ディスレクシア専用英語塾「もじこ塾」のブログです。 ●ディスレクシアとは:知能は普通だが、読み書きが苦手(読み間違いが多い、読むのが遅い、書き間違いが多い、読むと疲れやすい)という脳の特性 ●全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力に長ける ●読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい ●適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される ●10人に1人程度いるというのが通説 ●家族性とされるが、ディスレクシアの表れ方は個人差が大きい もじこ塾は、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要、という立場です。

2015-03-30

コスモの合格体験記(3)

コスモ君合格体験記の最終回です。
多くの反響を頂き、ありがとうございます。順次お返事いたします。
ディスレクシア英語指導に生かしていきます。

今回は、合格後や指導時に聞いた、印象深い言葉を書いておきます。

その(1)はこちら→
その(2)はこちら→

~  ~  ~

①「情報が転回する」
コスモが直接ここに合格体験記を書いてくれることはありません。
思いを文章にするのが非常に困難なタイプのディスレクシアなのです。

一応話を振ってみたところ、頭を押さえて
「情報が転回する…」と言っていました。
「テンカイって何?」とつい聞いてしまいました。
「頭の中に言葉の断片がぐるぐるしてて、順序よく並べることができない」
という意味のようです。

字がまずまず書けるようになったディスレクシアにとっての
次の課題は「文章を書く」ことだと、つくづく感じます。
(うちの子も、卒業文集ではとても苦労しました)
誤字脱字もですが、脳内映像を線形的な言語に構成するのが課題のようです。
「脳に内視鏡のようなものをさして、頭の中にあるものを壁に写し出したい」
的なことも言っています。


ただ、文章を書くことは非ディスレクシアも意識的に学ぶ技術なので
ディスレクシアでも訓練によってある程度は書けるようになる気がします。
(文章を書くことを仕事にしているディスレクシアもけっこう多いです。
ストーリーテリングが得意なタイプのディスレクシアです)

人にもよるのでしょうが、短期的なディスレクシア作文対策としては
・マインドマップ
・断章を付箋に書いて並べ替える
・聞き書き(指導者がディスレクシアの子に質問を投げかけ、話し合いながら論点を整理する。それをもとに作文内容をふくらませていく)、
・添削を受けては書き直す
・・・あたりが有効だろうと推測しています。

長期的には、読み聞かせや読書といったインプットが大事だろうと思います。
「自分がディスレクシアでも日本語の読み書きには困難を感じないのは、幼い頃に読み聞かせをたくさんしてもらったから」という意見も頂きました。

ついでに、書くことに関連して、
大学に入っても、定期試験さらには履歴書で直筆が要求されるので
高校時代ほどでないにせよ、手で字を書くことは意識して続けたほうがいいようです。


考えずに感じようよ!(怒)
「文章を書くのが苦手」の話をしていた時に出た衝撃発言。
音楽を鑑賞し、その感想を書かされるのは、ほんとにムカつく。
感じるだけでいいじゃないか、
なぜわざわざ言葉にして書かなければならないのかと。


ヨガ教室で毎回言われる「考えるのをお休みして、ただ感じて下さい
哲学者ヴィトゲンシュタインの有名な言葉
語りえぬものについては、沈黙しなければならない
と重なります。

一方、いかにムカついたのかを熱く語ったコスモ君を見ていると、
とっかかりがあれば、どば~っと言葉が続くようにも見えます。
その力を作文対策に生かせないだろうか…とも思います。


③「最低限の定理しか覚えない」
数学や物理の定理は、最低限のもの(例:加法定理)だけ覚え、
そこから導き出せる定理は覚えることをあえて放棄して、
いちいち導き出しているそうです。

だから解くのにものすごく時間がかかってしまいますが、
ある意味、原理をより深く理解しているとも言えます。

どれが最低限かは、個別塾の講師が教えてくれたようです。
微に入り細を穿って説明してくれましたが、途中からついていけず(笑)


④「落ち込んどるわ(怒)」
次の発言により炎上しないといいのですが…と前置きした上で、
私の観察するところでは、
一部のディスレクシアの人が過集中したり疲れたりした時の様子は、
人を小バカにしているように見える場合がある気がします。
疲れると怒っているように見えたり(←うちの子)
ぽろっと答えたことが、人を食ったような物言いと捉えられたり・・・

