on dyslexia

ディスレクシア
(読字障害、読み書き障害、失読症、難読症、学習障害、読み書きのLD)について、調べて分かったこと/実践したこと/英語から訳した文章をアップしています。

ディスレクシアとは:
- 
知能は普通だが、読み書きが苦手(誤字が多い、読み書きが遅い、読み間違いが多い)
- 独創的で、対人能力が高い。空間把握力、全体像や物事の関係性を把握する能力に長ける。
- 音と文字の脳内での結びつきが弱いことから起こるらしい
- 読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい
- 細かい聞き間違いがみられるが、音声情報の処理能力は高い
- エピソード記憶が得意。固有名詞などの細かい丸暗記は苦手
- 適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される
- 10人に1人程度いるというのが通説

当ブログは、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能である、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要--という立場です。


2014-09-01

多感覚英語学習ツールとしてのスマホ

夏休みもようやく終わり、ここに戻ってくることができました。。

いろいろたまっていることを書いていきたいです。

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最近、スマホを英語学習に取り入れてます。
スマホは使いようによっては、効果絶大の多感覚学習ツールですね!
以下、ディスレクシア的な学習効果を実感している3つの方法を書いてみますが、これ以外にもまだまだ使い道がありそうです。


1) 自分が音読した内容を自分で聞く。

スマホの録画・再生機能を使う方法です。

英語での発信能力を高める一番効果的な学習方法は、
自分で読んだ内容を録音して自分で聞くこと
と、中村俊先生に教えていただき、試したところ・・・

これは、ディスレクシア的には
ただ単に音読した場合よりも、音の定着が非常に良くなる
という効果があります!おすすめです。

まず、録画すると緊張感をもって読むのが、定着に役立つようです。
(↑効果その1)

次の日に、録画を再生しながら、言ってもらいます。



スマホの画面に映したテキストを見ながら、
自分の声にあわせて読んでいるところ。

録音よりスムーズに読もうとするなか、定着率がさらに上がります。
(↑効果その2)




2) 自分の発音をチェックする。

「ウィズダム英和辞典」アプリとスマホ内蔵の音声入力機能を使って、
自分の発音をチェックする方法です。
ウィズダム英和辞典のアプリ:
Androidは→こちら、iPhone/iPadは→こちら

「音声入力機能を使ってスマホの辞書アプリを引く」というのは
翻訳者や通訳の知り合いから
「間違って覚えている単語の発音があらわになる、マゾなw辞書引き方法」
と勧められていて、私も半年ほど前から時々使っていました。


そしてこの方法、ディスレクシア英語学習的には、
正しい発音が体感でき、定着も良くなる、一石二鳥の方法です!

特に、音声入力の認識率を競争すると、がぜん燃えてきます(笑)



「live」とスマホに向かって言っているところ。


1発でliveと認識してもらうことができましたv

liveとleaveは違うことを、ゲーム感覚で体感できます。


こちらはroadの認識競争。
roadが上から何番目に出てくるかを競います。このときは私の負け(笑)

認識したあとは、ウィズダム英和辞典アプリが開きます。

こちらはAndroid版『ウィズダム英和辞典アプリ』の画面。
再生ボタン(青いアイコン)をタップすると、roadの音声を聞けます。

音声入力機能の認識精度を高めるには、Androidの場合は

設定→言語と入力→音声検索→言語で「English」を選択

で、音声入力の言語を「英語」に設定しなければなりません。

これをすると、日本語での音声入力の精度が落ちるのですが・・・
でも、それを補って余りあるほどの学習効果があります!



3) 録音機能をノート代わりに使う。

これは、ディスレクシアの浪人生の個別指導で使っている方法です。
スマホの録音機能を使います(録画でも可)

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彼はディスレクシアなので、英語のことを考えながら日本語を書くのは
普通の生徒以上にとても大変なのではないか・・・と推測しました。

そこで、普通の子なら英文解釈ができたら、訳を書いてもらうところを、
彼には訳を録音してもらうことにしました。


この生徒はiPod touchとガラケーの2台使い。
iPod touchに録音しています。

録音と英文を使って復習し、
英文を見て「この文はこういうことを言っている」
というのがはっきりわかるようになったら、
初めて訳を書いてもらいます。
この順番は、道村式漢字カードとまったく同じです。

一度復習して、英文解釈が完全にできるようになってから、
初めて訳を書いてもらいます。
従来の「英文解釈ができたらすぐに答案を書く」だと
ディスレクシアの子は字を書くことでいっぱいいっぱいになって、
英文の理解にまで頭が回らなくなるようです。
英文解釈を完成した後に答案を書くようにすれば、
英文の理解に集中できるので、ちゃんと英文の知識が定着します。

塾や高校でも、字を書くのがつらい子には、
スマホの録音録画機能の使用を許可してあげるべきだ・・・
と実感しています。
ディスレクシアというのは字の負担を減らし、内容理解に集中させれば、
あっという間に内容を理解できる子たちです。
とにかく、「字にするのは最後」がポイントです。

何を録音・録画すべきかは、教師の誘導が必要でしょう。
録音・録画は、だらだらすると、むしろ逆効果なので。



ディスレクシア浪人生君とのことについては、これからも書いていきます・・・

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