どうする 読み書き障害のサポート(下)
子供は日々変わるし、友達の目も日々変わりますよね、、、
うちの場合も、小3で担任に
「補助教員をつけるのも一案かと・・・」と面談で言われたのが
ディスレクシア発見の間接的なきっかけでしたが、
そのときは「自分だけ横にもう一人先生がいるなんて絶対やだ!!
そんなことになったら学校行かないから!!」
と泣いていやがりました。
特別なツールを使うことを許してもらうのも、
本人が望むならぜひそうすべきだと思いますが、
ツールより何よりありがたいのは、
本人に「特別に支援されている」と気づかれないくらいさりげなく
子のその時の状態に合わせた指導なのだろうと思います。
一流のホテルマンのような・・・?!
上に出てくる『読み書き障害のある子どもへのサポートQ&A』はこちら
著者紹介によると、石川県の特別支援学校の教員なのですね。
この本は、現時点でのディスレクシア児(小学生)への学校と家庭での支援方法が、
特別支援教育・教育技術・脳科学・支援ツール、の各方面から
とてもよくまとまっていると思います。
Q&A方式で各項目が短くまとまっていて読みやすいです。
学校の先生に渡して、ディスレクシアについて分かってもらうのに良さそうです。
1 読み書き障害に関する基礎知識
Q読み書き障害の具体的な状態を、成長段階ごとに教えて下さい。
Q大人になったら治るのですか?
Q文字の読み書きのメカニズムは、どのようなものですか?など
2読み書き障害の検査・評価
Q読み書きの能力は、どのようにして調べますか?
Q読み書き障害があるとわかった後は、まず何に着手すればよいでしょうか?など
3読み書き障害がある子どもへのサポート方法
Qサポートは「読めるようにする、書けるようにする」という方針でいいですか?
QiPadは支援には使えますか?
Q補助代替ツールを使って支援をしていたら、ますます読んだり書いたりできなくなるのではないでしょうか?など
4相談を受けてから支援までの具体的な事例
ディスレクシア教育はまだまだこれからの分野ですし、
すべてのディスレクシア児に魔法のように効く教育方法はないので、
どうしてもQと比べてAの切れ味が若干悪くなります。
そこがディスレクシア指導の難しさだし、誠実さの表れなのだな・・・と思いながら読みました。
いつも情報ありがとうございます。
返信削除このようにメディアに紹介されるのはありがたいですね!
学校の先生も読んでいますように…
新聞記事を読んだ感想です。
読み書き障害の対応として、あらゆる場所で、専門機関ですら、ひらがなカタカナと漢字の書き、で止まっているところばかりのように感じています。援助は低学年のみだったり…
漢字の読みの問題、特に熟語の読みがすっかり放置されています。
漢字はかなのように1つの読みだけでない場合が多いために、こういう子たちは大変な苦労を熟語が増える高学年くらいからしています。しかも音読を確認としてさせなくなってくるために(こういう子のほぼ全員は音読が嫌いなはずなので本人たちもホッとしているはずだが)、本人も他人も読みの間違いに気がつかないまま過ごしています。
必ずここを学生時代にケアしてあげないと、将来的に、本人の日々の努力によって、25歳の時に15歳レベルの読みを手に入れたとしても、高校受験、運転免許に始まり、美容師、保育士、入社試験、様々な試験は年齢並みの読みの能力が要求されますので、(たいていは振り仮名がありませんね)そこで躓いてしまい、読み書き障害の子は能力はあっても夢を持ちにくいのではないか、大人として、社会として、無視してはいけない、助けなくてはいけないと切実に感じています。
こちらこそ、いろいろ教えて下さりありがとうごさいます!
削除>ひらがなカタカナと漢字の書きで止まっている
←ほんとそう思います。
高校生の読み問題について書かれているものをほとんど見たことがないな・・・と最近思っていたところでした。
推測ですが、漢字の熟語は読めなくても意味がだいたいわかるので、自分で勝手な読みをあてて(あるいは音に変換しないで)読んでいるのではないかと思います。
たしかに、免許・資格試験の問題では必ずふりがなをふってもらえれば、ディスレクシアの人たちに助けになりますよね!
それだけでなく、日本に住んでいて日本語があまり読めない人の助けにもなりそうです。
この問題については私の周りに「いっそ日本語から漢字をなくしたら」と主張している人もいます・・・。その人はそんなことを主張する本まで書いてめちゃくちゃに叩かれていましたが。いずれその人についても書いてみます。