ご報告が遅くなり申し訳ありません。
先週、3回目となる指導者向けの勉強会を行いました。
ご参加下さった皆様、発表して下さった方、ありがとうございました。
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1人目の発表は、教育ママから、LD児をも対象とする能力開発講師へと転身を遂げた方。
教材や心の持ちようについて、渾身の発表でした。
感想より:
・「考えない子」を育てる今の教育システムに、NGを体で表現できるLD児たちに感謝なんですね。
・私の教室に来ている読み書き困難の子は、みんな耳が良く、発音もよいです。わからない問題も多いのですが、自分の知識を使ってなんとか答えを出そうとする力は、他の子よりも強いように思います。LDの子たちのよいところをうまく利用した英語学習の可能性について学んでみたいです。
・学校の先生にも聞かせたい!と思いました。息子のプリント、ノートに大きくつけられた、沢山の×を思いだし、心が痛かったです。(「×を大きくつけてはならない」という話に対して)
発表者の方より:
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「能力あそび」の時間についてご質問頂いた方、
イメージがつかみにくかったかもしれません。
京王線・千歳烏山でやっている英語クラス(金曜日) は会場もひろく
見学可能ですので、いつでもどうぞ、とお伝えください。
教室のFBページをご覧いただくのも参考になるかもしれません。
ご質問などもFBページから受け付けてます。
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2人目は、予定していた方が急病につき、
ピンチヒッターでわたくし(もじこ)が発表を行いました。
「日本の中学1年生用の「シンセティック・フォニックス」の構築に向けた一提案」
いま私は、予備校で、新中1(中学受験直後の小6)に、シンセティック・フォニックスを教えています。
ジョリーは素晴らしい教材ですが、未就学児用に作られていますし、私には予備校ならではの制約があります(他社商品は使えない、教科書[特にNew Treasure]につなげなければならない)
そこで、知的好奇心旺盛な日本語ネイティブの新中1用の、さらにはディスレクシア・フレンドリーであることを念頭においたシンセティック・フォニックスの案を発表し、皆様の意見を伺いました。
感想はおおむね好評でした。が、
感想はおおむね好評でした。が、
シンセティック・フォニックスは非常に学習効果が高く、生徒はすぐに「できる自分」を確認できる。このため、吸収力の高い子があっという間にのび、LDの子との差が開く。
という点については、参加者の方からも同じ指摘を申し込み時に受けていたのですが、答えが出ませんでした。
この発表内容については、もう少し練り上げてから、公開します。
☆ ☆ ☆
この会は、現場の声をシェアすることにこだわる、また保護者が指導者になるケースも多々あるので(今回の発表者は二人ともそうです)、両者の垣根を作らない・・・という趣旨で始まりました。
3回目の今回は(も)、平日昼間の開催にもかかわらず、さまざまな立場で学校現場に関わる方、さらには当事者の方まで、多彩な方にご参加いただくようになりました。
ありがとうございます。
・保護者の方たちの声を生で聞くことができたのが今日の一番の収穫でした。また、指導者の方たちの知識や熱意に触れ、大変勉強になりました。学校現場で、どんなことができるのか、真剣に考えていきたいとあらためて感じました。
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もじこの個人的感想は、あいかわらず飛躍が多いのですが
「気付いた人が、それぞれの場所で、できることをする」
これが、変化に不可欠な一歩だと、
そして、自分の直観で「これはディスレクシアの子に響いている」と思えたことは、たとえ一般に"良い"とされることとは違っていても、勇気をもって実行すべきだと、改めて実感しました。
さらに、次の段階として、「気付いた人同士がゆるやかにつながると、変化がさらに加速する」があるようですが、私にとってはここが難しい。
せっかく多彩な方をお迎えしているのに・・・大きな課題です。
当ブログは3月3日をもって、開設からまる5年が経過しました。
この勉強会もそうですが、ディスレクシア・ジャーニー最大の教訓のひとつは「情報は、出せば出すほど入ってくる」。
情報というのは、ため込んだり、一方的にもらおうとするだけだと、手に入らない種類のものらしいです(少なくとも良い情報は)。本当です。
この5年、ずいぶんいろんなことが変わった気もしますし、特に英語教育の現場は何も変わっていない気もします。
今後とも、ディスレクシア・ムーブメントを加速させていきたいです。
皆様のお力添えを、どうぞよろしくお願いいたします。
(次回の指導者向け勉強会の開催は未定です。発表してみたいという方が1名いれば、開催が決定します。私でよければ・・・という方、ぜひお知らせ下さい!!)
