ディスレクシア専用英語塾「もじこ塾」のブログです。 ●ディスレクシアとは:知能は普通だが、読み書きが苦手(読み間違いが多い、読むのが遅い、書き間違いが多い、読むと疲れやすい)という脳の特性 ●全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力に長ける ●読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい ●適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される ●10人に1人程度いるというのが通説 ●家族性とされるが、ディスレクシアの表れ方は個人差が大きい もじこ塾は、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要、という立場です。

2021-12-09

OG(オートン・ギリンガム)日記!(2)(音と文字にまつわる基本用語の確認)

 オートン・ギリンガム講座、第2回です!今日も5時起き!(笑)


オープニングは「ディスレクシアとは何か」を視聴(TED動画、字幕つき)→


今日は音声学の授業でした。私は内職で日本語の言い方を確認しながら。


英語の子音について→

英語の母音について→



★印象的だったポイント:

・音声学の知識は、生徒に教える必要はないが、教師には必要。生徒の問題点を特定しやすいし、生徒が間違った音を出しているときに「前歯の裏に舌をあてて」などと言葉でガイドしやすい。破裂音・摩擦音・鼻音、唇をはじく、下唇を軽くかんで、前歯の裏に舌をあてて、舌を前歯の生え際に、などと瞬時に指摘できるように。

・「舌はどこにある?」(Where is your tongue?)は強力な質問。新しい文字や音を教えるときは、この問いに戻るべき。

・/e/と/i/、/o/と/u/は耳で聞いての区別が難しいので、口の形をしっかり見せて明示的に。

・「/r/と/er/の差がわかりません」と私が正直に申告したら「/r/は必ず前にwの音をつけて。put a growl、"犬のうなり声(唇を丸めながら)を前につけて"と生徒には言うとよい/er/はgrowlがつかないのが正しい」と言われました。先生も受講者のみなさんも私の発音を聞いて「違う、それは/r/じゃなくて/er/だ」と瞬時に指摘してくれました。どうやら本当に/er/と/r/は違う音らしいです。。

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★基本用語の確認

アルファベット(alphabet)

広くは、ある言語が使っている文字の全体(を慣習的な順序で並べたもの)

狭くは、ラテン文字の字母表。各文字が原則として1つの音素を表す「音素文字」の一種。

 

ローマ字

日本語の音をラテン文字で表したもの。

 

デコーディング(decoding)

単語を、綴りに対応させて音にすること。

 

エンコーディング(encoding)

音に対応させてスペルすること。デコーディングの逆。

 

音素(phoneme)

英語の音の最小単位。1文字が対応することも、複数の文字が対応することもある

 

書記素(grapheme)

音素に対応する文字。1文字のことも、複数のこともある。

 

形態素(morpheme)

英語の意味の最小単位。接頭辞・語根・接尾辞はそれぞれ形態素。

 

音節(syllable)

単語またはその一部で、母音を1つ含む音のまとまり。

 

接辞(affix)

接頭辞および接尾辞。

 

構文(syntax)

英語の文における語順、単語の配列。

 

意味論(semantics)

単語や文の意味。

 

語用論(pragmatics)

実際の場面におけることばの使われ方。


母音(vowel)

口を開き、何にもブロックされずに(uninterrupted)出る音(舌、唇、歯に妨げられずに出る音)。日本語の母音は「あ・い・う・え・お」の5つ、英語は14以上。


子音(consonant)

唇・舌・歯によって構音がブロックまたは影響を受けるような音。無声音と有声音がある。

 

後頭葉(occipital temporal)

ことばの視覚的シンボルを受け取る脳部位

 

ブローカ野(Broca’s Area)

ことばの音・音韻処理をつかさどる脳部位

 

ウェルニッケ野(Wernicke’s Area)

ことばの意味をつかさどる脳部位。フォニックスで書くと/ver・n・keez/

 

オートン博士(Dr. Samuel Orton)

ディスレクシアの父として知られる脳科学者。特異的学習障害の概念を作った。遺伝的な問題だが、教育で解決する問題だと見抜いていた。




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単語に含まれる「音の数」の教え方

・音素の数は「フィンガー・タッピング」で生徒に示す。(出典)


※フィンガー・タッピングは利き手でないほうの手で行う。利き手はスペルを書くために使うので。

※このとき音節は、人差し指~小指を全部まとめて親指につけて表現。

※音節はjaw drop(母音を言うときにあごが下がる)がわかりやすいです。出典



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