on dyslexia

ディスレクシア
(読字障害、読み書き障害、失読症、難読症、学習障害、読み書きのLD)について、調べて分かったこと/実践したこと/英語から訳した文章をアップしています。

ディスレクシアとは:
- 
知能は普通だが、読み書きが苦手(誤字が多い、読み書きが遅い、読み間違いが多い)
- 独創的で、対人能力が高い。空間把握力、全体像や物事の関係性を把握する能力に長ける。
- 音と文字の脳内での結びつきが弱いことから起こるらしい
- 読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい
- 細かい聞き間違いがみられるが、音声情報の処理能力は高い
- エピソード記憶が得意。固有名詞などの細かい丸暗記は苦手
- 適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される
- 10人に1人程度いるというのが通説

当ブログは、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能である、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要--という立場です。


2013-06-21

下村文科相、長男のディスレクシアを語る

下村文部科学大臣が、ご長男のディスレクシアについて語っています。

もしかして、陳情するチャンスなのでしょうか?!

・長男は筑波大附属小に入るも、3~4年のとき、漢字テストができないのを隠していることを知る
・「怠けている」と叱りながら勉強を教えた
黙って下を向き、ぽろぽろ涙をこぼしていました。私は愚かでした、本当に愚かな父親でした。長男の出していた無言のSOSに気づかなかったのです。後に、漢字書き取りの勉強で真っ黒になったノートを見つけた時、ああ、一所懸命頑張っていたのだなあと、長男に申し訳なくて私はひとり泣きました。

・長男は神経性大腸炎になり、専門家に相談して初めてディスレクシアだと知る
・11歳でイギリスの学校を見学に:

「だいじょうぶか、やっていけるか」と聞いたのです。その答えは「日本で学校に行きたいけれど、ボクの居場所がないんだよね」でした。ガーンと頭をひっぱたかれたようなショックでしたね。偉そうに、政治家として教育問題をライフワークとするなどと公言していた自分が恥ずかしく、情けなくなりました。どのような子供でも受け入れる「教育の多様性」について、本腰を入れて対応しなくてはいけないと、このとき痛感しました。

・ロンドン芸術大学に進学、舞台芸術・ファッションの世界に関心

以上の話は、2枚目の5段目から詳しく書かれています:








ご長男は、ロンドンを拠点とする日本画家だと自己紹介しています。
自由に挑戦している様子が伺えて、とても嬉しくなりました。
http://www.yuhi-shimomura.com/




もし、文部科学大臣に何かお願いができるなら、いまの私は

  • 日本の教育制度にディスレクシアの子の居場所を作ってほしい、具体的には
    • 義務教育の中で、教員が児童をディスレクシアと判断し、普通学級でフォローする仕組みを作ってほしい
    • 教員にディスレクシアについて知ってほしい
    • 高校・大学入試にディスレクシア枠を設けてほしい

・・・とお願いしたいです。


義務教育の普通学級でディスレクシア対応が進むことは、毎日の授業が丸暗記型教育から独創性重視型教育にシフトすることを意味します(ディスレクシアの子は右脳型の、とても独創的な人種だから)。

そのことは、ディスレクシアでない子の独創性も伸ばすことになり、結果として、いま日本の教育に最も必要と言われる、自主性や課題発見能力を持った子を育てることになるでしょう。

また、教室内に多様な才能を認めることは、社会の多様性やキャリアの多様性を認めることにもつながるはずです。レールに乗らなければ他の道はないというような息苦しさ、若者に多く見られるという同調圧力から子供たちを解放することでしょう。

教室に字がめちゃくちゃだけど独創的な子が1人か2人いて、その子の発言や成果物が先生にも同級生にも「面白いね」「こういう見方もあるんだね」と言ってもらえる・・・一日も早く日本中の小学校がそうなることを、切に願っています。


13 件のコメント:

  1. なるほど。。。
    最近急激に学習障害の支援に進展があるなと感じていた理由は ここにあったのかも? ですね。

    中学にもなると なかなか家での時間もなく、
    長期休暇の課題指導しかこまめに見ることができないのですが、
    はっきり学校側に主張したおかげか そこはかとなく支援をしてくれているのかな?と感じる今年度。
    昨年度とは明らかに子供の様子が違います。

    テスト前ですが、今日も数人の居残り勉強をしてきてました。
    部活の勉強会も『絶対参加』の招待状を頂いたようで(^◇^;)。。
    あとは「本人に努力する気がないとダメなんだよ」と言ってます。

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  2. なるほど。そう言われてみれば、新しい担任の先生もLDなるものに理解を示してくれました。担任の間で引き継ぎがあり、スクールカウンセラーも口添えをしてくれたようです。1・2年の担任は非常に厳しかったのを思うとずいぶん変わりました。
    (でも今の担任も、漢字テストの採点方法がかなり厳しいので「理解を示す」といってもう~むなんですけど。。)
    支援はそこはかとないのが何よりですよね!

