昨年も当ブログに多くの方にお越し頂き、ありがとうございました。
こんなつたない場所でもそれなりに色々ありましたが、
ここに来て下さる方と建設的な議論ができたことが、とてもありがたいです。
昨年は結局のところ、記事が大幅に減ってしまいました。
何をどう書くのが良いのか、ちょっと迷いの時期に入っているかもしれません。
コメントにお返しする文章力すら時々欠けておりまして…どうかお見逃しを。
リアルでのディスレクシア活動は、さらに盛んに行っています。
今年もいくつかのディスレクシア的プロジェクトを予定しています。
数年越しのものもあり、今年こそは形にしたいです。
何より今年は新年度から、LDの生徒をめぐる法律が大きく変わります。
合理的配慮を学校に訴えていくことが、親的には大きなテーマになりそうです。
今年も当ブログがディスレクシアの有意義な話ができる場になったら嬉しいです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年書いた記事でアクセス数が多かったもの、Top 3と番外です。
第1位
村上春樹、LDを告白!
昨年書いた記事で一番アクセス数が多いのはこれでした。意外や意外。
村上春樹がノーベル賞受賞スピーチで「僕はディスレクシアです」と告白し、
全世界(日本の学校教師含む)にディスレクシアの認知が一気に進む
・・・のが私の夢です(笑)
第2位
プログレスでディスレクシアに英語を教える(1)プログレスのディスレクシア的長所
ミッション系進学校を中心に使われている「プログレス」という教科書は
音声が充実しているので、ディスレクシアに向いている、という内容。
子はその後もゆっくりですが、プログレスで英語の勉強を続けています。
いずれもじこ塾を開業したときは、プログレスで教えたいです(笑)
第3位
LD学会にて:道村式漢字カードの長所、ジョリーの浸透度
記事よりもコメントがすごいことになりました。
(当ブログの昨年の傾向でしたが。ありがとうございます)
そのなかで、私が立てたディスレクシアの仮説:
●ディスレクシアは、音と文字の結びつきに問題を抱えている。
この点は全ディスレクシアに共通である。
●ディスレクシアは、読むのは「視読」
(文字を音に変換せず、文字から直接意味を想起する読み方)
聞くのは「言語の相対音感」
(「あ」という単独の音を聞いて「あ」と特定できない[言語の絶対音感がない]
他の音とのコントラストによってことばの音を把握している)
を優先的に用いている。●ディスレクシアは次の2つのタイプに分けることができる。
1)漢字に問題のないディスレクシア。
このタイプは、相対音感把握力よりも視読力に多く頼っている
(これには、視読力がぶっちぎりに高い場合から、
相対音感力よりもましという程度までが含まれるでしょう)
2)漢字から問題が出るディスレクシア。
このタイプは、視読力よりも相対音感把握力に多く頼っている
(これには、相対音感力が圧倒的に高い場合から、
視読力よりもましという程度までが含まれるでしょう)
●1)のうち、視読力がぶっちぎりに高い人は、隠れディスレクシアになる。
●視読力、相対音感把握力の絶対的な高さ低さと、
両者の「頼りがい」の差によって、ディスレクシアの出方が異なる。
けっこういい線行っている気がするのですが、どうでしょう・・・。
今年はこの説をさらに検証していきたいです。
番外
ディスレクシアは英語構文・文法よりも英単語が苦手らしい
2014年9月の記事なのですが、
2015年に入って「ディスレクシア 英単語」で検索すると上位に出るようになり
アクセス数が増えた記事です。
この記事の主人公、浪人生コスモ君の個別指導の軌跡はこちら→★
ディスレクシアにとって英単語は、本当に覚えにくいようです。
ディスレクシア的には、単語は言葉の単位として少々小さすぎる、
ディスレクシア的には単語は文脈から取り出すことで意味を特定できることも、
コスモ君合格後に改めて知りました。
単語だけ見せて意味を問うような確認テストは、課してはいけなかったのです。
反省。
コスモ君は大学でオーケストラに入り、毎日楽しくやっているようです。
大学には発達支援室があり、定期的に相談に行き、
授業ではサポートを受けているようです。
中学でも高校でも受けられなかったものをついに・・・
先日、彼が楽器を演奏するところを初めて見ることができました。
その様子は水を得た魚というか、野原に放たれた犬と言いますか(笑)
ひょうひょうとしているのは同じですが、自由で生き生きとしていて、
読み書きする姿とは、非常~に大きなギャップがありました。
「1年前の、よれよれになりながら過去問を読んでいた彼に
『大丈夫、第一志望は…だけど、ちゃんと良いようになるから』
と教えてあげたい」と思うと、音楽とあいまって感無量でした(ノД`)
打ち込めるものがあるディスレクシアは強い、
それに好きなように取り組める環境を用意する(たどりつく)のが大事だと
改めて感じた夜でした。


