと「割って入られるのはいやだ」と、私は言っていいと思います(→ねちねち言うのは避ける)。
    何人かに「いやだ」と言われたら、直そうと思うでしょうから。


    ちゅら海さん
    ウィンドウズのたとえ、言い得て妙です!
    同じ日に新聞で、楽天の三木谷社長がほとんど同じ特性を告白していました。

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  18. もじこ様

    コメント頂き、ありがとうございます。

    ADHD、多動傾向がないので違うと思いこんでおりましたが
    注意欠陥のADHD傾向という事でしょうか。

    緊張や不安の強さもあるので、寝る前に強めに足をマッサージしたり
    するのですが効果があるように思っています。

    私も人の話に割ってしまう事あります。

    そうですね。ねちねち言わないようにさらっと指摘するようにしてみます。

    ご指摘頂き、ありがとうございました。



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    1. …出すぎたまねをしすぎて申し訳ありません。
      診断は医師にしか下せないので、私から「ADHDです」とも「ADHDではありません」とも申せません…ただ、数年前に自分がADHDの特徴にぴったりあてはまると気付いた人の話だと思って、流してくださいませ。
      それにしても、洞察の深い話を、ありがとうございます。

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