    この記事を私にくれた人は
    「大臣は首相派なので、靖国よりもLD支援のほうが大切だと納得しなければ動かないだろう」とも教えてくれました。


    あやめさんに読んでほしいものという観点で、時間があるときにつらつらと英文を見ているのですが、なかなかぐっとくるものがなくて。何かあったら真っ先にお知らせしますね!


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    1. そうそう、高校教員の友人とディスレクシアについて話していたのですが、
      その人いわく、博愛主義で賢いクラスメートをディスレクシアの子の担当にして色々教えてもらうようにすると、ディスレクシアの子はモチベーションが上がってかなり学習効果がある、と言っていました。

      良い部活のお友達に出会えてよかったですね!!

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    2. お忙しいのに 心に留め置いてくださって有難うございますm(_ _)m

      居残り勉強は先生指導だったのですが、クラスは違うけれど小学校時代からの賢い友達が
      定期テスト前には勉強を教えてくれていて(と、言う話ですがー?半分は遊び)、
      学校から帰ると勉強道具とゲーム機持って行ってますね~。
      今日は部活友達の所へ。

      確かに“やらなきゃ”という気持ちは創られていっているようで、短時間でも頑張れるようになってきています。
      『勉強』から逃げていた1年生とは違ってきました。
      友達というのは有り難い存在ですね(^^)

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    3. やっぱり中学にもなると友達の力で変わっていくんですね。なんと有り難い。。

      こちらこそ、ご縁をいただきありがとうございます(^o^)

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  3. 矢可部杏子2013年6月25日 14:17

    初めてコメントさせていただきます。

    うちの息子(小3)も一年かけてやっとdysgraphiaだということがわかってきました。
    さまざまなサイトからこのサイトを発掘!した次第です。

    勉強方法などとても参考になります。
    私たちの息子達が入試を迎える頃までには、というか、明日にでも…間にあって欲しい陳情ですね。

    これからもup楽しみにしています。

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    1. 杏子さんはじめまして(^^)
      お越し下さりありがとうございます。

      勉強方法は、ここに載せていない失敗したものもたくさんあります。
      今朝もランドセルの中から隠していた20点のテストが出てきて「みんな出来たけどぼくだけ出来なかった…」「ぼくだってみんなと同じように読める字が書きたいんだよ…黒板の字も写そうとするとむしゃくしゃしてくるし」(そんな、じゃあiPad使えるように頼んでみようか?)「ぼくだけそんなもの使ったらみんなに『ずるい』と言われる」とぽたぽた涙を落とす始末。テストの点ではもう怒ったりはしませんが、まだまだ試行錯誤は続きます・・・。
      とはいえ、暗いだけの子では全然なく、今も男子4人連れてきて狭い家でデュエマしてます。
      (デュエマの字は完全に読めているのでうちもディスグラフィアのほうが強いのかな?などと考えたりしています。)

      ぜひ折々に近況報告+情報交換させて下さいませ。
      質問も答えもきっと、ディスレクシア(ディスグラフィア)に悩むいろんな人の参考になると思います。

      こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします!

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    2. 矢可部杏子2013年6月26日 20:40

      返信ありがとうございました。
      本当に、同じような境遇なので、彼らの涙ぐましい努力、なんとかして軽減させてあげたいとは思うものの、親の欲目が勝ってしまい、勉強させようと躍起になってしまうんですよね…
      日々勉強しようねと言ってしまう自分に反省しながらも、もっと出来るよ、と息子に励ましている私。

      うちの息子もそろそろポケモンからデュエマに移行している最中です。
      かわいそうだけど、友達とカードのようなものを作ったりするのだけれど、カタカナが苦手、拗音や濁点も苦手なので不思議なカードになってしまうので、だんだん人前で書いたものを見せなくなってきています。。。

      今日も音読の宿題(俳句と短歌)と漢字の宿題に苦戦!
      どうやらうちの息子は言葉の意味と理解の不一致があるようで、ひとつの言葉の正確な意味を教えるのに時間と手間がかかるのです。
      俳句の独特なニュアンスは大変な作業で、読みの困難は軽度な息子でもさすがにボロボロです。

