ディスレクシア専用英語塾「もじこ塾」のブログです。 ●ディスレクシアとは:知能は普通だが、読み書きが苦手(読み間違いが多い、読むのが遅い、書き間違いが多い、読むと疲れやすい)という脳の特性 ●全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力に長ける ●読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい ●適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される ●10人に1人程度いるというのが通説 ●家族性とされるが、ディスレクシアの表れ方は個人差が大きい もじこ塾は、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要、という立場です。

2014-09-01

「中一ショックはきっと克服できる」の続き

「中1ショック」への反応:中1のディスレクシアの子に英語の字をどうやって教えるか?
へのコメントを頂きましたが、お名前が入っていたので、
そこだけ消してここに再掲します。
中一ショックを受けた方に、ぜひ読んで頂きたい内容です!

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こんばんは。
ブログを拝見して、皆さんからの質問に丁寧に答えてらっしゃるんだろうなあ、と感心しております。
覚えてらっしゃいますか、7月の上旬にジョリーフォニックスについて質問をさせていただいた九州の××です。
今日はお礼のメールを送らせていただきます。
こちらのブログからジョリーフォニックスのことを知り、自宅から通える範囲のジョリーフォニックスを教えている英語の先生のところで子供への教え方を習い、夏休みの間、自転車操業で42音を教えました。(完全におぼえきれてないですけど)
教科書はトリッキーワードだらけですし、まだまだ読めない部分も多いですが、でも、少し読めるようになってるんです!
どの単語を見ても、想像もつかない!!!って言っていたのに。
もちろん、I, you,am,are を未だにはっきり覚えていないなど、中1の一学期、この4つの単語はすべての文に使うよ!
って頻度で出てくるのに、覚えていない恐ろしさはあります。
(他にもきりがないくらいありますが)
でも、一行どころか一単語も読めなかったのに、一つ一つフォニックスの音を確認して読んでいる姿は、感動します。
大袈裟ですかね(笑)
普通の子の数倍の努力が必要といいますが、私はつねづね数十倍といっても足りないのでは?
と思っています。でも、真っ暗闇に少し光が見えた気がして私も息子も前向きな気分になれます。
もじこさんが与えてくれた情報と実践記録から私は勇気をもらいました。
こんなに頑張ってる人が、いるんだ!
わたしにも出来る!!
と、思い、頑張れました。
もじこさんのおかげです。本当にありがとうございます。
私も後悔や迷いがまだまだ消えませんがこれからも息子の理解の手助けになれるよう頑張ります。
もじこさん、お子さんと一緒に頑張ってください。
ブログ、ずっと楽しみにしてます。

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もちろん覚えておりますです。
大袈裟ではないですよ(T T)読んでるだけでうるっと来てます(泣き笑い)
ジョリーに出会えて本当によかったですね!
九州でジョリーを教えている人に直接教えを受けることができたのも、ラッキーでしたね。
私も仲間を得て力づけられています。お互い頑張りましょう!

夏休みの山下先生のジョリーのセミナーでは、
上とまったく同じことを言っていた方が何人かいました。
自転車操業でも、中学に入ってからでも、
ジョリーを使えば英語で落ちこぼれずに済むのだと、
10人に1人いるというディスレクシアの子に、ぜひ知ってほしい!

トリッキーワードがなかなか入らない苦労、よく分かります。。
うちも「えっ?1行上にareって書いてあるよね?」
と目が点になることは、しょっちゅうです。。
叱っても無意味なのはもちろんですが、笑ってもいけないようで、
要するに読みに詰まっても大げさに反応してはならず、
さりげなく読み方を教えるのが、一番ありがたいらしいです
(家庭教師君[→弱いディスレクシア]がうちの子にそうしてるのを見て実感しました)

何百回とyou areという表現を見聞きするうちにyou areを覚えれば、
you areが読めるようになるのかも・・・?と今は考えてます。
「読む」という点では邪道ですが、戦略的とも言えます。

文字というのは本来、その音とはまったく無関係な記号。
もし、音を通常の人よりはるかに高次元で認識できる人たちがいたら、
その人たちにとって、現在使われている文字は
『なんでこの音を、こんな意味不明の記号に落とし込むのだ?』
と、まったく理解出来ないに違いない
と、峯松先生がおっしゃっていました。
そのときは弾丸トークに何も返せなかったのですが、
何十回areやweを見ても、初めて見るように首をひねっている子を見ると、
もしかしたらこの子は、常人が理解出来ない次元で、areを見ているのかも・・・と思うこともあります。


語と語の間にスペースを入れられない場合は、
「フィンガースペース」を入れるとよいそうです(by山下先生)

rainもsnailもディクテーションできますが、
文字にするのがすごく、すごくつらい
※写真の向きが変ですみません・・・




1行書いたらぐったりしてます。
胸のあたりを押さえて「ここがむずむずして苦しい」とも。

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