コスモ君とはこの話でかなり盛り上がりました。
「部活の先輩に『態度が悪い』と誤解されて人間関係が険悪になった、
結局分かってもらえたけど」
「親に『なんとか言ったらどうなの?!』と怒られても、
そんなときは「なんとか。」と返すしかない(爆)そうするとさらに怒られたり」


そこから達した結論は・・・
誰でもそうだと思うのですが、ディスレクシアの場合は特に
愛されキャラ」になることがサバイバルの秘訣だろうと。
普段から「なんか憎めない、手伝ってあげたい」と思わせることで
疲れたときに「態度が悪い」と誤解されるのを避けられる気がします。


ところでコスモ君は自他共に認める「スーパーポジティブ」です。
ひょうひょうとして明るいと言いますか。
お母さんは「彼の明るさに救われた」と言っています(と本人も言っています)。

私も、「ここまで全敗で何と声をかけてあげよう…」と思って彼に会うと
全然落ち込んでいる様子がなく、ひょうひょうとしているので
「コスモと話していると、こっちが安心させられちゃうよ」と言ったこともあります。

その頃の心境を合格後にたずねると
「『ま、何とかなるっしょ』と思う。色々考えてもしょうがないし」と言う一方、
『ちったあ落ち込めよ』と言われて『落ちこんどるわ()』と思う
だそうです・・・

直観的に思うのですが、
私には彼のポジティブ思考は、彼が身につけた愛されキャラの一形態で
その下には悲しさ切なさ、諦めをたくさん持っている気がします。
でも、それはがっちりしまい込んであって、そう簡単に表には出てきません。
ひょうひょうとした明るさは、さまざまな誤解を経て彼が編み出し
もはや無意識化している愛されキャラだというのは、言い過ぎでしょうか・・・


⑤「自分はセカオワの人と同じやつなんだ」
「高校での教師の無理解を正そうとは思わなかった?」と聞くと
「ど~でもいい。言おうと思ったこともない。『ま、いっか』って感じ。」

高校時代は、友達にも一切、
ADHDやディスレクシアについて言ったことはないそうです。

学校ではあえて言わないというのも一つの方法です。
でもそれが諦めから来ているなら、一日のけっこう長い時間を過ごす学校が
それなりに切ない場所になるのもまた事実です。。

コスモはこの点については、初冬のころに心境の変化があったようで
(薬の効果かもしれません)
予備校でできた友人に言ってみたそうなのです。
その時の伝え方は
「自分はセカオワの人と同じやつなんだ」
「それっけがあるから。いろいろ忘れるし」
「最近こればっかり聴いてる」「聴いてみますか?」と言われて一緒にiPod Touchで聴いた曲。
「『99戦中99敗♪』の心境なわけ?(゚A゚;)」と聞くと「まあ」


「大学では、言う気になったら言うし、言う気にならなかったら言わない。
でも、サークルとかで親しくなった人には、言いたいかも」

大学生くらいになったら、大切に思う人には
自分の言葉でこの特性を言えたほうがいいと思います。
あるいは、この人には言いたいと思える相手こそが
自分にとって大切な人になるのかも…


⑥「僕って困ってるんですかね?」
「親は僕のことを心配しすぎる」という流れから出た衝撃発言。
(念のため…コスモのご両親は共通認識を持ち、精力的に動いていますが
過干渉ではないと思います)

これはいったい「親に子離れしてほしい」以外ではどういう意味なんだろう、

1)勉強以外では、この特性は有利である/何ら問題ない
2)人より苦労しているが、他人の苦労と比較できないので分からない/
苦労しすぎて苦労に鈍感になっている
3)何か違和感を感じるが、自分の中のもやもやにたどりつけない

・・・いろいろ考えてみましたが、実は全部なのかもしれません。


⑦「自分みたいな人に会ってみたい」
私が最も心を痛めたコスモ発言は
何かの折に「これは保存して孫に見せなよ()」と言ったときに
「自分は結婚とか子供とかとは無理だと思う、
親と同じような生活が想像できない」(T T)
結婚子供の是非はともかくとして、そこまで自信を失ってしまったのか・・・
と悲しくなりました。

