ディスレクシア専用英語塾「もじこ塾」のブログです。 ●ディスレクシアとは:知能は普通だが、読み書きが苦手(読み間違いが多い、読むのが遅い、書き間違いが多い、読むと疲れやすい)という脳の特性 ●全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力に長ける ●読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい ●適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される ●10人に1人程度いるというのが通説 ●家族性とされるが、ディスレクシアの表れ方は個人差が大きい もじこ塾は、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要、という立場です。

2016-04-09

もじこ塾16春期講習、終了しました。

もじこ塾16春期講習は、先日、おかげさまで無事に終了しました。
ありがとうございました。

愛はLDを動かす!!


もじこ塾からの唯一のお願い
「次の人のためにお菓子を持ってきて下さい」

英語の山は厳しいので、甘い物と水分が不可欠。
板書はない(先生だけが書く)
一番下の写真の生徒は、学校の文法の穴埋めテストはさんざんですが、
80分で、写真に映っている倍の英文を全部音読し、口頭で全訳しました。

ほかにも、
・英語の授業がまったく意味不明な状態で来て、
3日間でジョリー42音+αを全部覚え、4日目で中1の1学期分の文法事項を理解した中学生、
・2日で(同上)、残り2日で長文問題の解き方を理解した高校生(全部読みませんが)

あるいは、親のサポートによりなんとか学校についていっている状態で来て、
・3時間でforestの関係代名詞の章のポイントをほぼ全制覇した高校生、
・4.5時間で休み休みしながら、志望大学の過去問1年分を解ききった高校生、

さらには、
・最終日の時間が許す限り、教科書の音読(by教師と自分)と全訳(by自分)を
iPadで録画しまくった高校生、


改めて書いてみると、奇跡か煽りか、誇大広告のようですが、本当です。

私が今回学んだのは、生徒に対する全幅の愛と信頼がないと、
ディスレクシアの子には一文字たりとも、英語を教えることは不可能ということ。
多動と自閉が英語学習に与える影響の差。
そして、モチベーションが与える決定的な学習効果の差・・・

・・・という内容を、もっと具体的なノウハウの部分も含めてお話する、
保護者向けの勉強会を行います。
ご興味のある方は、ぜひお越し下さい→


10 件のコメント:

  1. もじこさん、春期講習、お疲れ様でした。
    受講された生徒さんの成長、成果は、それはそれは著しいものだったのですね。いかに、インプットの仕方が、悪かった、違っていたということでしょうか?
    どのようなアプローチが必要か、勉強会が楽しみです!
    息子も見た目の多動はありませんが、心の多動が激しいです。
    いつも興味が転々と動き、刺激に弱く、常に駆り立てられていますよ。

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  2. 因みに、うちの息子も常に甘いものを欲しています。異常な程に。飴玉、一袋ペロッと食べちゃいます。糖尿になるよと心配になるぐらい。しかも、野菜が食べられない偏食で、成人病になってもおかしくないです。
    甘いものが欲しくなるのは、何なんでしょう。。。

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  3. 先生偽名だったんですね‼
     本当にそういう名前だと思っていました!  
     どうして「もじ子」先生と言うのですか?
     ノートに書く文字が大きいからでしょうか?

     春休みは誠にお世話になりました。

     【先生の印象】
       面白そうな先生だなと思いましたが、実際は普通でした。
       お昼も頂かないので驚きました。
       僕も今矯正歯科に通っているので、先生も矯正されていて驚きました(いつまでやってるのか?)
       最近始めたと分かり、納得できました。
       
        【授 業】
       フォニックスの読み方を教えて頂き助かりました。
       理論は理解できましたが例外が多々あり、まだ実際には応用できていません。
       書きは全くできません。
          読み<単語の書き
       話すことは大丈夫で、文法は解ります。
       読むのはとても時間がかります。

      4日間の授業で学んだことで、難しい単語がでてきた時に読める可能性が出てきたことはうれしかったです。

     【授業形態】
      授業中のお菓子もうれしかったです。(いろいろなレアなお菓子が出た)
      雑談タイムは楽しかったですが、授業をまとめてやってから、最後にたっぷり雑談タイムの方が頑張れると思いました。
      
     【学校、塾先生との違い】
      単語をいっぱい書かせられないので、楽でした。
      授業時間も1コマ分は疲れませんでした。

     高校に行きたいです  
      また、お会いできるのを楽しみにしてます。
      先生も忙しいと思いますが、さらなるご活躍を願っております!!!

