on dyslexia

ディスレクシア
(読字障害、読み書き障害、失読症、難読症、学習障害、読み書きのLD)について、調べて分かったこと/実践したこと/英語から訳した文章をアップしています。

ディスレクシアとは:
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知能は普通だが、読み書きが苦手(誤字が多い、読み書きが遅い、読み間違いが多い)。
-勉強しているにもかかわらず、読み書きがなかなかできない状態を指す。知的障害ではなく、普通~ギフテッドのあらゆるIQにみられる。
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独創的で、​​対人能力が高い。
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全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力
に長ける。
- ​音と文字の脳内での結びつきが弱いことから起こるらしい
- ​読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい。その理由は、英語のほうが日本語よりも"音の粒"が小さいから​
- ​細​​​​かい聞き間違いがみられるが、音声情報の処理能力は高い
- エピソード記憶が得意。固有名詞などの細かい丸暗記は苦手
- 適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される-
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10人に1人程度いるというのが通説
​。アメリカの調査では3人に1人とも
- 家族性であり、遺伝による​。ただしディスレクシアの表れ方は個人差が大きい



当ブログは、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能である、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要--という立場です。


2014-10-27

オーストラリアのディスレクシア児のお母さんへ

オーストラリア在住の「大和の母」さんからコメントを頂きました→こちら
返信にリンクをたくさん貼ったので、こちらに載せることにいたします。
のコメント欄は特に読みごたえのある体験談が集まっています!
皆様ありがとうございます。)

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はじめまして。オーストラリア在住で、7歳の男の子の母です。6歳の時ディスレキシックと診断されたのですが、読み書きがだめなので学校ではreadingの時間にサポートを受け、speech pathologyに二週間に一回通っています。単語を覚えるというか読む為にこちらではphonicsで学習しています。特にsynthetic phonicsというやり方でやっています。ディスレキシックで無くてもこのやり方でreadingの勉強をするのですが、果たしてディスレキシックにこのやり方が一番なのかはわかりません。
シンセティック・フォニックス
それはまさに当ブログでも推しているジョリーフォニックスのことですね
(ジョリー以外にもシンセティックの流派はあるのかもしれませんが。。)

ジョリーの創設者、Chris Jollyさんに直接質問した時、
「『ディスレクシアの子にはシンセティック・フォニックスこそが有効』が現在主流の考え方なのは知っていましたか?」と言われました。
ですから、そこは安心して乗っかっていってよいと思います!

オーストラリアでもsynthetic phonicsが導入されつつあることは、
ジョリーフォニックスの人たちを通じて聞いてました(→)が、
本当なんですね!ちょっと感動しました。

アデレードの小学校でジョリーフォニックスを導入したら、
ディスレクシア指導にめざましい効果があがった
という動画を紹介したこともあります。
初めて見たとき、5:10過ぎで涙が出ました(T T)



うちでも、進度は本当にゆっくりですが、
ジョリーフォニックスの効果は実感してます
(小3のときにローマ字がまったく入らなかったので)。

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単語も似たような音の単語を聴き分けて正しい単語を選ぶ練習をしたりします。(hat hut, track truck) 聴き分けはネイティブなので勿論日本人の私より出来ますが、単語となると絵を見ながら答えます。
→おお~、これはphonetic awareness(音韻認識)をのばしているのですね。

日本語ネイティブ11歳のうちの子も、絵と字が書いてあったら、
間違いなく絵にしか目がいかないと思います。
それがディスレクシアというものです。。
それでも、訓練をし続ければ、年齢とともにそれなりに字も読めるようになると感じています。

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日本の様に単語を暗記して覚えるのはどうだろうか?とスピーチテラピストに聞くと、まだ七歳だから大丈夫、この方法で完璧とは言わなくても、本が読める様になると言われました。確かに息子は単語を音で発音して読むようになりました。でも書くとなるとスペルがスムースにまだ出てきません。暗号の様なスペルです。やはり読める事と書ける事は別物なのでしょうね。
→いずれは、暗記でも単語を覚えることになるはずです。
フォニックスのルールにあてはまらない単語はたくさんありますし、
(ジョリーフォニックスだと、そのような単語をtricky wordsと呼んでいます)

ジョリー以外に目を転じれば、英単語丸暗記メソッドはあります
(たぶんwhole word approachというのはそういう考え方のはず)
でもそのスピーチセラピストさんは、その方法を採用せず、
あくまでシンセティック・フォニックスに沿ったステップアップを考えているのですね。
すべてを丸暗記せず、自力で未知の単語を読めるようにするための配慮だと思います。
これもちょっと感動してます・・・!

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息子は日本語が第二言語なので週一で補習校に通っていますが日本語を教えるのに四苦八苦しています。今だに平仮名を全部覚えていません。これから難しくなる漢字、九九をどう教えようかと悩んでいます。
→1)英語圏在住、2)日本語特有の習得の難しさ、
そして3)ディスレクシア特有の苦労と、
三重の苦労を抱えていらっしゃるのですね。。

1)英語圏で週1補習校だけだと、ディスレクシアでなくても、漢字を身に着けるのは大変だと思います。英語のパワーが圧倒的ですので・・・。

2)言うまでもなく、日本語の字を覚えるのは大変です。

3)7歳でディスレクシアなら、日本在住でも平仮名を全部覚えていないケースもあると思います。

道村式漢字カードは強力にお勧めです!→こちら
毎日5分などで手軽に出来るので、補習校を補えると思います。
道村先生ならきっと海外発送もしてくれるはず。

その前に、カタカナを入れる必要があります。
それについては、こちらに一度書きました→


私(←算数超苦手、9歳までアメリカンスクール)にとって、
九九は「you're a genius at math!(もじこは算数の天才だね!)」
と誤解されるくらい、絶大な効果がありました(笑)
九九は9の段までしかなく、11と12の段がない分を差し引いても、
周囲の九九のない国の子達よりも計算が速く確実になる効果がありました。

そういえば、うちの子はそろばん教室での週1回の九九暗誦テストと、
そのためにバランスボールに乗ってびよんびよんしながら九九を覚えました。
バランスボールでびよんびよんは体性感覚と関係があるらしく、
一部のディスレクシアの子に効くようです。


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日本ではあんまり知られてないdyslexicについて、日本語を教える際にどうしようかとネットで調べているうちにこちらのブログにたどり着きました。とても興味深く読ませて頂いています。この様な色んな体験談や情報が息子を理解するのにとても役に立ちます。ありがとうございます。
こちらこそ、オーストラリアの人とご縁を頂けてありがたい限りです!

「6歳でディスレクシアの診断を受けて、学校でサポートを受けるのが当然の権利として確立されている雰囲気が伺え、本当にうらやましく思います。

日本では「ディスレクシア」という言葉はまったく浸透しておらず、
「学習障害の一種で」と言うと知的障害やコミュニケーション障害を想像されてしまい、説明に窮するのが現状ですので…。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

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