しかしその後、
「実は一度だけ『この人となら分かり合える』と思える女の子に
高校で遭遇した。
その子は周りから『不思議ちゃん』と言われてたけど、
話してみたら自分にとっては全然不思議ちゃんではなかった()
もう一度会ってみたいけど、今はどこにいるのかな・・・」
と話してくれました。

「この地球上で自分は宇宙人だと思ってずっと過ごしてきたけれど
同じ星から来た宇宙人に初めて出会った」
という心象風景が目に浮かぶようでした。


その後、メールでご連絡を下さっていたディスレクシア受験生の方々の存在が
彼にとっては心の支えとなっていました。

ディスレクシアの人は、他のディスレクシアに会ってみたいようです。
その後、何かに発展するとか、そういう問題ではなく、
どちらかというと、自分を確認するために
ディスレクシアの人に会って話をしてみたいと思うみたいです。

同期あるいは同年代のディスレクシアの人が、
先輩後輩みたいな感じで会って話ができる機会があるといいんだな・・・と感じました。


⑧あいさつはやっぱり大事かも?!
これ以外にも、毎週多くのインスピレーションを与えてくれたコスモ君とは
さぞ感動の別れになるだろうと想像していましたが、
彼は「あっ電車が来た」と言って
ば~っと走って行ってしまいました・・・・・( ゜Д゜)ポカーン
ADHDのなせるわざですね。。。
「大学生になったら、あいさつができるといいね!」と伝えたいです(笑)



コスモのご両親は、大学の勉強についていけるか、かなり心配しておられます。
私が思うに、大学生活は
・自由度が増す分、自己管理が大変、
・テストが相変わらず直筆+時間制限付きである、
・卒論がある場合は文章を書くのに苦労する、
・授業担当教員の間で「この子はディスレクシアだから」といった情報が共有されるとは考えにくい

一方で、
・授業で各種ツールを使える(スマホで録音・撮影)
・レポートで取れる単位も多い(=キーボードが使える)
・興味のある科目の割合が増える
・大学の試験は、友人と助け合って乗り切るものである
・たまたま、彼の進学先には発達障害支援センター的なものがある
(「大学名+発達障害」で検索すると、あればヒットします)
・となれば、教員に上手に直談判すれば配慮してくれそう
・なりたい職業などが明確にある場合、モチベーションを持ちやすい
・ゼミや研究室では、教員と密接に関わるため、杓子定規な扱いを受けない可能性が高い

なので、これまでより苦労は減ると思うのですが・・・
まずは大好きな音楽を取り戻して、大学生活を楽しんでほしいです!




12 件のコメント:

  1. 私がよく思うこと、他人から見られていそうな印象…結構あるかも…と感想を抱いてます。
    1は話し言葉で起こりますし、2は同じく口頭で起こります。言いたいことがあちこちから次々噴出しても、結局文章としてまとまらないので、同じような言い回ししてると気づきながら何度でも言ってしまう。口頭ではかなり稚拙な人として映るらしく、お固い施設(行政・病院など)の大人たちに最初から鼻で笑われるような態度に表れてやすい。それからの4ですね。私は弁解も面倒、多すぎていちいち怒るのも面倒だから、それ以上なければもう構わないのですが「どうせ何も考えてないでしょ?w」といった感情をまといながらされる態度は頭にくる。上手く行けば理路整然と説明できるため、私のそれが始まると相手は絶句して気まずい空気が流れます。虚しくて避けたいし正しさを論破したいわけじゃなく「自分のペースを守りたい」だけなのに割りと頻回に起こる、疲れる日常です。
    「困ってるんですかね?」ってのもあるかもしれない…。私の経緯自体が稀有?なことだから自分のことだって「重たい内容だろう」くらいは想像はしてます。ただそれがどれくらい重いものか正直わからない(下手なサスペンスドラマよりも現実感のある日常の怖さだろうな、とは思うけど‥)
    「早く知ってれば…」「なぜ教えてくれなかった」な強い感情も私はありません。不当だと奮起するつもりも全くない。苦労感覚がもう麻痺してるのかもしれないし、自分でもよくわかりません。
    周囲の人ばかり慌てている様子は頻繁に目に入るため、そこまで慌てることかね…な自分との温度差が本当に多いみたい…。楽しい嬉しい感情は素直に表出しますが「怒り悲しみ」という感情は大きく外にでてない気がします。舌打ちすら一旦考えて意図的にするくらい、私にとって「怒り」は表現そのものが面倒で体力を使います…^p^
    悲しみは様々な形で表出しやすく、感情的になると怒りよりも何でかどんどん泣けてしまうため余計に周囲に見せなくなります(周囲との温度差が広がるだけの気がして…)

