ディスレクシア専用英語塾「もじこ塾」のブログです。 ●ディスレクシアとは:知能は普通だが、読み書きが苦手(読み間違いが多い、読むのが遅い、書き間違いが多い、読むと疲れやすい)という脳の特性 ●全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力に長ける ●読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい ●適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される ●10人に1人程度いるというのが通説 ●家族性とされるが、ディスレクシアの表れ方は個人差が大きい もじこ塾は、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要、という立場です。

2013-08-20

「発達障害児への学習指導は、食育と同時並行であるべき」


  • 食育と発達障害児への学習指導は、両輪であるべき
  • 食事を改善することで、発達障害による症状の改善が早くなる


7月31日から8月1日まで参加した村上加代子先生主催の「まなび支援セミナー」での、講師の下津浦陽子先生の話です。

発達障害の子は微量ミネラルが足りていない、腸内環境を整えることが何より大事だと力説されていました。
雑穀米、または玄米(30回かまないと意味なし)、発酵食品、地産地消、旬の温野菜、小魚をとること、牛乳はヨーグルトとして摂るとなおよい、スナック菓子・ジャンクフード・化学調味料は禁止。
不妊治療・妊娠中に受けたストレス・帝王切開、幼児期の虐待やストレスフルな環境なども発達障害を助長するとも。
詳しくは、ギフテッドのサイトにも掲載されています。



食と思考の関係ですか・・・・・
それは私が翻訳者生活の中で、最も興味をもって追いかけてきたテーマのひとつです。
訳質や処理能力を高めるにはどうしたらよいか?と考え続けて、たどりついた答えのひとつが「食」でした。
とはいっても、コーヒーとチョコレートがやめられないので、厳格とはほど遠いのですが。。

食が思考に大いに影響することは、間違いありません。
未精白の穀物、味噌や納豆、旬の野菜を中心にした食生活を守ると、原文がクリアに見えますし、訳語が思いつきやすくなることは日々実感しています。
実は私のADHDにも効いているかも。気分の激しい上下も減る気がします。

そこから考えると、ディスレクシアの子にとって、食べ物が読み書き能力を大きく左右することは、私はすんなり納得できます。




そこで、子供の食生活を振り返ってみました。
改めて考えるに、子の食に対するこだわりが独特かもしれません。



□玄米
うちは10年前から夕食は玄米です。子供もずっと玄米です。
子は「うちのごはんは茶色い」と割り切って普通に食べてます。
(給食や外食、実家で白いごはんが出てくると喜んでおかわりしてますが)
ごめんよ・・・でも、玄米のほうが私は思考がクリアになるので、ここはゆずれません。

雑穀は、家族がいやがったので、続きませんでした。

幕内秀夫さんの本のほか、
マクロビや玄米菜食の本も
ずいぶん読みました。
□肉、魚

玄米菜食を1年ほど実践したこともありますが、巨大子宮筋腫ができて以来やめて、今は普通に肉も魚も食べています。ただし「ザ・肉!」みたいな料理は外食でしか食べません。

子は焼き魚が大好きです。塩を振らずに焼くと「味が薄い」と怒られます。






□野菜・果物
ずっと有機宅配をとっていましたが、最近、地産地消の店が近所に出来て、そちらにシフトしつつあります。
子は野菜全般、抵抗なく食べます。

子は野菜や果物の味の区別が非常に細かく、
「いちごは先端3mmが甘い」と言って、残りを残そうとしたり(もちろん叱って全部食べさせました)、
「すいかは種より上がおいしい」[以下同文]
「ほうれんそうは茎だけでいい」[以下同文]


□発酵食品
子が納豆好きなので、常備してあります。
あと、塩麹を使っています。

□化学調味料
「調味料だけはちゃんとしたものを」と読んで以来、塩・酒・醤油・油は自然食品の店で買っています。
マヨネーズ、ケチャップ、ドレッシングは夫も子も嫌いと言うので、うちにはありません。
子供は醤油も嫌いで、納豆もお刺身も醤油なしで食べます。

夫が「自分は味音痴だ」と言うので、子が生まれるまでは調味料に関してはかなりテキトーでした。
しかし子は、夫に分からない味の違いを言い当てるのはもちろん、作った私にも分からない違いをずばずば指摘します
(「このだしはこの前よりいまいちだね」など)。
子にダメ出しされて、ほんだしやコンソメキューブを撤去する羽目になりました。