こんにちは。お世話になっています。ディスレクシアな息子のことは、先生がたに任せよう、と思ってはいるのですが、つい、ああしたらいいんじゃないかとか、思ってしまうので、ここで発散させてください。うちの息子も耳はいいようで、ヒアリングは受験時期どんどん良くなりました。よし、音から入ろう!って思ったんですけど、読み書きは全然、テストの点数が上がらない。ヒアリングだけの大学受験があるといいんですけどね。
返信削除こんばんは。すみません、、おっしゃりたいことがありましたらいつでもなんなりとお知らせ下さい。
削除息子さんの英語の読み書き力は少しずつ進歩しています、でも読むのはとても困難な作業のようです。
先日、興味深い記事を読みました。それによると、人間の脳が記憶できる「形態素」の数、つまり、文字の形と意味を、音を介さずに直接結びつけられる数は、2000~2500個が限界らしいのです。
常用漢字は2136字。ディスレクシアの場合、かなり多くの漢字が「音を介さずに意味と結びつけられる」ものです。
そのうえ、中学英語で意味もなく丸暗記をすれば、もう2000~2500の限界に達しているのかもしれません。。
ヒアリングだけの試験。それは推薦やAOのことです^^
こんにちは。いつもブログを参考にさせていただいています。
返信削除現在個別指導の学習塾で講師をしています。現在は二人のディスレクシアと思しき生徒を担当しています。
職場では、フォニックス等のディスレクシアに対応した授業ができる講師は私一人です。ディスレクシアを深く理解している指導者の方々の工夫や、何が効果的であったかなど、知りたいことがたくさんありますが、意見交換の場が身近にありません。ですから、こちらのブログから得られる情報を重宝しています。
勉強会の詳しい内容のご報告、心待ちにしております。
こんにちは、うまくコメントアップできてないかもしれないので2回目です。ダブったら消してください。
返信削除初めまして?という気がしないくらい息子が就学前にディスレクシアに気がついて以来こちらにお邪魔させていただきいろいろ学ばさせていただきました。その息子も春から中学生です。
もじこさんのブログからジョリーフォニックスを知り、山下先生を知り、ジョリーを自分でも学びに行き、息子はジョリーをやって1年になります。なかなか厳しいところです。
息子がディスレクシアとわかって6年間サリバン先生?のごとく息子に勉強を教えてきました。中学入試の最後の1年は反抗期で、授業にのめり込んで暗記してくる特性から面白い先生の塾と個別塾に行きながら受験しました。
漢字の覚え方は道村式ではなく学研の漢字九九が有効でした。
小論文も地図の覚え方もかなり工夫しました。
公立中高一貫の受験において初めての合理的配慮入試であろう体験もして残念な結果になりましたが多くの学び、今の合理的配慮のあり方、勉強の仕方に多くの問題点と学びと成長がありました。
6年生ではポメラを使いノートテイクをして3学期からはサーフェスを使っています。中学は未知の世界で親子共々不安でいっぱいですがとりあえずサーフェス導入は決まり、試行錯誤に入ります。
私は今NPOエッジで音声教材BEAM の制作スタッフであるとともに
東京のLD親の会である 学び方の違う子の親の会 ルピナスを設立して1年になります。(私も多分ADHD)
まだまだ学校現場ではわかっているけどどう教えたらいいのかどこまで配慮したらいいのか?戸惑っている。専門と言われている塾でさえ理解しているとは思えない。そう感じています。音声教材の必要性も浸透している感じがしません(向き不向きもありますが)
もう一人のエッジスタッフとともにどういう学び方がサポートが必要か日々話し合っています。ぜひ次の勉強会には参加させていただきたいと思っています。
わあ!エッジの方からコメントを頂けるとは、なんという栄誉。
返信削除ディスレクシア配慮を、最前線で切り拓いていらっしゃるのですね。
ジョリーの次に何をしていくかも、大事だと思います。
ご都合があえば、ぜひこちらもお越し下さい:
http://kokucheese.com/event/index/462535/