    ディスレクシアがどういうものか…私も気になっています。家族で感覚が近そうな人間も居ますけど私自身、診断のない自己申告ですから「そうそう!」といってもらえるもじこさんや当事者の親御さんの目線、診断のある当事者さんたちの話が通じること、記事に共感が多い点から「自分はこれと思ってもいいのかも…」程度の認識なのですが、いつも安心もらっています。

    コスモくん。大学生活、楽しいものにしてください。
    おめでとうございますー(*´∀`)

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    1. ばらばらとすみません・・・

      何がしかの安心を与えているのなら、ほんとに嬉しいです^^。

      「ディスレクシアと怒りの表現」、一考の価値があるかもしれません。

      紺さんのブログへの感想ですが、ハイパーレクシアとアスペが近く、ディスレクシアと統合失調症が近いという指摘は「?!!」です。
      でも、アスペルガーでディスレクシア風という人もたくさんいますし、ディスレクシアとハイパーレクシアが親子(うちですね)や兄弟で出るケースもあったりしますよね。
      こういう精神障害やら学習障害やらは意外な相互関係にあるのかも。。

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    2. 出力にもどかしさを感じるのがディスレクシア(インプット情報はかなり正確)
      アウトプットの速さがハイパーレクシア・アスペルガー(把握は早いが表面的。思ったほど言葉を理解して使えていないことがアウトプットで判明し始める)
      なんじゃないかな…ってぼんやり思ってます。ハイパーの方は詳しくないのですが自閉症と関係のないパターンもあるみたいですし、全部のハイパーがそれとは言えないでしょう。
      ソーシャルスキルで困難を抱くのは「素直すぎる面の現れ」ですし、感情はかなり素直。「アスペルガーは言語障害がない」とwikiでは書かれてました。言葉の遅れがないのなら怒りも言葉ではっきり言える。これは健常者の方も可能なことですね。
      大丈夫?と声を掛けると「…別に。」みたいな場面も多そう。「強がりを言葉で演出」している場合も。
      単純な言い方になりますが、ディスレクシア・健常者・ハイパーレクシアの連続性(スペクトラム)でみると、怒りだけは言葉の主張を要求されやすいです、大人の世界は特に。
      ディスレクシアの息苦しさはいつも多いですが自分の表現法を見つけたら、溜めずに済んでいくでしょう。楽しいことしましょー。で自分から率先して楽しむ姿は、ただのお気楽ではないシビアで稀な経験あっての、心の余裕とも言えそうでディスレクシアの人が放つ空気そのものだと思いますよ。私は一緒にいたいと思っちゃう空気感ですし転ぶことも悪くないです(挫折経験が材料ですから)
      私の表情は読みにくい?らしいのですが、どうも無表情とは違うらしく…楽しい時は大きな声で笑いますし。普通にしているときは周囲もそのままの私として接してくれます。
      何かしら思いつめて黙っている時だけは、なぜか面白いほど外にも伝わっているようで…人から「大丈夫?」と不意に声をかけられることが多かった。何なのか自分でもわからないときほど言葉に出来ないため「うん…」みたいな曖昧な言葉にしかならないですが「素直じゃない言動」にはならないです(思春期は例外かも)私にとって言葉なんて、嘘を混ぜるほど器用に扱える代物ではありませんし…

      あっブログの内容は…まだ探り探りなので、一人だけの妄想だと思って軽く流し見てくだせえ。

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  2. コスモ君自身、支えてきたまわりの方たち、その努力が素晴らしいですね!
    中学生になる息子を持つ母としては、先に見える光になります。
    今は目の前のことでいっぱいで、彼の大学受験なんて想像もできませんが・・・・
    ④や⑥は思春期に入った息子と重なる部分も大きいです。
    セカオワも大好きですね・・・(ボーカルくんは変わったやつと認識してるみたいです。笑)