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    1. 感想ありがとうございます。とてもしっかりした内容で・・・

      ◆なぜ「もじこ」と名乗っているか
      偽名じゃなくてハンドルネームと言って下さい(笑)このブログでの名前です。
      最初は匿名だったのですが、ある日突然「もじこ」という名前が降ってきました。キミのような人を助けるために使いなさいと、神様が与えた名前なのでしょう(^^;)。

      ◆矯正について
      今の40代は中学生の頃「八重歯はかわいい」と言われてましたし、父の会社が傾いて中高時代は貧乏だったので、歯はがちゃがちゃでもいいと思ってたんです。
      でも40代になってtree、drum、threeがうまく発音できなくなってきて(歯並びが悪いと大人になっても歯って動くんですね)。
      自分はあと何年、英語を人前で話すだろうと考えたときに、「80歳まで教えるなら今治すしかないでしょ」と思い立ちました(この話を子供にすると「俺的には80のババアよりスポーツができる男の先生に習いたいな~」と言われますが(--;))。

      私は毎日歯に語りかけているせいか(笑)、進みが速く、いま1年たったところですが、あと半年で終わると言われていますv。上あごに矯正用の釘(インプラント)を打ってあるので、これを早く取って、ジョリーをすっきり教えたいです。

      ◆フォニックスの例外
      英語は、易しい単語ほど、フォニックスのルールがあてはまらないのです。
      イギリスは何百年かフランスに占領されていた時期が
      あるのですが、その頃に入った単語はフォニックスルール通りに読めます(interestingなど)。
      その前からある、英語にとって一番基本的な単語は、ゲルマン語やケルト語という全然違う言語から来ているので、フォニックスルールから外れています。といっても子音は使えますが(her、here、brother、many、などなど)
      さらに、1500年代に英語は大きく「なまり」が起きました。これでさらに英語のスペリングはめちゃくちゃになりました(例えば、昔はmakeを「マーケ」と読んでいましたが、「メイク」になまりました)。
      中2から先は、フランス語由来の単語の割合が増えてくるので、そうすればだいぶフォニックスのルールを使えるようになりますよ。

      ◆授業時間
      そうですか・・・キミの様子を見ていると、中学生は40分にしたほうがいいのかも、と思っていましたが。

      shu君も中学生活、大いに楽しんでくださいね。
      字が苦手だと高校入試は大変ですが、法律も変わりましたし、shu君は努力家なので、良い方向に持って行けるように周りのみんなで頑張れば、道は開けると思います。もじこも応援してますよ。
      また会いましょう!

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  4. 春期講習開催ありがとうございました。
    自閉症スペクトラム(アスペルガー)・ディスレクシアのshuは思春期に突入し親子共々混沌としておりました。
     受講中「読めない・書けない」ことを自己の中で初めて向き合って考え、しっかりと認識できたようです。そしてその弱点をどのように克服していくかの道程が判り、今まで漠然と抱えていた不安が消え楽になったのか、すがすがしい顔つきになっておりました。
     前受講者の方からのお菓子を頂くことによって、この特性は自分一人ではない、という安心感もプラスに働いたのだと思います。
     本当にありがとうございました。

     因みに彼も食にも偏食が著しく野菜もだめです。
    あれこれ調理法を変えてみましたが、なかなか口に合わず親子でストレスになるのであきらめました。
     苦肉の策で、ニンジンジュースを朝1杯飲ませております。
    ニンジンも無農薬のみ。たしかに市販のにんじんと比べると無無農薬にんじんの方が、丸みのある柔らかいテイストになりますが・。
    「青汁」へのステップが目下の目標です。(色で却下されてます)
     

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  5. はるぴょんさん、shuママさん、ありがとうございます。
    木曜にぜひご歓談下さい。
    ニンジンジュース、うちも飲んでます。今の時期はリンゴとレモンも入れてます。

    偏食について・・・改めて振り返るに、私も偏食です(恥)。小3までは野菜のほとんどはダメでした。小4から日本の小学校に入り「給食を完食するまで昼休みはなし」に直面して克服しました(きゅうり以外は)。今は普通になんでも食べますが「主食はチョコレート」と豪語してますし(苦笑)。翻訳は脳のエネルギーをものすごく使うので、チョコレートが欠かせないです・・・で、同じことはディスレクシアの子が読むときにもあてはまるだろうと想像しています。

    子は偏食ではないですが、食べ盛りという言葉とは一切無縁で、味の違いに超うるさいです。最近だと「ほたるイカはどこから食べるとおいしいか」について熱く語っていました。

