on dyslexia

ディスレクシア
(読字障害、読み書き障害、失読症、難読症、学習障害、読み書きのLD)について、調べて分かったこと/実践したこと/英語から訳した文章をアップしています。

ディスレクシアとは:
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​​
知能は普通だが、読み書きが苦手(誤字が多い、読み書きが遅い、読み間違いが多い)。
-勉強しているにもかかわらず、読み書きがなかなかできない状態を指す。知的障害ではなく、普通~ギフテッドのあらゆるIQにみられる。
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​​
独創的で、​​対人能力が高い。
​​
全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力
に長ける。
- ​音と文字の脳内での結びつきが弱いことから起こるらしい
- ​読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい。その理由は、英語のほうが日本語よりも"音の粒"が小さいから​
- ​細​​​​かい聞き間違いがみられるが、音声情報の処理能力は高い
- エピソード記憶が得意。固有名詞などの細かい丸暗記は苦手
- 適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される-
​ ​
10人に1人程度いるというのが通説
​。アメリカの調査では3人に1人とも
- 家族性であり、遺伝による​。ただしディスレクシアの表れ方は個人差が大きい



当ブログは、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能である、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要--という立場です。


2014-01-06

学校の先生にディスレクシア対応をどうお願いするか、のヒント

あけましておめでとうございます。
去年の今頃はほそぼそとやっていたこのブログですが、
数多くのご縁があり、当時の1ヵ月のアクセス数を年末では1日で得るようになりました。
有益な意見や情報を下さった全ての方々に、この場をお借りしてお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
しかし私の目標である
「ディスレクシアの能力が正当に評価されるための社会変革」
の実現には、しなければならないことがたくさんあります(本気です)。
本年もますます、ディスレクシア教育の考察と実践を深めてまいります。
昨年同様、たくさんのご意見ご指摘をお待ちしています。
どうぞよろしくお願いいたします。


学校の先生にディスレクシア対応をどうお願いするかのヒントとなる本を見つけました。


『どうして声が出ないの?マンガでわかる場面緘黙』



緘黙(かんもく)とは、特定の場所(学校など)だと緊張して話せなくなってしまう症状のことです。
ディスレクシアと緘黙は、"病気"としては、おそらくまったく無関係です。