    友達と遊ばず、一人の時間が多い息子に心を痛めた1年間でしたが、卒業式は意外にも彼が友達と笑顔でいて驚きました。
    親が心痛むほど、本人は気にしていないというか・・・

    「無視」されるという学校生活の中で、首謀者に対する恨みもあまりなく、手のひら返す取り巻きや、見て見ぬふりする傍観者たちにも、悪い思いはもっていないことが最近判明しました。

    「気にしない」ということで、自分を守っていたのかもしれませんが、「俺は群れるのが嫌いなんだ。そうゆうやつは他にもいる。仕方なく相手に合わせてるやつもいる。俺は合わせられないから、一人がいいときは一人でいるし、遊びたいときは遊ぶ」と。
    こうゆうことも聞き出す感じですらすら話せるわけではないけれど、自分らしさを見つめはじているのかな・・と。

    学習重視の中学校は不安だらけですが、入ってみるしかないのかなぁ・・と、親も開き直ってきました。
    ジョリーも漢字カードも他の教材もほこりをかぶっています。
    自学なるものまったくしようとしないので、学習から半月以上離れています・・涙。


    コスモ君の記事を見ていると、大学に進んで色んな仲間と出会い、好きな分野を深められるのも魅力的ですね・・・


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    1. 卒業おめでとうございます~
      ④⑥は思春期の表現!なるほど~~

      息子さん、周りをとてもよく見ているんですね。そして許せるなんて偉い子ですね(T T)
      うちは6年生の1年は円満にやっていましたが、ディスレクシアを隠して3年目、常に一歩引いて人間観察をしています。

      そうなんですよ、うちも受験が終わってからというもの遊びまくってます(泣)そろそろ始動しないと。

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  3. もじこさん、komariです。
    4番について、私も同じようなところがあります。
    ディスレクシアの特性なんでしょうか?
    人とのコミュニケーションに何らかの欠陥があるのではと、人間関係うまくいかないと感じるたびに落ち込みます。
    ちゅら海さんの息子さんのように、私も一人遊びが多い子どもでしたし、「群れるのが嫌い」という息子さんの言葉、とても理解できますし、同じような事、私もいいます。
    ADHDやアスペルガーの人たちについては、対人関係について書かれていますが、LDに入るディスレクシアには、その問題は取り上げられてない気がします。
    それとも、私もディスレクシア以外の要因があるのでしょうか。
    最近、あっちもこっちも八方ふさがりで、どうしていいのか途方に暮れています。。

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    1. komariさん、だいじょうぶですか?!

      「ディスレクシアは愛されキャラ(が良い)」は、実はkomariさんと直接お会いしたときの印象がヒントになったのです。

      群れるのは私も昔から嫌い(笑)なので、これがディスレクシア的なものかはよく分かりません。

      おっしゃる通り、他の発達障害は問題行動がよく指摘されますが、ディスレクシアについては聞いたことがないですね。他者との軋轢が外ではなく内に向かうのかも。これはディスレクシアが抱える、知られざる大きな問題なのかもしれませんね・・・!

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    2. もじこさん!
      コメントを書いた後、調べた結果、私もADHD傾向があるのだって気づきました!

      どうやら衝動性が強く(対人関係)、注意欠陥少々(物忘れ等)、多動性はあまりない、かもです。
      たぶん、たまに会う人には、「愛されキャラ」が全面に出るのでしょうけど、深い人間関係が長続きしないのは衝動的な言動の発現によるのかもしれません。
      特に、理路整然と計画的に物事を進めなくてはいけない状況下でのストレスは大きく、そういうときに言われた本来ならば悪意のない言葉に傷つき、自己評価が著しく低下、「生きている価値なし」となるのかも。

      ディスレクシアは他の発達障害を併発?していると言われているようですので、私もそうなのでしょうね。
      との結論にたどり着き、ちょっと落ち着きました。
      それならば仕方がない!普通の人とは別のアプローチで対策をとらないと、ですね!