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  6. もじこ塾・保護者会、うらやましいです~~

    ・学校に/塾に、何をお願いするとよいか

    とても気になります。笑
    中2に進級した息子、結局本人の拒否により、合理的配慮のお願いはまだできていません。
    英語の先生に「家族紹介の英作文の宿題を忘れたんで、ぶっつけ本番でさせたら、何も見ないで満点のスピーキングでした!ノートをちゃんと書いたらもっと伸びます。授業も理解してるのに、テストの答えも書かないんですよね・・書くの頑張るようにお母さんからも後押ししてください!息子君、期待してます!」って言われました。
    書かないんじゃなくて、書けないんですよ!時間内にはとても。と、言いたかったけど 立ち話だったんで押さえました。
    やはり、理解してもらうのは難しいです。やる気の問題ととらえてるようで。
    宿題は自学なんですが、コピーの貼り付け禁止で、問題写すので憔悴しきってます・・勉強にはなってない。
    問題コピーで許してもらえないかだけ、文章で学校に出してみようかと考え中ですが、息子にばれて傷つけそうで・・
    でも、テスト点が取れないので、提出物でなんとか評価上げないと、公立高校が難しくなりそうで・・(公立しかないのに!)
    塾も対応してもらえる感じでなく、やめました。経済的理由もあり・・。

    あ、実は長女が桜が咲かず、もじ子さんの隣駅の大手予備校に通い始めました。祖父母宅ですが生活品の準備があり、私もつい先日弾丸上京してました~
    地元駅の桜は19年ぶり・・運よく満開でした!あまりにあわただしく過ごし、もじ子さんにご連絡もできず残念でした・・
    1~3月は長女の受験でどんより過ごしていまして、実は息子の事も手つかずでした。上京したら浪人仲間がたくさんいて、母子ともに明るくなりました~笑。やはり東京の国公立大学に行きたいそうで、もう1年頑張るそうです。こっちこそプロのもじ子さんに相談したいくらいでした~~
    長女が旅立ち、母の目がまた息子に向いはじめ、思春期息子は迷惑してるみたいです・・・
    上京する機会は増えそうなので、親の勉強会 いつか私も行きたいです!!



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  7. もじこ先生,頑張って下さい!

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  8. ちゅら海さん、もんきちママさん、ありがとうございますm(_ _)m

    ちゅら海さんのお子さんは、順調にディスレクシア的な順序で英語力を身につけているのですね。
    書かないのではなくて書けないこと、なんとか理解してもらえる方法はないですかね・・・?
    お子さんのやる気があがれば、良いスパイラルに回り始めるはずですが、その最初の動きはお子さんではなく、教師側から起こすべきなのですよね。。

    当ブログにさまざまな知識を授けて下さったのは、文字通り北海道から沖縄、さらには地球の裏側からアクセスして下さる方々であること、わたくしは忘れたことがありません。詳細は近日発表予定・・・

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  9. もじこさん、お久しぶりです! 
    もじこ塾、素敵ですね!本当に楽しいんだろうなと、状況を読ませていただくだけで判ります。……というか、わたしが習いたいです(笑)。

    で、あの……実は、上のコメント欄での議論で、もじこさんが書いておられたことの中に、気になることがあったのですが……ここで質問させていただいてもいいですか(><)??
    コメントの返信に書いておられる、マーケが変化してメイクになった、というところです。

    昨年末、ジョリーの講習で、母音の魔法とサイレントeを習ってきたのですが、後でその由来をネットで調べていて、昔、『閉音節の母音は短母音で、開音節の母音は長母音で』読むルールがあった、という文章を見つけました。(ヤフーかどこかの質問箱の回答で……。その回答では、takeに上のルールを当てはめてテイキ、さらに言いにくいのでeが落ちてテイクになったと説明していました)
    で、お伺いしたいんですが、この、『開音節だと長母音』ルールというのは、もじこさんがおっしゃる、マーケがメイクになった変化と、同じようなものと考えていいのでしょうか? 

    また、子供にheとかmeとかgoとかnoなどのトリッキーワードを教えるときに、この『開音節だと長母音』というルールの考え方で、説明してしまうことは可能ですか? 
    これらの単語のeやoは、開音節だから(子音に挟まれてないから)イー、オウ、って読むんだよ、って理屈で説明してやることができたら、あとで読んだり思い出したりするときに、記憶のフックになってくれそうな気がするんですが……。

    お忙しいのに、いろいろお伺いしてしまってすみません(><)!

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