on dyslexia

ディスレクシア
(読字障害、読み書き障害、失読症、難読症、学習障害、読み書きのLD)について、調べて分かったこと/実践したこと/英語から訳した文章をアップしています。

ディスレクシアとは:
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知能は普通だが、読み書きが苦手(誤字が多い、読み書きが遅い、読み間違いが多い)。
-勉強しているにもかかわらず、読み書きがなかなかできない状態を指す。知的障害ではなく、普通~ギフテッドのあらゆるIQにみられる。
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独創的で、​​対人能力が高い。
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全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力
に長ける。
- ​音と文字の脳内での結びつきが弱いことから起こるらしい
- ​読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい。その理由は、英語のほうが日本語よりも"音の粒"が小さいから​
- ​細​​​​かい聞き間違いがみられるが、音声情報の処理能力は高い
- エピソード記憶が得意。固有名詞などの細かい丸暗記は苦手
- 適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される-
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10人に1人程度いるというのが通説
​。アメリカの調査では3人に1人とも
- 家族性であり、遺伝による​。ただしディスレクシアの表れ方は個人差が大きい



当ブログは、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能である、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要--という立場です。


2013-09-02

【動画】Overcoming Dyslexia、Finding Passion

これもよくアメリカのディスレクシア関連のニュースレターで回ってくる、TED関連の動画です。
Overcoming Dyslexia, Finding Passion(ディスレクシアを克服し、熱中できるものを見つける)
堂々とプレゼンするディスレクシアの女子高校生。実は涙なしでは見れないのですが、以下の訳ではそれを表現できずに申し訳ありません。。。

間の取り方、声色の使い方もうまいし、けっこう書き言葉的な表現をたくさん使っていることにも驚かされます。





以下、ざっくりした訳です。


初めてディスレクシアだと言われた日のことを、よく覚えている。
1~2年生のとき、先生に呼ばれて「これ読んでごらん」と文字を見せられた。
じっと見て「分かりません」と答えたら、「いいのよ、大丈夫よ。でもこれはあなたの名前なのよ」……
そう言われて顔から火が出そうになった日のことを、昨日のことのように覚えている。
自分の名前も読めないことが、本当に恥ずかしかった。
「25、50、75、1ドル」…と復唱することもできなかった。

どうにかして、授業内容を身につけないとならないと思った。

学年が上がるごとに、さまざまな特別クラスに入れられた。
それらを卒業するために、できることは何でもやった。
「私はみなさんと同じようには学べないと分かっていた。
でも私が望んだのはただ、普通のクラスで、みんなと一緒に勉強したいということ。
ピンクのワンピースにお花のカチューシャをつけて自分の席に座って、ただただ『周りと違うのはいやだ』と思っていた」
特別クラスから出たくてもがいていた。家族もあらゆる手を尽くして助けてくれた。

IQテストを何度も受けた。さまざまな項目が非常に優れていたので訳が分からないと言われた。「脳の働き方が他の子とはまったく違うんだろう」という結論に至っていた。
やがて中学2年生でついにディスレクシアとの診断が下る。「電卓と辞書をこの子に与えなさい」
親と学校側、サポートアドバイザーが何回も話し合った末、「自分が聞きたかった言葉をついに聞くことができた…
『成績を維持し、こうしてほしいという要望を自分で伝えることができるなら、特別サポートクラスから卒業してもいいですよ』」。

もちろん、普通のクラスに入ることができても、ディスレクシアだということは変わらない。バイト先でonionの綴りをunionと間違えて何週間も気づかなかったり。
「友達に、たった1語の綴りを聞くためだけに電話することも。スペルチェック機能がうまくいったためしがない」

1回目のSATのスコアは面白かった(笑)1350点と最悪。なので親兄弟に泣きながら相談して1ヶ月間猛特訓した。でも2回目も1350点だった。
大学の教授に4~5文の手紙を書くのにも、付箋に2回書いて推敲し、自信のない言葉はgoogle検索して調べて、それから鉛筆で下書きをしてからなぞった。たった4~5文にもこれだけ膨大な手間がかかる。

高校に入ったとき、ディスレクシアを克服しようと努力するのはもうたくさんだと思った。九九や外国語を学ぼうとするのは無駄だ、本を読んでもなぜ理解できないのか知ろうとするのは無駄だと思い至った。
「私は、自分が熱中できることに取り組むことで強みが発揮できることに気づいた。
・・・私は、働くのは本当に面白いと気づいた」

それからさまざまなアルバイトを行った。学校行事の企画も楽しかった。
そして、このイベント(TEDトーク)の企画にも参加した。

最近思うようになった。私の独創的な脳こそ、私に一番ふさわしいと。
この夏、美術の作品づくりに250時間集中した。でも同じ年、科学・数学・外国語の単位を落とした。
私は熱中できるものを見つけ、今この瞬間もそれを追い求めている。
今度の秋には美術大学に進学する。主専攻はアクセサリーデザイン、副専攻は経営学。

私がみなさんに言いたいのは、熱中できるものを見つけて、それを追い求めてほしいということ。
よく働き、よく食べて、見るものすべてと恋に落ちること。
ご静聴ありがとうございました。」

2 件のコメント:

  1. FBで紹介させていただきました。全ての子どもにとって何か夢中になれるものを持つことって本当に大切だと思っています。それが自己肯定にもセルフエスティームにもつながります。そして、それを一緒に探すのも私たち大人の役割だと思います。ありがとうございます。

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    1. まあ!ありがとうございます!

      ジョリーフォニックス、トーキングペンを使いながらnまで進みました。
      この教材は愛にあふれてますね。毎日ちょっとずつ進めながら感動しています。成果を追って報告します!

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