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    3. 横からすみません。
      私もADHDですよ。多分。
      社会生活で困難が無ければ、病名は今でも必要ないんですよね。
      息子も、LD(ディスレクシア)傾向のあるADHDですが、必要になるまで診断名は棚上げしています。

      例えばママ仲間に「天然なちゅら海さんがすき~」なんて、よく寄ってこられるのですが、私は付き合うときつくなって人と線を引いてしまうようで、結局私が相手を嫌ってしまってるようにとられたり・・で、深い人間関係がとても苦手です。
      計画的に物事を進めるのも苦痛・・部屋の大掃除は、やりたくなると夜中でも始めてしまったり・・

      「私はおかしいのかな?」と思うことも多いので、こちらにくると安心します。笑。すみません。
      皆さんにお会いしてみたいです。

      コスモ君の「自分みたいな人に会ってみたい」という発言。よくわかります・・
      大人でもそうですから、コスモ君や息子や世の凸凹のある子供たちが、いろいろな広い人間関係に恵まれて、自分と感覚の合う人に出会えることを願うばかりです・・

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  4. コスモ母です
    数々の無礼、申し訳ありません。
    親として恥ずかしいです。トホホ…。

    この浪人生活で、彼が自信を取り戻したと
    同じように私も自信を得ました。
    もじこ先生の見立てと御指導のおかげです。
    先生に認めてもらえた事が彼にとって
    大きかったと思います。

    今、彼の頭の中は色々な情報や知識がバラバラの
    状態みたいです。
    いつか、繋がる時が来るそうなので期待しつつ
    土台の栄養剤の褒め言葉と、幹となる思考の為に
    問いかけをしていきたいと思ってます。
    思考は言語化しないと育たないと考えますので。

    皆さまの応援で私は励まされました、
    ありがとうございます。
    コスモを通じての出会いに感謝します。
    今後、彼の変化を報告できたらよいのですが
    なにせコスモ、4次元世界に散らばる
    自分の知識や考えを3次元に、
    地球の重力のもと地に足が付けれるか?
    ハラハラしながら見守ります。

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  5. コスモくん、お母さま、近くで支え続けたもじこさん、それぞれのドラマに胸が熱くなります。コスモくん、どんな大学生活が待っているでしょう。本当にいい出会いに恵まれるといいですよね。応援してます。

    5歳下のうちの子も、今のコスモくんと点線でつながっているように思えるところありますけども、ちゅら海さんと同じく、今の姿から受験はとても想像できないです……。

    うちも春休みの学習は5分でギブアップとか、かなりボロボロです。
    「やっぱりぼくは春と夏はあかんわ。今年もだめと思うで」とあっさり(# ゚Д゚) 

    身体の成長がひと段落するまで、春・夏は超低空飛行が続くと覚悟したほうがいいかも。なかなかうまくはいかないです。


    ADHDな知人は身近にけっこう多いです。

    こだわりと思い込みの強いアスペルガーな身内に苦しめられた反動か、わたしはADHDな人の身軽さやのびのびした奔放な雰囲気が好きです。

    配偶者も、長く付き合いのある友人もあきらかにそちら系です。

    彼・彼女らは、周囲に抑圧されて激しく落ち込み、鬱っぽくなることがありますね。そういうときは本当に大変そうです。

    わたし自身はエネルギーの総量が少なく低め安定ですが、だからこそなのか、彼らが調子がいいときも悪いときも、あまり影響されずに付き合えます。

    マイペースなダウナー系の友人はお勧めかもです(^^)

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  6. 春期講習から戻って参りました。数々の無礼をお許し下さい。

    コスモ君のお母様へ・・・改めまして、大学入学おめでとうございます。コスモ君におかれましては、きっとめくるめく新生活の日々をお過ごしと思います。お母様にとっても自信回復につながったのなら望外の喜びです。私にとっても自信回復というか、自己救済だったような気がいたします。

    ADHDのカミングアウトをされた皆様・・・ようこそ(笑)。私も2年前に気付いたのでその腑に落ちた感はよく分かります。
    この手の特性を持つ人は互いに寄せ付け合うそうですが、当ブログはまさにそのような様相を呈しているのですね\(^o^)/。

    みなさま、新学年・新年度もご厚誼たまわりますよう!

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