□スナック菓子・ジャンクフード
私がつわりの時期に一生分のフライドポテトを食べたせいか、子はフライドポテトは好きです。
ハンバーガーは嫌いだそうで一切食べません。
好きなおやつはカップラーメン。最近えびせんの味も覚えました。
清涼飲料水は、サッカーの後のポカリ以外は飲みません。炭酸飲料は嫌いだと言います。
非常に乗り物酔いしやすく、ハイチュウのグレープ味を酔い止めにしています。

□甘い物
白砂糖はキレやすくなるので、避けたほうがいいと言いますが、私はチョコレートがどうしても欠かせません。
子供は、チョコレートをはじめ甘い物には執着しないですが、ガリガリ君が大好きで毎日食べてます。
もしかして、これをやめたら、ディスレクシア的に良いことが起きたりするのでしょうか?


□腸内環境

「腸は第二の脳。腸からはセロトニンが分泌されているので、腸内環境を整えることは更年期うつに効果的」
・・・と、槇村さとる『おとな養成所』で読んで以来、
コーヒーエネマや朝の果物も実践しています。
詳しくは書きませんが、前者は非常に効果的です!
精神的に軽やかでハッピーになるのがよくわかります。
でも、さすがに子供にはさせられないし、、、、
腸内環境整備については、まだ追求しなければなりません。




ディスレクシア改善のために、食べもの方面で改善できる余地があったら、ぜひ知りたいところです・・・。




「発達障害の子は偏食の傾向がある」について
さる方から、「発達障害の子は偏食の傾向があるらしい」という指摘を受けました。
予備校でみる生徒を思い返すに、これはあたっている気がします。
前に書いたR君は、びっくりするほど細い手首をしていました。
他にも、年齢の割にがりがりの子が、特にADHD気味の男子にちょくちょくいる気がします。

一方、若くして美食を覚えてしまったメタボ傾向の元生徒を何人か知っていますが、そんな彼らにおいて、ディスレクシア率が一般以上に高い気がします。偶然かもしれませんが。





5 件のコメント:

  1. 矢可部杏子2013年8月21日 11:37

    うちの息子も味に敏感です。
    以前幼稚園の先生から味らいが繊細なのですね、と指摘されたこと思い出しました。
    共通要素なのかなぁ?

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    1. 味に敏感なのもディスレクシアの要素なのでしょうかね?

      そういえば外食ライターの友人が、
      「ミシュランで星をとるようなシェフには読むのが苦手な人が多い」と言ってました…。

      うちの子は私のつたない料理はもちろんのこと、外食でも容赦なくダメ出しします。
      飽食時代の子は選り好みが激しくて困る┐(´д`)┌と思ってました。。。

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  2. 息子さんとうちの息子、恐ろしいぐらい食の好みが似ています。「すいか」も「いちご」も先端だけ、味が薄そうな「すいか」や「いちご」には目もくれません。
    ガリガリくんのソーダ味とマクドのフライドが大好きです!
    でも、ハンバーガーは一切食べません。

    物凄く偏食で、魚はさんまだけ、最近は鮭もいくらも食べなりました。
    鶏肉も引き締まった肉オンリーで、脂身を好まず、もも肉は食べません。
    牛肉や豚肉もしゃぶしゃぶ用で脂身抜きで赤身だけ。
    ヨーグルトも、森永のアロエとフジッコの一番高い630円のヨーグルトだけしか食べません。

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    1. こんにちは。
      息子さんもディスレクシアでしょうか?
      もしそうなら、この好みはディスレクシア的なんでしょうかね?!

      森永のアロエ、うちの子も唯一食べてくれるヨーグルトがそれです。

      現在うちは毎朝、低速ジューサーでジュースを作っているのですが、子が安い(まさに「味が薄い」)野菜果物だと飲んでくれないので、特に果物代が大変なことになってます(泣)。

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  3. メルマガで万田酵素の無料お試しのお知らせが来ていたので,すぐさま応募しました。こどもが中耳炎まっさかりの時に,万田酵素買いまくったのだけど,ペーストタイプは食べさせにくかったので,結局は大半を無駄にしたのでした。今も食事は主夫が作っているので,すぐできる対策はこれぐらいです。

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