on dyslexia

ディスレクシア
(読字障害、読み書き障害、失読症、難読症、学習障害、読み書きのLD)について、調べて分かったこと/実践したこと/英語から訳した文章をアップしています。

ディスレクシアとは:
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知能は普通だが、読み書きが苦手(誤字が多い、読み書きが遅い、読み間違いが多い)。
-勉強しているにもかかわらず、読み書きがなかなかできない状態を指す。知的障害ではなく、普通~ギフテッドのあらゆるIQにみられる。
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独創的で、​​対人能力が高い。
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全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力
に長ける。
- ​音と文字の脳内での結びつきが弱いことから起こるらしい
- ​読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい。その理由は、英語のほうが日本語よりも"音の粒"が小さいから​
- ​細​​​​かい聞き間違いがみられるが、音声情報の処理能力は高い
- エピソード記憶が得意。固有名詞などの細かい丸暗記は苦手
- 適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される-
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10人に1人程度いるというのが通説
​。アメリカの調査では3人に1人とも
- 家族性であり、遺伝による​。ただしディスレクシアの表れ方は個人差が大きい



当ブログは、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能である、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要--という立場です。


2013-08-17

漢字の扌(てへん)を処理する際の脳の活性化について

Scientists study brain activation when processing Chinese hand-radicals

を訳してみました。原文はこちら

漢字の扌(てへん)を処理する際の脳の活性化について
2013/08/09


前頭葉運動前野(frontal pre-motor areas)に損傷のある患者を対象としたいくつかの研究によって、運動理解の欠陥が特定された。
また脳画像研究により、関連した意味論的意味を持つ複数の語の読みにまつわる作業の認識・行動に関連する脳部位が活性化することが明らかになった。
たとえば、「蹴る(kick)」「つまむ(pick)」、「なめる(lick)」といった動作動詞を受身的に読むだけで、感覚運動野のなかでもそれぞれ脚・手・顔に関連する部位を活性化させることが明らかになった。

漢字とその偏(へん)の意味論的処理を調べるため、Quig-Lin Wu率いる国立台湾師範大学のチームは、よく使われる72個の漢字を「扌(てへん)がつく、手の動作を表す漢字」「扌がつかない、手の動作を表す漢字」「扌がつく、手の動作を表さない漢字」「扌がつかない、手の動作を表さない漢字」に分類した。
2130歳の健康な被験者28名にこれらの漢字を読んでもらいながらMRIを実施した。
扌のつかない漢字を読む最中より、扌がつく漢字を読む最中のほうが、右中前頭回が活性化された。


この発見は、身体運動意味論(embodied semantics theory)と合致しており、偏の神経情報表現が漢字の処理には不可欠であることを示唆している可能性がある。
Qing-Lin Wuのチームによるこの研究(Neural Regeneration Research (Vol. 8, No. 20, 2013)に発表)は、中国語の読み処理の根底にあるプロセスを理解する一助となるものであり、ディスレクシア治療法の開発に資するところがある可能性がある。

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