on dyslexia

ディスレクシア
(読字障害、読み書き障害、失読症、難読症、学習障害、読み書きのLD)について、調べて分かったこと/実践したこと/英語から訳した文章をアップしています。

ディスレクシアとは:
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知能は普通だが、読み書きが苦手(誤字が多い、読み書きが遅い、読み間違いが多い)。
-勉強しているにもかかわらず、読み書きがなかなかできない状態を指す。知的障害ではなく、普通~ギフテッドのあらゆるIQにみられる。
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独創的で、​​対人能力が高い。
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全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力
に長ける。
- ​音と文字の脳内での結びつきが弱いことから起こるらしい
- ​読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい。その理由は、英語のほうが日本語よりも"音の粒"が小さいから​
- ​細​​​​かい聞き間違いがみられるが、音声情報の処理能力は高い
- エピソード記憶が得意。固有名詞などの細かい丸暗記は苦手
- 適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される-
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10人に1人程度いるというのが通説
​。アメリカの調査では3人に1人とも
- 家族性であり、遺伝による​。ただしディスレクシアの表れ方は個人差が大きい



当ブログは、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能である、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要--という立場です。


2014-05-29

「学習障害」→「学習症」へ名称変更

「学習障害」が「学習症」という呼び方に変わるようです。

子どもの病名、「障害」の多くを「症」に変更

読売新聞 2014年05月28日 21時41分

読み書きが困難な子どもの「学習障害」は「学習症」に――。日本精神神経学会は28日、精神疾患の病名を変更すると発表した。分かりやすい言葉を使うとともに、患者の不快感を減らすのが狙い。
 米国精神医学会が作る精神疾患の診断基準「DSM」が昨年5月に改定されたのを機に、関連学会で病名や用語の和訳を検討してきた。

 「障害」が付く子どもの病名の多くを「症」に変えた。親子がショックを受けたり、症状が改善しないと思われたりすることに配慮した。

 対人関係などに問題が生じるアスペルガー障害や、自閉性障害は、「自閉スペクトラム症」に統一。衝動的に行動しがちな「注意欠如・多動性障害」は「注意欠如・多動症」にする。

 大人に多い病気で、障害を症に変更した病名もある。動悸どうきや身震いなどの発作を繰り返す「パニック障害」は「パニック症」に。体の性と自ら感じる性が一致しない「性同一性障害」は、より分かりやすい「性別違和」に変える。

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たしかに、何も知らない人に
「うちの子はいわゆる学習障害があって」と言うと、
妙~に重い雰囲気になるので(実態と全然違うものを想像されてます)
そういう誤解を防ぐには良いことかもしれません。

でも、「学習症」と呼び方を変えるだけでは、
ディスレクシアに対する根本的な誤解はなくならないですよね。

精神疾患の病名を論じる会議での議論では、
ディスレクシアを「障害」なり「症」とするのは致し方ないのでしょう、が、
ディスレクシアは、欠落というよりは世界の認識方法の違いであり、
文字重視の社会によって作られている部分が大きいとつくづく感じます。

世が世なら、字しか読めない人のほうが「学習症」だったかもしれません。
ディスレクシアの能力を認めた上で、
「この文字重視社会に適応できる程度に"学習症"を緩和していこう」
というスタンスがほしいところです。


念のためですが、
「ディスレクシアは障害じゃなくて特殊能力なんだから安心」
と言っているわけではありません。

これからの社会は、
「障害」=「救いようがない」「社会のお荷物」「施さないと生きていけない」
逆に「障害がないなら社会のレールに乗ってバリバリ活躍せねばならない」
という認識も、改めないといけません。

ディスレクシアな子は、そんなことまで教えてくれます・・・


2 件のコメント:

  1. 私もこのニュース見て,なにか違和感を感じました。よく説明できないけど…。

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    1. 違和感・・・そうですよね。
      そもそも「学習症」って、「潔癖症」のように病的に学習してしまう人たちというイメージもありますしね(苦笑)

      それはさておき、呼び方だけ変えて中身を検討しないのは何かもやもやした感じが当事者にはありますよね。

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