      五月からお世話になり始めたLDDXの詳しい検査(テスト?)の中間報告が出るのですが、苦手領域が明らかになっていくにつれて、課題の大きさが見えてきて愕然としています。

      ともあれ、少しでも出来るように手助けしたいと思っています。

      こちらの方も有効なトレーニング法があれば、共有させてください。

      こちらこそ、宜しくお願いします。

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    3. うちの状況にかなり似ていますね…。ご苦労お察しいたします。LDDXとは初耳です。ぜひ今後ともいろいろ教えて下さいませ。

      ディスレクシアの苦手さはすごく多彩なので、私が試して効果的だった方法が杏子さんのお子さんに効果的かは分かりません、が、

      誰とも比べないこと(友達はもちろん、母親自身との子供時代とも。あと、さっき書けた字が今度は書けないのがディスレクシアなので「さっき書けたじゃない」も禁句)、
      できなくても投げ出さずに毎日ちょっとずつ勉強すること、
      母親が大らかであること(私が怒らなくなってから子は劇的に落ち着きました)は大事だと思います。

      デュエマのオリカ、うちもはまってます。
      検索してきた画像をエクセルに貼って、字もいろいろ入力してるみたいです。パソコンで作れば誤字も減るかもしれません?

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    4. 矢可部杏子2013年6月28日 10:51

      母親が大らかであること。。これが最大の課題です(汗)
      ありがとうございます。
      私自身が”できなくても投げ出さずに毎日ちょっとずつ勉強”しなければ。
      身の引き締まるお言葉です。

      パソコンの事、今お世話になっているLDDXの宇野彰先生によると、うちの息子の場合、頭の中で言葉を並べる作業が苦手なようなので(それをテストで調べているのですが…)きちんと並べられるようになってからタイピングを教えましょうと言われているので、まだ大好きなYou Tubeも私や旦那さんの管理下で使用し、キーボードには触らせないようにしているのですが、使えるようになれば劇的変貌するのだろうなぁ。期待です。

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    5. いえいえ大らかになるのは私の課題でもあります…。続きは最新記事のコメントに。

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  4. こんにちは。ねむねむと申します。
    中一の娘がディスレクシアです。小2で広範性と診断され、そのとき目と手の協働に課題があることが指摘され、いろいろと手を尽くしましたが、一向に改善せず・・・。
    小2の日曜日には、毎週5時間かけて漢字テスト(熟語×10問)の練習を泣きながらやっていたのを思い出しました・・・。それだけやっても、20点とか30点とかでしたね・・・。(ほんとに、10回書かせても次の瞬間忘れて書けないんですよね。不思議でした。)

    本人が全く苦痛に思っていない、困っていないというところがあり、漢字のことになると日々バトっていましたが、最近やっとあきらめがついたというか・・・。
    が、そうすると、中学の定期テストでとてもステキな点数を取ってきまして・・。
    またもやこれでいいものかと頭を抱え始めてしまいました。
    (読むのは読みます。本は大好きです。が、漢字が小2レベル。
    今、英単語も同様に書けないということに気が付きました・・・)

    今週、担任の家庭訪問があります。
    そのときに話をしようと思っていますが、ご紹介頂いた記事がいい導入になりそうです。
    学校での協力は正直全く期待していませんが、そういう特徴のある子なんだと理解頂くことがまずは第一歩かなと思っています。

    ipadも持っていますが、英単語の入力とかで使えるツールっていいのないでしょうか?

    こちらのHPを熟読させていただいて、また情報交換させてください。
    よろしくお願いします。

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  5. ねむねむさんはじめまして。お越し下さりありがとうございます。
    女の子のディスレクシアについての記事を訳してみたのでぜひお読み下さい(^^)
    少し前に見つけていたものですが、娘さんの特徴とかなり一致していると思いました・・・!

    英語は、やはり普通の子とは違った勉強の仕方が必要みたいです。日本語より英語のほうが文字体系上ディスレクシアが出やすいというのが定説のようです。来週その勉強会に行ってくるので頑張って報告します!

    下村文科相の記事は、学校と戦うにはすごく有効そうですね!私も来週面談があるので持っていってみようかな・・・
    あと、「読めなくても、書けなくても、勉強したい」
    http://ondyslexia.blogspot.jp/2012/03/blog-post_2524.html
    は、もうお読みかもしれませんが、教員に分かってもらうのに最適な入門書だと思います。

    iPadのことは、英語まで手が回っていないので、もう少し調べてみますね。

    こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします!

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