でも!
この本に書かれている「学校への対処の仕方」は目からうろこです!
以下にまとめてみます。


#実は、ディスレクシアと緘黙には、共通点がけっこうあります。

・脳に原因があり、親のしつけが原因でない
・クラスメイトから誤解されやすい
・「ことばの学級」が近くにあれば有効だが、
  知的に遅れはないため、基本的には通常学級が適している
・子どもを変えようとする前に「子どもの周りが変わる」ことが大切
など・・・

~~~~


(p40)子供の周りの環境の不安を取り除くことが大切。
そこで特に不安の大きな場所である学校への理解と支援のお願いの仕方:

-担任に個人面談の希望を伝える
-子供の特性や状態、学校の取り組み、学校で望まれる対応や支援を、A4一枚に簡潔にまとめる
-簡単な資料を用意
-担任の先生に上2つを渡す
(面談時間は長くならないよう注意)
(最初に渡す資料は必要最小限に。興味を持ってもらえたら追加する)
-管理職との面談希望を担任を通して伝え、校内の全教職員の理解をお願いする
(学年主任や特別支援教育コーディネーターがそろうと理想的)
-可能なら夫婦スーツ姿で面談に臨み、親の真剣さをアピール
#上に書かれたことをほぼ全く実行していない私。頑張ります(-_-)


- 先生方はとても多忙なので、実際にできそうなことを具体的にお願いする。
少しでもこちらのお願いに応えてくれたら、感謝の気持ちも必ず伝える。
#「お願いもスモールステップで」!!目から鱗でした。


-保護者仲間のうち親しい人、これから協力してほしい人には、資料を見せて詳しく説明。
- 保護者会で伝えるときは、「緘黙」(→「ディスレクシア」に置換可能かと)という言葉を使わずに説明するとよい。
# ママ友対応はなかなか微妙です。。
うちは保護者会でのカミングアウトは子に拒否されたのでしてませんが、
子に内緒で、力になってくれそうな何人かの親しいママ友には話しました。
すると、こちらがびっくりするほど共感してもらえたり、
「実はうちも・・・」と悩みを打ち明けられたり。
なんと校長先生への直談判をセッティングしてくれたり ( ̄д ̄)。
ママ友パワーは奥が深いです。



そのほか、「話す」を「読む/書く」に置き換えると、
ディスレクシア対応にそのままあてはまることがたくさん書いてあります。
置き換えて書いてみますと:

・家族が、読めない/書けないことを責めていませんか?
・家庭で安心して過ごせるようにしていますか?
・子供の得意分野や小さな前進に目を向けていますか?
・「あなたが大好き」「あなたの味方だよ」ということが、子供に伝わっていますか?
・担任の先生に理解と支援をお願いしていますか?
・学校の先生すべてに管理職を通して共通理解をお願いしていますか?
・クラス理解を進めていますか?
・学校は、比較的協力してくださっていますか?
・連絡帳などを通して、先生と密に連絡をとっていますか?
・先生に実際にできそうなことを具体的にお願いしていますか?
・先生の対応に感謝の気持ちを伝えていますか?
→これらが全部Yesなら、スモールステップで読み書きの取り組みへ

ディスレクシアの子を持つ親が集まるともっぱら
「学校の先生がいかに分かってくれないか」という話になるのですが、
これを読んで、まだまだ私などは策が足りないな。と思ってしまいました。
あさってから3学期、まずは先生に感謝のお手紙を書いてみようと思います。
「板書を無理に取らなくてもいいよ」と言って下さったこと、
本人はとてもうれしかったと言っています。
ありがとうございます。」と・・・・

2 件のコメント:

  1. 今年もよろしくお願いします(^^)

    うちの中二人(双子)は場面緘黙症でした。
    本読み・発表は勿論、「はい」という返事もできない。
    運動会での演技は立ち尽くし。
    先生には頭を抱えられました。

    近年になって検索で知る事が出来ましたが、その当時は全く原因が分からず困り果てました。
    家や小人数では喋るし、人なつこく休み時間には先生にも喋りに行く。
    余計に周囲は混乱したんです。

    先生の対応というのはすごいものです。
    直そうと本読み訓練のようなことをしていた先生の時はだめでしたが、
    「引継ぎで聞いてますけど、僕は気にしません。
    休み時間はよく話しかけて来てくれるし、優しい。
    この子にはこの子のいい所があるから、それを伸ばしてあげたい」
    と言ってくれた担任に当たった子は、その年に嘘のように克服しました。

    もうひとりは小学校の卒業式で返事すら出来ない子に目をつけた中学の先生が
    「3年間かけて返事させます」と入学時に宣言。
    誤解した他の先生から庇ってくれ、1学期に1-2回の本読みチャンスを見計らって与え、ダメならさっと切り替える。
    そうして本当に3年間担任してもらい、最後の文化祭では踊る事ができました。

    卒業式の日、挨拶をしようとしたら 私を見るなり「返事しました!」と笑顔で握手をして去って行かれました。

    今年25歳。 電話対応でも営業でも司会進行でもやれます!


    末っ子の読み書き困難は今年の担任に 家庭訪問時に資料を渡し、出来ない事に印をつけておき、
    『情報は教師間で共有しておいて欲しい』とお願い。
    この1年で随分と成長した気がします。

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    1. こちらこそよろしくです(^^)

      いや~あやめさんは実に海千山千の育児生活ですね!
      ディスレクシアに場面緘黙症とは。
      この2つって一つの家族に同時に表れることがあるんですね・・・

      というのも、夫がしゃべらないのは緘黙症なんじゃないの?と思ったのでこの本を買ってみたところだったのです。
      もともと寡黙で口下手でもあるのですが、子は日に日によくしゃべるし語彙も増えていくなか、口数の少なさが年々際立ってきまして…
      家では話しますし、会社でも普通にやっていると思われますが(とはいえIT系なので寡黙でもやっていけるのかもしれません)
      飲み会など大勢の人がわいわい話すところでは昔から会話に入ってきません。今年の正月、自分自身の実家ですら一言も話さなかったのでいよいよ「これって単なる寡黙じゃないのかも?」と思い始めました。

      緘黙もまたディスレクシア同様、表れ方は多彩なようですね。

      双子さんが電話も営業も司会もできるくらい場面緘黙症を克服したというのは、実に心強いエピソードです!!!
      今後もぜひ色々教えて下さい!!

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