on dyslexia

ディスレクシア
(読字障害、読み書き障害、失読症、難読症、学習障害、読み書きのLD)について、調べて分かったこと/実践したこと/英語から訳した文章をアップしています。

ディスレクシアとは:
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知能は普通だが、読み書きが苦手(誤字が多い、読み書きが遅い、読み間違いが多い)。
-勉強しているにもかかわらず、読み書きがなかなかできない状態を指す。知的障害ではなく、普通~ギフテッドのあらゆるIQにみられる。
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独創的で、​​対人能力が高い。
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全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力
に長ける。
- ​音と文字の脳内での結びつきが弱いことから起こるらしい
- ​読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい。その理由は、英語のほうが日本語よりも"音の粒"が小さいから​
- ​細​​​​かい聞き間違いがみられるが、音声情報の処理能力は高い
- エピソード記憶が得意。固有名詞などの細かい丸暗記は苦手
- 適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される-
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10人に1人程度いるというのが通説
​。アメリカの調査では3人に1人とも
- 家族性であり、遺伝による​。ただしディスレクシアの表れ方は個人差が大きい



当ブログは、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能である、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要--という立場です。


2013-07-04

のび太は(きっと)ディスレクシア

のび太はディスレクシア(かも)の続きです。

のび太は字(だけ)が苦手ですが、それに加えて独創性・戦略性・正義感・手先の器用さなど、ディスレクシアに多くみられる性質を持っています。


「野比のび犬」が登場するシーンを集めてみました。



『ドラえもん』第15巻「ポータブル国会」


山→山だけでなく、三→三という間違いもしています。
この間違い方はとてもディスレクシア的だと思います。
非ディスレクシアなら、あたりとは間違えると思うのですが。



第23巻「透視シールで大ピンチ」

このあと、出来杉君に「すごく下手くそで特徴のある字」と言われてます。

エピソード全体がとてもディスレクシア的です。


・長音が書けない
・「より」が書けなくなって小さい字で詰めて書く
・「ボールペンシル」という言葉を作ってしまったり
(きっとカタカナが苦手で、うっかり合体させてしまったのでしょう)
・お礼状を書くのが嫌で「よけいな物くれるからだ」とまで言う
・書くのは腰が重いが、出しに行くのはてきぱきやる
・「両方に点があるならまあいいだろ」って・・・(笑)




ドラえもん第8巻「ライター芝居」

このあとのび太はジャイアンとスネ夫を一発で打ち倒す。
「これで町は平和になるだろう」町を去ろうとするのび太。
しずちゃん、のび太を追いかける・・・も、のび犬と手を取り合って去っていく。
ドラえもん「もっと国語を勉強しろよ。のびをのびと書いてある」


おそらくこれが、「野比のび犬」が初登場したシーンだと思われます。

「くだちい」のような、ひらがなの鏡文字は、
身近にいないと思いつかないと思います。

のび太は射撃が得意です。
射撃のときの雰囲気と字の稚拙さとの落差が、とてもディスレクシア的です。






私も子供に言われるまで何十年もずっと、
のび太はバカキャラだとなんとなく思ってました。

でも、ディスレクシアだと思って読むと、
のび太のいいところが俄然光って見えてきます。

この子はなんて独創的で、自分をしっかり持っていて、
へこたれない明るい子なんだろう。
字が正しく書けない=バカだと決めつけるのは、
あまりにも一面的な見方なんだと。

あくまでも仮定の話ですが、もしも藤子・F・不二雄先生が、
ディスレクシア的な子とはこういうものだと分かって、
のび太というキャラクターを造形していたとしたら。
それこそ、何十年も時代の先を行っていたことになります。



そして、
「のび太が世間一般にどういうイメージを持たれているか」は、そのまま、
「ディスレクシアの子が周囲にどう思われているか」、
なのです。

うちののび太、さらには全国ののび太は、
字を覚える苦労以上に、
「自分の名前すら書き間違えるような子は、よほどバカに違いない」
という、世間の決めつけと戦わなくてはなりません。

さらには、字を習う前にはなかったそういう決めつけに
何度も何度もさらされることで、
「自分はよほどのバカに違いない」
と、自分で自分を決めつけてしまうことと戦わなくてはなりません。




3 件のコメント:

  1. のび太の誤字への共感と、そっから広がった考えを記事にしちゃいました。http://konna-nitijo.blogspot.jp/2015/01/blog-post_8.html

    他のだれかの感覚の、呼び水になれたら幸いです。
    と一見もっともらしい言葉を並べながら、がっつりURLを貼り付ける作戦!(爆)
    のび太くんの他には、サザエさんのカツオ君にも似た雰囲気を感じてます。そして彼らのしたたかさには自分が強い共感を覚えています。

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    1. カツオはディスレクシア説!
      それ私も考えたことがあります!

      実はうちのやつは何人かから「カツオ」と呼ばれています(驚)

      そしてサザエさんはADHDですよねきっと。
      買い物しようと町まで出っかっけた~ら♪
      財布を忘れて♪ですもんね。
      私も何度同じことをしたことか(笑)

      この点を検証したくて、
      オールドサザエさんをブックオフで調達したところ、
      実はマンガのサザエさんはアニメよりも粗暴で、
      サザエさんADHD(衝動性タイプ)説をより一層確信したのですが、これも書く時間がなくて…

      紺さんの音文字対応の記事には驚きました!
      来週、峯松先生に会ったときに、紺さんの反応を報告しておきます

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    2. 確かに。サザエさんはいつも走ってるイメージあります。自らの早とちりに「あらやだ」と顔を赤くしてる絵も簡単に浮かびますし!w
      落ち着きのない、というのをあわてんぼう、おっちょこちょい、いたずらっこ、などの言葉で「やれやれ仕方のない子だわ〜^^」で済んでいく雰囲気を感じます。懐が深いというか「そういうもの」と馴染んでる気がします(ただ、藤子先生の言葉でもいじめられた、とあるので実情は大して変わらないのかもですが…)

      そして、わー!!!先生に届くかも、ですと!?

      なんということでしょう。


      ありがとうございます…!!

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